大人オリジナル小説

いじめっ子といじめられっ子と傍観者と偽善者
日時: 2012/10/28 17:42
名前: はこりんご

はじめまして、はこりんごです!

コメントとかアドバイスしてもらえたらうれしいです。
絶対返事します。

荒らしなどはやめてください。




 登場人物

杉沢 夢   (すぎさわ ゆめ)

赤石 栗香  (あかいし りか)

畑井 加奈  (はたい かな)

光達 沙奈  (ひかりだ さな)

渚羽 琴音  (なぎさわ ことね)

高杜河 七海 (こうずか ななみ)

南野 香菜李 (みなみの かなり)

陸野衣 千夏 (りくのえ ちなつ)




プロローグ
>>1

第一章
>>2 >>3 >>4 >>5 >>6
>>7 >>8 >>9 >>10 >>11
>>12 >>15 >>16 >>19

第二章
>>24 >>25 >>28 >>30 >>33




 お客様
うさ(。+`・∀・)b様
フレア様
麻衣様
エリア様
灰歌音 麗歌様
エルセ(かの)様

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Re: いじめっ子といじめられっ子と傍観者と偽善者 ( No.6 )
日時: 2012/10/21 01:30
名前: はこりんご

「ねぇ。あの子‥‥きもくない?」

栗香がとりまきと話している。

少し懐かしい気がするのは
おそらく、夢だからだろう。

そう、あの時の__________

消したくても消せない記憶。
毎日のように見る夢。

「夢。ごめん」

加奈が私にたいして最後に言った言葉。
それ以来、加奈は傍観者になった。

悲しみ、怒り。いろんな感情がこうさして、自分を見失った。

この日から、遅刻が急激に増えた

「おはよう夢ちゃん♪」

栗香は笑顔でそう言いながら手を振る。

その栗香の足下にはビリビリにされた教科書とノート。

最初の方はいじめもこれぐらいだった。
しかし、いじめはやまず。ただエスカレートするだけだった。

「これあげる♪」

笑顔で私の顔にセミのぬけがらを投げて来た時もあった。

「夢ちゃん☆金かして!一万円ぐらい♪」

お金は何回もかした。
合計で十万は絶対にかしただろう。

しかし私にそんなお金はなかった__________
盗んだんだ、お母さんの財布から。

だってお金をわたさないと__________
シツケされるから‥‥‥。

「ありがとね♪夢ちゃん!またよろしく。」

怖い笑顔。
にっこりわらう栗香はとても怖かった。

笑顔でどんなことでもするから。

私が泣いていると栗香は満面のえみで

「どうしたの?」

と言ったことがあった。
すごく楽しそうに。

きっとこれはあの子にとってゲームでしかないのだろう。

私が生と死のはざまに立っていても気にせずにいじめを続ける。
そう。例えるのなら、悪魔だ。

「泣いたらすっごい汚い顔が涙でさらに汚くなるよ〜!」

そう言って、
これでふきなよと言うような顔でぞうきんを差し出す栗香。

その時私は逃げた。
涙を流し、走った。

しかし、翌日__________
シツケが待っていた。

「あんたが悪いのよ。」

そう言って手をたたく栗香。
私を蹴りだすクラスメイト。
泣く私。

その光景は、悲惨だが_____誰も止めようとはしなかった。

傍観者は私をイケニエにしたんだ。
自分たちのために。

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