大人オリジナル小説

櫻の花が咲くまでに〜生きるために必要なこと〜
日時: 2013/02/17 19:29
名前: 蘭藍



どうも〜
本館で知っている方はこんにちは!!
初めて見る人ははじめまして!!

今回は以前書こうと思って挫折してしまったいじめや体罰の話・・・
書いてて以前は
「つらい」
「悲しい」
などといった気持が書く手を妨げました。
でもそれは以前の話。

今は・・・確かにいろいろ気持ちが出できます。
でもたったそれだけで書く手を止めてはいけない。
私は読む人のために書いていました。

本当につらい人に読んでほしい。
これは・・・現実で起こっていることだから。
起こっているというのはいじめや体罰の事。
その人なら、分かるはずだから・・・




〜あらすじ〜
もう前には進まない・・・
そう決めた8人の少年少女。
いじめ、体罰、暴力・・・
彼女たちはその壁を乗り越えたいと望めるか・・・!
そして乗り越えた先にあるのは、櫻の花が咲く日々なのか・・・
それがすぐに沈む冬の太陽なのか・・・
ー奇跡を超えたその先を、君は見ることができるか!!

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Re: 櫻の花が咲くまでに〜生きるために必要なこと〜 ( No.6 )
日時: 2013/04/17 20:25
名前: 蘭藍

★本文★

〜田中太功(たなか たく)〜


・・・親がいなくても、生きて行けれる。
そう思っていたのに・・・

「行ってきます・・・」
誰もいない家に向かって言ってみた。
返事がないのは、当り前か・・・
ー外は雲ひとつない、晴天だった。
嬉しいくらいに晴々していた。
俺の心は・・・雷すらなっていた。

俺の名前は田中太功。
髪は男にしては長いと言われる長さ。
具体的にいえば・・・肩につきそうな感じだろう。
一度友人に
「坊主にしてみたい」
と言ったら、クラスの女子が
「野球少年!!カッコいい!!」
と、言いだした。
それを見てクラスの男子、全員に止められた。
女子の感覚が分からない・・・
俺みたいなのに、バレンタインにチョコを渡すことも、告白してくる奴も・・・
それが俺の事を好きでやっている行為だと気付いたのは、本当に最近だ。だが、俺は人を好きになる自信がない。
その理由が、俺の母にある。

俺が小学三年生の時、両親が離婚した。
そうなる一年前から、俺は悟っていた。明らかに両親が俺に優しくなったからだ。欲しいものは何でも買ってくれた。
最初は素直の喜んだ。だけど・・・
「・・・もう・・・無理よ・・・」
「もう少し待ってくれ!!あと少しで・・・」
「もう沢山よ!!!」
・・・俺は見てしまった。「母」と「父」が「喧嘩」しているところを・・・
その「喧嘩」が、実は「離婚」に繋がる事なんて思いもよらなかった。
ー離婚が成立した時、母は俺に言ったんだ
「お母さんたちね・・・もう一緒にいれないの・・・」
うん・・・知ってたよ。
きっと、俺の顔は冷めていただろう。
「父さんと母さん・・・どっちと暮らしたい?」
父の言葉は・・・それが最後だった。
俺は母に手をひかれ、家を出た。

それ以来、父もあの家も見ていない。
後、母も・・・
母は仕事でいない。
多分、朝の3時からひどいと一週間帰ってこない。
帰ってきても話さない、話す気がない。
あんなのに話しかけられても嬉しくない。むしろ寒気がする。
中学に入りパソコンが置いてあった。
置き手紙もあった。
『これ、使ってください』
言われなくても・・・
そのパソコンを部屋に持っていき電源をつけた。
ふと、友人の言葉を思い出す
「マボ・・・ロバ・・・」
そう、マボロバ。
そのサイトである言葉に、目が行った。
「bullying・・・」
直訳すると・・・いじめか。
ふと、思う。俺はいじめにあっていない。なのになぜ心惹かれたのだろうか?だが、自殺を考えたことがある。
一人だけの生活・・・
この上ない孤独感に押し潰された。心が潰された。

ー気付いたら、サイトの会員になっていた。

月日が流れ、今は多くの仲間がいた。
だけど、まだ心に穴があいている。それを埋めるのが・・・俺の初恋の人なんて、きっと最後になって気付くだろう。













明日書けたら書きます!!!
地味にいろんな人が見てくれてるみたいなので(笑)

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