大人オリジナル小説
- いじめっ子といじめられっ子と傍観者と偽善者
- 日時: 2012/10/28 17:42
- 名前: はこりんご
はじめまして、はこりんごです!
コメントとかアドバイスしてもらえたらうれしいです。
絶対返事します。
荒らしなどはやめてください。
登場人物
杉沢 夢 (すぎさわ ゆめ)
赤石 栗香 (あかいし りか)
畑井 加奈 (はたい かな)
光達 沙奈 (ひかりだ さな)
渚羽 琴音 (なぎさわ ことね)
高杜河 七海 (こうずか ななみ)
南野 香菜李 (みなみの かなり)
陸野衣 千夏 (りくのえ ちなつ)
プロローグ
>>1
第一章
>>2 >>3 >>4 >>5 >>6
>>7 >>8 >>9 >>10 >>11
>>12 >>15 >>16 >>19
第二章
>>24 >>25 >>28 >>30 >>33
お客様
うさ(。+`・∀・)b様
フレア様
麻衣様
エリア様
灰歌音 麗歌様
エルセ(かの)様
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- Re: いじめっ子といじめられっ子と傍観者と偽善者 ( No.30 )
- 日時: 2012/10/21 02:14
- 名前: はこりんご
「そんなことがあったんだね‥‥‥‥」
悲しそうな顔でうつむく琴音ちゃん。
私は胸の痛みを必死にこらえてわらった。
「でも、もう終わったし!大丈夫!」
琴音ちゃんはもっと悲しそうな顔で私を見た。
「本当に?
まだ辛いんじゃないの?
無理しなくていいんだよ。」
琴音ちゃんの優しい言葉に私はまた泣きそうになった。
しかし、私はわらった。
「大丈夫。それより今は‥‥‥‥‥」
「‥‥‥‥?
なに?」
琴音ちゃんは不思議そうに私を見た。
今度は本当の笑顔で私は答えた。
「復讐したいの」
琴音ちゃんは真っ青な顔で私の手をつかんだ。
「な、何言ってるの!?
そんなのダメ!」
今までみたことないぐらいに慌てていた。
「でも、あいつらは私を傷つけた。
私にはあいつらを傷つける権利がある!」
琴音ちゃんは何も言わずに、うつむいた。
嫌われてしまっただろうか?
そうだとしても、私の思いは変わらない。
栗香とそのとりまきと加奈に復讐する。
傍観者と偽善者はどうでもよかった。
私がうらんでいるのはいじめっ子だけだ。
今回、光達沙奈はいじめっ子ではなかった。
だから復讐するつもりはない。
「復讐って、何するの?」
「まだ考え中。
でも、安心して。犯罪とかはしないから」
琴音ちゃんは少しやわらかい表情になった。
「でもね、人を傷つけることはいけないことだよ。
夢もわかってるでしょう?」
琴音ちゃんはやさしくそう言うと私の手をはなした。
「わかってるよ、でも。
こんな理不尽。許せない!
今の世の中いじめがおきても、法律でさばかれるなんてことほとんどない。
そんなの理不尽すぎる。
だから私は、あいつらに復讐するの!」
琴音ちゃんがはなそうとした時、ちょうどチャイムがなった。
「じゃあ。教室に戻るね」
琴音ちゃんは苦笑いで走って行った。
私はゆっくり歩いて教室へむかった。
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