大人オリジナル小説
- シリアルkiller
- 日時: 2012/01/12 16:18
- 名前: 菊茶
はじめまして。
菊茶です。
文章力は皆無ですが、気合で頑張ります。
※多少のグロなどはご了承くださいませ。
- Re: シリアルkiller ( No.7 )
- 日時: 2012/01/17 16:36
- 名前: 菊茶
4話
3日後
「亜麻埜君はさ、高校生活って憧れたりしないの?」
神崎が唐突に質問をしてきた。
「高校生なんかなっても殺しの邪魔なだけです。」
「でも、少しは憧れたりしなかった?」
「いいえ。全くです。」
「ほんのちょっとでもさ…。ほら、あるでしょ?」
「しつこいな。1ミリたりとも思ってないよ!」
なんなんだ。この話。
なんか嫌な予感がする。
神崎は少し悩み、
「社長命令。明日からお前は女子高校生になる。」
予感的中―――――
「な…なんでですか?私が小・中といじめられていたのも知ってるくせに!学校なんて絶対行きたくない!」
私は叫んだ。ヒステリックとも言える。
「理由があるに決まってんだろ?ちょっと座れ。」
そういい近くのソファーを指差す。
なにも言わず座ると事情を話してくれた。
昨日、この「ヤシロコ」に一通の依頼がきたらしい。
「ある男性を殺して欲しい。」
依頼者は20〜30代の女性。
高校の英語を担当しているそうだ。
殺して欲しい相手とはその高校の校長。
その校長と愛人関係にあったらしい。
その後愛人は捨てられた。
だから殺してやる。というよくある依頼らしい。
「そういうこと。分かった?」
事情は分かったが、本題の謎が解けてない。
「なんで私がその高校に行かないと…?」
「言わなかったっけ?うちの会社は『潜入型』なんだよ。」
一言も知らされてませんが。
んで、高校生として潜入しやすいのがこの私と。
「そう。34歳は高校生としては難しいからねぇー。」
「確かに。分かりましたよ。殺しができるなら高校生にもなってやりますよ。」
「さすが亜麻埜君。転校の手続きなどはやっておいたから。
殺しの方法はさておきとりあえずクラスに馴染むよう。」
そう言って高校の制服やら教科書やら出してきた。
「あ、もう一つ。絶対に目立つなよ。殺し屋の掟だからな。
明日早いだろ?もう寝ろ。」
神崎退室。
只今の時刻15時32分。
寝るにしては早すぎるだろ…。
それと、
転校生で目立たない奴なんかどこにいるんだよ…。