大人オリジナル小説
- 【オリキャラ】小鳥遊君とサバイバルナイフ【募集】
- 日時: 2015/01/10 11:30
- 名前: すぽんじ
はじめまして、すぽんじと申します。
途中で失踪してしまう可能性が高いですが、見ていただけると嬉しいです。
この小説は、デスゲームをおもにして書いていきます。ギリギリまで追い詰められた少年少女の思いや言葉遣いに気を付けて書いていこうと思っております。
登場人物はそこまで増やしません。多かったら、読者様も覚えにくそうですので…。
武器はそこまで詳しくないので、おかしいところがあったらコメントなどを暮れるとありがたいです。
また、荒らしはやめてください。私自身がそこまで強いメンタルを持っているわけでもないですし、読者様にご迷惑をおかけしてしまうので。
それでは、よろしくお願いします。
「補足」
ただいまオリキャラ募集しています。
オリキャラを貸していただける優しいお方は、下の文をコピーして、【】の中に記入してから投稿してください。
名前【】
性別【】
性格【】
身長、体重(できれば。なくてもおkです)【】
髪型、髪の色【】
瞳の色【】
武器【】
ボイス【】
作者からの質問。
キャラが、死亡するような役でもいいですか?
【】
終わりです。
応募してくれた人数が多い場合(ないと思いますが…)、もしかするとキャラ化できない場合もあります。ごめんなさい…。
- Re: 小鳥遊君とサバイバルナイフ ( No.2 )
- 日時: 2015/01/04 20:04
- 名前: すぽんじ
昼。授業の号令を終えると、すぐさま数個のグループに分かれだす。
「蒼ィー、飯食おうぜ」
椅子を引きずりながらやってきたのは、入学早々話しかけてきた「最上 瑞樹」である。
彼は老舗旅館の跡取り息子らしい。そのわりにはなんだかチャラチャラしているけれど。
「ん、おっけ」
俺も鞄から弁当を取り出して、机の上へ広げる。瑞樹も俺の前に座り、弁当を広げた。
「あいっかわらず、女子の視線が痛いねー。蒼君よぉ」
にやにやと笑みを浮かべながら、箸を持つ瑞樹。ちらりと向こう側を見ると、女子グループがこちらを見ていた。
「瑞樹みてんじゃないの?」
「んなわけねえだろ」
弁当に入っているサンドウィッチを1つ取り、口へ運ぶ。
「で、恋人とか作らねえの?」
「…作る気ないな」
「なんで」
「だって、面倒じゃないか?いちいち気を合わせないといけないなんて」
「うっわー、モテ男のいうセリフだわぁ…」
1つ食べ終わったところで、2つ目に。
もごもごと口を動かしながら食べていると、「あ、そうだ」と瑞樹が立ち上がる。
なんだと思っていると、瑞樹が何やら手紙のようなものをもって戻ってきた。
「なに、ソレ」
「俺の下駄箱んとこ入ってた。お前当てのラブレターってやつ?」
「…捨てといてよ」
「それは酷だってばー」
ん、と押し付けられる手紙。しかたないから、と受け取り、鞄へ納める。
読む気はないのだけれど。
それからはいつもの会話だった。部活どうするかだとか、今度遊びに行こうだとか。いつも通り。
ただ…。
「でさ、ぁあ!?」
瑞樹が倒れるまでは。
「…え?瑞樹?」
いきなり倒れた彼がおかしくて、席を立ち上がる。椅子ごと床へ倒れこんだ彼を起こそうとしていると、ふと異変に気付く。
「みん、な?」
さっきまでうるさかった女子の声だとか、全部消えていた。
皆も瑞樹と同じように、倒れている。
「なんだよ、これ…ッ」
と、その時。背後に人の気配を感じ取った。
腕を顔の前に構えて振り返る。
「先生…?」
そこには、さきほど授業で教室を出ていった先生がいた。
「どういうことです…ぁッ!」
ガンッ、と鈍器で頭を殴られる。鈍い痛みとともに、俺は床へ倒れこんだ。
意識が遠のき、体が動かなくなる。
「せん、せ…」
「思い出しましたか?」
先生の声で、現実へ戻される。
怖くなって逃げ出そうとしても、鉄格子によって阻まれているのだ。
「なんで、こんなこと…」
「ああ、そうでしたね。早く言わなければゲームが行えない。…小鳥遊君、あなたが最後ですからね」
「は?」
ゲーム?最後?どういうことだ。
聞きたいことは山ほどあるのだが、ここは先生の言葉を待つ。
「いきなりですが、あなたたちには殺し合いをしてもらいます」
「…は?」
二度目の聞き返し。
意味が分からない。「殺し合い」という言葉の意味が分からなくなって、一瞬思考が停止する。
「この高校の生徒であるのがふさわしいかどうか…、生き残った人のみが、正真正銘、この高校の生徒として認めましょう」
言葉も出ない。
ただ呼吸をして、黙って先生の言葉を聞く。
それが今できることだった。
「高校が用意した小さな島があります。そこであなたたちに武器をわたし闘いあってもらう…簡単でしょう?食料などは、各自支援施設においてあります。海から逃げようとした場合は処刑。また職員に逆らった場合も処刑。期限は…20日間。わかりましたね?」
ここから俺の人生は、どんどん狂い始めたのだ。