大人オリジナル小説
- 署名戦争
- 日時: 2012/05/12 14:14
- 名前: 小豆
おはようございますこんにちはこんばんは、小豆です
初めてこのスレをたてました。
この話を通じて、見えないこととか、どうしようもないこととか、覚悟のないことの恐ろしさを感じていただければ幸いです。
なんて言ってるけど要は愚痴ですよ(=^・^=)
まあそんな暗くもないしいじめでも何でもない、
ちょっと力と頭と覚悟の足りなかった私たちの、一日戦争です。
私たちの、本当にあった、どうしようもない一日の話。
そこに行くまでの私たちと、通り過ぎた後の私たちの日常。
- Re: 今日一日、署名戦争 ( No.2 )
- 日時: 2012/05/12 13:58
- 名前: 小豆
2:恋愛は責任とおままごと
ざー、と凪いだ沈黙の中、一人が腰を上げて前に出る。
本日司会の、神崎である。
去年の今年も、おそらく来年も生徒会をするであろう、一見バカな真面目系男子。
そういえばあの子に告られてたけど、どうなったのだろう。
地味にモテているあたりむかつくのだが。
うだうだ心の中で考えていたのだけれど、結局くだらないことなんですぐに忘れてしまった。
だってそうだろ?
そういうのは、メールやら電話やら
「誰にも言わないでね?」
をお約束に、翌日にはクラス中に知れ渡っている。
中学生で恋愛なんてするもんじゃない。
落ち着いて恋愛なんてできないんだから。
突っつかれて、叩き潰されて、言葉の裏に友達より恋人取るなんて許せないと言われて、ままごとの恋愛にあっという間に冷めてしまうでしょ?
その証拠に一年持ったカレカノなんて聞いたことがない。
ちょっと誰でもいいからイチャイチャしたくなって。
礼儀も忘れてぎすぎすしだしてあっさり別れて。
親しき中にも礼儀あり、じゃないとねえ。
始まった集会の内容をまじめに聞いてるようでキイテないような生徒、
いったい何人いるだろう?
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