大人オリジナル小説
- いじめっ子といじめられっ子と傍観者と偽善者
- 日時: 2012/10/28 17:42
- 名前: はこりんご
はじめまして、はこりんごです!
コメントとかアドバイスしてもらえたらうれしいです。
絶対返事します。
荒らしなどはやめてください。
登場人物
杉沢 夢 (すぎさわ ゆめ)
赤石 栗香 (あかいし りか)
畑井 加奈 (はたい かな)
光達 沙奈 (ひかりだ さな)
渚羽 琴音 (なぎさわ ことね)
高杜河 七海 (こうずか ななみ)
南野 香菜李 (みなみの かなり)
陸野衣 千夏 (りくのえ ちなつ)
プロローグ
>>1
第一章
>>2 >>3 >>4 >>5 >>6
>>7 >>8 >>9 >>10 >>11
>>12 >>15 >>16 >>19
第二章
>>24 >>25 >>28 >>30 >>33
お客様
うさ(。+`・∀・)b様
フレア様
麻衣様
エリア様
灰歌音 麗歌様
エルセ(かの)様
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- Re: いじめっ子といじめられっ子と傍観者と偽善者 ( No.10 )
- 日時: 2012/10/21 02:52
- 名前: はこりんご
今日は頑張って学校に行くことにした。
昨日は休んでしまったが今日は頑張れると思った。
お母さんも一緒だとわかったから__________
「いってきます。」
そう言うとお母さんはにっこりわらい、私の頭をなでた。
私は学校へむかった。
今日は遅刻ではない。
学校に近づくにつれて生徒が増えてくる。
足が動かなくなる。学校に行きたくない。もう、無理。
「あっ!夢ちゃん♪来たの〜?
残念!昨日は夢ちゃんいなくていい1日だったのに☆」
栗香はそう言って、わらっていた。
私は今にも泣きそうだった。
「おはよう」
急に背後から聞こえた声はとても懐かしい声だった。
そう、この声は__________加奈。
私はおどろきを隠せないような顔で振り返る。
しかし、加奈は私にあいさつをしたのではなかった。
栗香におはようと言っていた。
「あっ♪加奈!」
栗香はわらってそう言い。
耳もとで私に小さくつぶやいた。
「私と加奈、親友なんだ♪」
私は絶望した。
学校なんて来るんじゃなかった。
と思った。
結局こうなると言うことはわかっていたはずだった。
しかし、悲しかった。
加奈は栗香たちのところへいったんだ。
私を裏切り。そして、いじめっ子になるんだ。
「あっ!夢。おはよう!」
やさしくてかわいいその声で。昔みたいに加奈はしゃべった。
私は今にも泣きそうだった。悲しみが止まらなかった。
しかし、その声は嘘なのだろう。
加奈も私をいじめるのだろう。
もう限界だ。
「一緒に教室までいこっか♪」
私の手を強く、強すぎて手が真っ赤になるぐらいにぎり、
加奈は教室に入る。
私は自分の席へ座る。
机は落書きでいっぱい。黒板も。
「じゃまでしょ?切ってあげる」
そう言って加奈はいきなり私の髪の毛を切りだす。
息ができないぐらい、苦しかった。
心が痛い。
「いや!」
私はとっさに加奈をつきとばした。
加奈はしりもちをつき、私をにらむ。
それと同時に栗香が手をたたいた。
もう、あれをやることはみんな知っていたらしい。
やることも、これまでよりひどかった。
私を押さえつけると背中に何か固いものをたたきつける。
痛い。しかも。やっているのは加奈。
くるったようなえみで私を何か固い物でなぐる。
「はははははは!楽しい!」
加奈はもうくるっている。
だって。わらってるけど。泣いてるじゃないか。
それでも栗香はたかみの見物。
私はまた、生きている意味を見失った。
栗香は、いじめを楽しんでいるのだろうか?
もし、楽しんでいるのなら。
栗香は本当に人間なのだろうか?
私には、悪魔のように思えた。
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