大人オリジナル小説
- 大人のゲーム実況をしようか[小説.ver]
- 日時: 2015/12/29 04:53
- 名前: 涙雲
ミナコイでわしのルームで成りをやっている人のみ入ってどうぞ..!!
どんどん書いてってねー!!
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- Re: 大人のゲーム実況をしようか[小説.ver] ( No.12 )
- 日時: 2016/01/02 05:11
- 名前: もんちゃん。
ぷろろーぐ続き。ちょびっとだけ。
↓↓↓↓↓↓↓
『また、会えるといいね』
少し掠れた声が、背を向ける俺の肩を叩く。
何度となく言われたけど、きっと。今回も、これっきりだろうなと思った。
「…うん。そうだね」
また俺は欠片も思っちゃいない嘘をつく。
彼の方に顔を向けると、彼はもうスーツを着終わり、あとは帰るだけの姿になっていて。
まるで何事もなかったかのように。
時間が戻ったかのように。
『これ、ホテル代』
俺の手に握られた三枚の一万円札が、四枚に増えた。
『雨、降ってきたみたいだから。帰りは気を付けて』
そう言い残すと、彼は室内にある精算機の前に立ち、なにやら操作を終えて部屋を出ていった。
薄暗い、煙草の匂いが鼻を掠める一人ぼっちの部屋で、俺はただ天井を仰いだ。
ー本当に、そんな生き方でいいの?
後悔はしないの?
頭の中で、いつか彼奴に言われた言葉が再生される。
ああ、顔合わせればいつもこんなこと言われてたっけ。
その再生される彼奴の声から逃げるように、ベッドそばの機械で有線の音量を最大にした。
「いい訳ないだろ、馬鹿」
俺は、乱れたベッドに仰向けになり
今はいない彼奴に悪態をついた。
ちかれた。ちょびっと頑張った。
また後程
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