大人オリジナル小説
- 【オリキャラ】小鳥遊君とサバイバルナイフ【募集】
- 日時: 2015/01/10 11:30
- 名前: すぽんじ
はじめまして、すぽんじと申します。
途中で失踪してしまう可能性が高いですが、見ていただけると嬉しいです。
この小説は、デスゲームをおもにして書いていきます。ギリギリまで追い詰められた少年少女の思いや言葉遣いに気を付けて書いていこうと思っております。
登場人物はそこまで増やしません。多かったら、読者様も覚えにくそうですので…。
武器はそこまで詳しくないので、おかしいところがあったらコメントなどを暮れるとありがたいです。
また、荒らしはやめてください。私自身がそこまで強いメンタルを持っているわけでもないですし、読者様にご迷惑をおかけしてしまうので。
それでは、よろしくお願いします。
「補足」
ただいまオリキャラ募集しています。
オリキャラを貸していただける優しいお方は、下の文をコピーして、【】の中に記入してから投稿してください。
名前【】
性別【】
性格【】
身長、体重(できれば。なくてもおkです)【】
髪型、髪の色【】
瞳の色【】
武器【】
ボイス【】
作者からの質問。
キャラが、死亡するような役でもいいですか?
【】
終わりです。
応募してくれた人数が多い場合(ないと思いますが…)、もしかするとキャラ化できない場合もあります。ごめんなさい…。
- Re: 小鳥遊君とサバイバルナイフ ( No.4 )
- 日時: 2015/01/08 21:09
- 名前: すぽんじ
重たい瞼を開ける。
「あ、蒼!!」
背後から、聞きなれた瑞樹の声がした。
振り返ってみると、椅子に縛られた状態の瑞樹が。
よく見たらみんなも鎖で椅子に縛られていて、俺もだった。
「瑞樹、ここは…」
「説明、聞いただろ?たぶん、無人島の施設だ」
窓1つなく、春には肌寒くも感じる。
そして、みんなの周りをぐるりと囲むように配置された職員。顔が見えないようマスクをしているため、職員かどうかわかりにくいが。
「みなさん、起きたようですね」
キィィン、といやな音が響いた後、あの先生の声がする。
嗚呼、もう聞いただけで気分悪くなる。
「これより、この…時計を付けていただきます」
パンパン、と手をたたくと、周りの職員が一斉に動き出し、時計を渡された。
「食料は、朝に7時。昼に1時。夜に6時に支給します。食料は、この島にいくつか配置されている施設にて。また、その時計は時間を確認するだけでなく、死亡者リストが搭載されています。それと、海から脱走を図った場合、処刑するための爆弾がね」
「ひッ」
誰かが悲鳴を上げた。
でも、それ以上騒ぐ声が聞こえない。きっと、先生の説明でおかしくなっているんだと思う。
「それでは、出席番号順に、武器を支給いたします」
ガチャン、と一番前に座っていた出席番号1番の男子の鎖がほどかれる。
少しためらっているようだが、先生の顔を見た後、逃げるように別室へ向かっていった。
「武器を支給されたらすぐ、逃げようが隠れようがしてください」
きれいな笑顔を見せる。
言っている内容は酷いことばかりなのに、なんて思った。
ぽつぽつと、人数が減っていく。
ついに自分の番号が呼ばれ、鎖がほどかれた。自由になった体を少し動かし、一歩一歩、別室へ進んでいく。
入試試験より、なんか意味の分からない緊張が走った。
ふと瑞樹の顔を見ると、「あとで」と、口を動かすのが見える。
がちゃ、と扉を開けると、顔を隠した職員が2人いた。
「これを」
手渡せたのは、
「サバイバルナイフ」。
ナイフケースから少し取り出してみると、キラリと刃が光った。
本心から、「怖い」と思う。
「スタートの合図があるまで、人を殺してはいけません。殺した場合、処刑です」
ナイフを手渡してきた職員の声は、女性だった。
しかも、よく知っている。俺たちのクラスの副担だ。優しくて、ちょっと美人な先生。
「行きなさい」
でも、そんな面影、今はなかった。
ナイフをケースにしまって、ぎゅっと握った。
一歩、歩き始める。
「…っ、うわ」
外にでた瞬間、そのまぶしさに目を閉じた。
まぶしさに慣れてもう一度開けると、こんど目に映ったのは「森」だった。
どこを見ても、木、木、木…。
「とりあえず、ここで瑞樹まつか」
施設から出た扉すぐのところにある木にもたれかかる。
木のざらりとした感触とか、頬に当たる風だとか、全部今まで感じたことある感触なのに、まるで未知の感覚のようだ。
1人1人と、俺を見て向こうへ走っていく。
と、瑞樹が出てきた。
「あ、瑞樹」
「わり、ありがと」
いつものように少しおちゃらけた表情で、手をふってくる。
「じゃ、とりあえずいこっか」
「おうよ!」