大人オリジナル小説

囚われたのはどちら?(R18BL)
日時: 2019/07/06 16:44
名前: ミスキー


能力者を憎いと思う人間×人間には屈しない能力者

その世界では能力者をバケモノと呼びます。
それぞれに名前はありますが、能力者を嫌う人間にとって脅威的存在であることは変わりないのだ。

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Re: 囚われたのはどちら?(R18BL) ( No.5 )
日時: 2019/07/29 10:00
名前: ミスキー

「ちょっと仕置きが必要なんじゃねえの?」

ユウはその場で立ち上がりスタンガンを見ても驚かない。

「俺にそんなものは通用しない」
「ハッ!どうだかな?力の使えないバケモノはただの人間だ。ロボットじゃない、それを証明するチャンスじゃねえか?」
「無粋なやつめ」
「うおおおお!!」

看守はスタンガンを構え、ユウに向かって走る。ユウの首筋目掛けて振りかざすもユウは軽く屈んで躱す。看守は右手から左手へスタンガンを持ち替えて下から上へ振るもユウは見越しているかのように身体を少し傾け掠りもしない。
看守がユウの脚に目をつけた時、ユウの左の拳が看守の右頬を殴る。よろけて後ずさった看守の左手に持っていたスタンガン目掛けてユウは回し蹴りをする。
左手首を強く蹴られ看守の手からスタンガンが遠くへ投げ捨てられる。
回し蹴りをしたことにより、ユウの手首に付けられていた枷に繋がる鎖が絡まるもユウは気にしない。看守はそれに目をつけた。
絡まった鎖を掴んで引き寄せればユウの体勢は簡単に崩れ、ユウの鳩尾辺りに膝で蹴りを入れる。急所でもあり軽く苦しそうな声を出して力の抜けたユウは膝から床に落ち、そのまま気絶する。僅か1分半でついた決着に看守は少なからず体力を削ったようだ。

「ったく、手こずらせやがって・・・拘束の仕方変えなきゃな。攻撃には特化してても反撃をくらうことには慣れてねえってか?それともちっとやりすぎたか?まあいいか」

看守はユウの両手首にある枷を外し、固く厚い枷を取り出す。うつ伏せになったユウの両手を背中へ持っていき、腰の方で両腕を固定したら枷を取り付ける。

「威勢がいいのは嫌いじゃないぜ?そっちの方が燃えんだろ?」

目を覚まさないユウに向かって看守は話しかける、当然返事はない。
背中に回した腕の枷のみ鎖を付けて壁に繋ぎ、両足首の枷も取り外し、鎖ごと回収する。

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