大人オリジナル小説
- 黒猫の誘惑2l(r18bl)
- 日時： 2022/10/01 01:58
- 名前： 白楼雪
こちらは数年前に私が綴った物語【黒猫の誘惑】の続編【黒猫の誘惑2】のスレです。
色々考えて、続編を綴る事に致しましたが、相も変わらずきっと稚拙な面が多々見られると思います。
それでもお付き合い戴ければ幸いです。
※この作品にはBLR18要素が多く含まれます。
※矛盾点を減らし綴るため、舞台と主になる登場人物を記載しています。
舞台
獣人の世界【朝霧(アサギリ)】
Bar兼仕事の繋ぎ場【朱源(シュゲン)】
主人物
冬木(フユキ)青(アオイ)
茶色い犬の獣人。元は個人で朱源等を通して、裏仕事を受けていた。
武器はナイフが多い。
現在桜夜と公私共に組んでいる。
桜夜(サクヤ)夜(ヨル)
黒猫の獣人。元は個人で朱源等を通して、裏仕事を受けていた。
武器はリボルバー銃を好む。
現在冬木の住居にて同棲をしながら、公私共に組んでいる。
では、再び朝霧の世界に綴りを載せていきましょう。
- Re: 黒猫の誘惑2l(r18bl) ( No.6 )
- 日時： 2022/11/23 06:12
- 名前： 白楼雪
「いや、俺も行くけどさ。たまにはマスターに顔出しとかないとだから」
冬木の言葉に苦笑しながら、桜夜もコーヒー味わい頷く。
彼の言う通り、情報や品の売買から仕事の依頼まで請け負える店には、生業とする側として小まめに顔を出しておくのが基本と言えるだろう。
売買の品も依頼の類いも、常に鮮度と移り変わりを意識しておかねばならず、それ以前に互いの近況報告も重要となるのだ。
朱源の者達には、既に冬木と桜夜が組んでいる事は知られているので、冬木一人で報告に行ったとしてもある程度の信頼は得られるだろう。
長く使っている店だ。冬木一人の信頼も培われている。
それでもやはり桜夜本人が顔を出すのなら、それに越した事はない。
冬木の分からない物事もあるかも知れないのだから、必要性の高い事なのだ。
桜夜の言葉も、それを理解してのものだろう。
「夜から吹雪か。早めに行って、夕刻には帰りたいな」
一足先に朝食を終えた冬木は空になった食器を手に、キッチンへと歩を進めた。
横目で見た黒猫の朝食風景も、もう終わりを見せている。
朱源は表立ってBarとして経営しているが、扱うものを考え基本二十四時間営業としている。
今から仕度を整えると、店には正午前に着いてしまうだろう。
けれど、求めるものが依頼等の二人にとっては何の問題にも成らない。
「ご馳走さまでした!洗い物は俺やるから、先準備してて良いよ」
リビングで食事をしていた桜夜も朝食を終えると、空の食器を片手にゆっくりとキッチンへ姿を現した。
※※※
