大人オリジナル小説

囚われたのはどちら?(R18BL)
日時: 2019/07/06 16:44
名前: ミスキー


能力者を憎いと思う人間×人間には屈しない能力者

その世界では能力者をバケモノと呼びます。
それぞれに名前はありますが、能力者を嫌う人間にとって脅威的存在であることは変わりないのだ。

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Re: 囚われたのはどちら?(R18BL) ( No.1 )
日時: 2019/07/07 18:35
名前: ミスキー

数十年前、地球には五体のバケモノが存在していた。彼らは容姿は殆ど人間と同じだが感情を持ち合わせていなく、年齢も能力を使わなければ人間同様歳をとるが、能力を使いすぎてしまうと容姿は若返り記憶を少し削る。

バケモノはそれぞれ特質的な能力を持ち合わせていた。
一人は、どんな姿にでも豹変出来て人を人形のように自由に操り記憶の改ざんまで行う、異名カメレオン。
一人は、どんな物でも生み出す創造力と幻覚を使い自然の力を巧みに操る、異名悪魔の妖精。
一人は、火・氷・雷の気候や武器を体内から抽出し操り瞬間移動を行う、異名魔術師。
一人は、どんな物でも破壊する無敵の肉体の持ち主であり重力やそこにある空間を操る、異名殺人サイボーグ。
一人は、生と死を自在に操り壊れた物も一瞬で元に戻し死んだ者も生き返らせる事が出来るその者の目を見ると石化する、異名善人な死神。

それぞれにそれぞれの能力は人間に対して使う時よりは効果が薄く、一体が命を失えば全員が命を亡くす可能性もあった。
五体は共に行動し、人間に詳しくない為に人間の主をつけた。人間の主はバケモノの能力に興味を持ち、興奮と同時にいつか彼らに殺されるかもしれないという恐怖も感じた。
このまま人間の感情を抱く前にいつかは自分から遠ざける選択をすべきだと。

五体のバケモノに力をそれぞれ組み込んだ道具を作るよう頼み込んだ。バケモノ達は特に疑問を抱くわけでもなく、力を合わせて作った道具を主に渡した。
初めは困った人の手助けや救済をしていた主も敵無しの道具を身につければ人間は変わりゆく生き物で、いい気になった主は気に食わない人間を次々にバケモノ達に殺すよう命じた。初めは淡々とこなしていたバケモノ達は人間の感情を理解していくうちに違和感や疑問を抱くようになった。

そして主はある日、一つの国の王を暗殺するようにと言った。
バケモノ達は出来ないと首を横に振った。

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