大人二次小説(BLGL・二次15禁)

[創作BL]くるくるまわる
日時: 2015/01/18 21:48
名前: 千千坊

はじめまして千千坊と申すものです
初心者です


短編集にしようかと・・・
BL、ML、エロです

いまいちどこまでやったらアウトかわからなくて悩んでおります←


ぱくっと17がもしかR15?かな・・・たぶん←
あところっと23がR18で。ぬるいですが




ぱくっと
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ころっと
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三月記
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Re: [創作BL]くるくるまわる ( No.25 )
日時: 2014/09/20 17:57
名前: 千千坊


「そっか・・・相談したかったのかー」


「・・・先輩、俺の恋実らないんすかね?」



「急に手出すなんてなんかあったのか?」



「・・・実は涼、健さんと友達になったんです」





 先輩がいい笑顔で言い放った。






「あきらめろ」



「うわぁああ!そんないい顔と声で言わんでください!」


「だって当店bPだった健に敵うとでも思ってんのか?」




「思ってませんよ!だから焦っちゃたんですよ!!」



「あー・・・どんまい」



「うぅう・・・」



「あれ、でもノンケさんだろ?よく健と友達やってるな・・・噂されないのか?」



「されまくりですよ、周りでもう涼は食われたとか、淫乱だとか、騒いでて・・・」



「ノンケ君に警告のつもりだったの?」



「うん」



「あー、俺ももお前を狙ってるぞ的な」



「・・・うん、せーんぱーい、どーしよー俺!!」




「悠太は相談相手を間違えたな、丸藤とか山田とかいただろうに・・・」



「わぐっち先輩が一番言いやすかった」



「うれしいですよ、姫。俺を選んでくれて」


「なんで店モード?」


「・・・姫、君を独り占めにしたい」



「・・・ちょ、わぐっちせんぱっ」



 ベッドに押し倒される。耳元でささやく先輩・・・



「ダメかな?・・・震えてるね、怖い?」




「・・・いいえ、結構面白いから」



「んだよ、ときめけー」



「んだよそれ、わぐっち先輩の方が面白いって、」



「・・・冗談じゃないよ悠太」



「・・・先輩?」




 先輩が黙ってしまうから、うつむく顔をのぞきこんで言う。


「先輩?」



「・・・・・き」



「ん?」



「・・・くそ、今のもかわいい」



「え?」


ぶっちゅー
って感じのキス




「・・・言っても信じてもらえなさそうだけど、俺結構遊んでるし、それに悠太片思いしてるし」




 先輩微妙に怒ってる?



「応援しようと思ったけど、俺には無理だわ。それに悠太君は俺のこと結構好きなんだ?遊び相手とか思ってる?遊んでたんだしいいだろって思ってる?」



「ちょっと、先輩?」



 先輩・・・泣いてる?・・・もしかして先輩酔ってる?お酒弱い?だから店で酒出さないのか、なるほど・・・って今は置いといて・・・



「わぐっち先輩、水です、飲んで」



「ありがと。悪い悠太、正直言って俺もお前丸藤のこと好きなんだと思って焦ってた。女と付き合うならあきらめられたんだけど・・・」



「せんぱい俺のこと好きなの?」



「・・・す、」





 そこで止まる。俺が先輩を見続けてたら視線そらされた。




「先輩・・・」



「笑うな!」



「なんであんな恥ずかしい台詞いえるのに」



「それとこれとは違う」



「違うんすね、今日ホントいろんな先輩見れて」



「・・・今日は別に何もしないから安心して俺ん家泊まってけ、ゆーたん」



「・・・はい」



「あーっと、返事別に気にしなくていいから、それと店休むとき連絡入れてくれよ」



「はい。わぐっち先輩」

Re: [創作BL]くるくるまわる ( No.26 )
日時: 2014/12/09 23:19
名前: 千千坊


「どうやら俺は人間でも、獣でもない何者かに成り下がったようだ」



 そう語った彼はいつかと同じように自嘲する。そしてその姿を現した。




「リウ・・・」



 以前見たあの姿とは違い、ほぼ人間であった。僕に近づかず陰から出ただけで立ち止まる。ただ自然と姿を見たいという気持ちから僕が足を踏み出すと彼は驚いた顔で後ずさる。



「・・・エン、俺が気持ち悪くないのか?」



「よく見えない、傍でよく見てもいいか?」



「・・・少し、いや大分怖いな・・・人がこんなに近くにいるのは、もうしばらくぶりのことなんだ」



「僕でも、怖いか?」



「お前だから特に怖い」



「僕はお前なら大丈夫だ」



「・・・・・・」



「寄ってもいいか?」



「・・・ああ」




 一歩ずつ近づきやっと人が人と会話する距離になる。思わず




「久しぶり、リウ」



 呼びかけただけだが彼はまた驚き、その見開いた目を苦しげに細めると涙をこぼした。




「どうした・・・リウ」



「・・・・・・」



「涙もろいのは相変わらずだな、リウは」



「・・・ぅ・・・エン・・・」




 いつの間にか僕の目もうるんでいた。



「!・・・お前まで泣くな・・・涙もろくなったのか?」



「リウが泣きすぎるから」
 



 僕らはそうして森の中で泣いた。





○○○○








「いい!アンコいいよ!やっぱけもみみいいよねぇ!」



「まだリウくんの描写してないけどー?」



「けもみみとしっぽは残ったってことでしょ?」



「あとは牙とか・・・他詳細は今んとこ未定・・・美玲(みれい)はほんとにけもみみすきだよねー」



「もとのアフターストーリーだし、しかももとからファンタジーなのをさらに二次創作するアンコちゃん・・・」



「いやさーなんか二人みてると創作意欲かきたてられるっていうかさ」




 とある高校の教室の窓際、何やら楽しげに話している彼女らの話をなんのとなしに聞いている僕は加藤 鈴。スズという自分の名前が大嫌い、それに似合う容姿でない男の僕は、小さな鈴とは正反対に馬鹿でかい体を椅子に押し込めて机に突っ伏している。





「だって見てよあの二人、何話してるか知らないけど竜一君のあの笑顔」



「笑うと可愛い」



「亜子(あこ)もそう思う?普段無表情だもんねー」





 彼女らの属性を知っているけど特に害があるわけでもないし・・・とつい先ほどまで思っていたけど、前言撤回。どうやらクラスメートで小説や漫画をかいているらしいこと、その登場人物に見当がついてしまった。笑顔が可愛い、長谷竜一(ちょうやりゅういち)くん。彼は実は不登校だった。確か高校一年からで丸一年は一切登校せず、最近また学校に来るようになった。高二の三月、もうすぐ春休みが始まるこの時期にクラスにやってきた。もちろんクラスにはまだ馴染めてはいないが、何人かと笑顔で話すようになった。先程彼女たちが言ったように普段は無表情・・・最初の頃は睨み付けてばかりいる警戒心むき出しのやつだった。そしてその彼と一番仲がいいのは遠藤円(まどか)くん。天パで名前が女っぽいことからからかわれやすいけど、人当たりがよく僕にも話かけてくれる。円が竜一を連れ出した。彼はいいやつの見本みたいなやつだ。



「で、この話のタイトルなんだけど・・・」


Re: [創作BL]くるくるまわる ( No.27 )
日時: 2014/12/09 23:23
名前: 千千坊



「アンコ、決めてないの?」



「そー・・・迷っちゃって・・・一応案はあるんだMM!」



「・・・モンスターから?」



「さっすが、亜子、その通り」



「もんすたーもんすたー?」



「違うわ!それじゃかぶるわ!」



「えーわかんないよー亜子教えてー」



「モンスターマウンテン、ほら原作訳すとマウンテンムーンでしょ、それをもじった」



「あー・・・微妙・・・」



「なんだとー!じゃー美玲が考えてよ!!」



「三月記がいんじゃない?」




 ビビった・・・!僕が考えていたことを美玲ちゃんが言うから、声に出して呟いてしまったのかと焦ってしまった。




「いい!」



「あー・・・でも三月関係あるのあの二人だしな・・・」



「三月にすればいいじゃん描写入れて」



「おっけーちょっとやってみるねー」

Re: [創作BL]くるくるまわる ( No.28 )
日時: 2015/01/05 20:20
名前: 千千坊



 俺は惚れっぽい性格だ。と自分でも思うのだがやめられない。そして決まって叶わぬ恋、禁断の恋?男でも女でもどちらにしたって俺はいつも報われない。


「川口ー寝てないの?」



「うん」



「くまやばいよー、隠れないよー」



「そこはうまくやれメイク担当」



「まあ頑張るよー・・・なあ川口」



「ん?」



「俺にも頼っていいよー」



「んー・・・」



「隣にはいるから」



「・・・まあ頑張るよ」



「俺に頼るのに頑張らなきゃいけないの?」



「丸藤だからな」



「なにそれーへんなのー」



「お前がな」



「ひでえ」



 川口 護(まもる)っていう名前を俺は別に嫌いじゃないけど呼ぶ相手は少ない。俺が呼ばせないから。じゃあ誰がそう呼ぶかってとはるか遠くの田舎の両親と兄の柊一(しゅういち)とあとは恋人と言っていいか疑うほどの短い関係の一部のニンゲン。

 

 あ、悠太が来た。今日休まないんだ、いや連絡もらってないけど。俺を見つけて満面の笑みで少し早足で俺に近づく。俺の方が目をそらしてしまった。丸藤は俺より背が高い、たいていの男は俺より背が高いけど・・・ああ、俺の身体を隠してくれないかなあ。



「おはよーっす」




「ゆーた君!おはー」



「おはよう」





 悠太が俺を見て変な顔をする。




「丸先輩ーわぐっち先輩のメイク濃くないっすか?」



「いいよーこれくらいしても本人気づかないんだから」



「はあ!?」



 慌てて鏡を見ると見事な玉塚歌劇団のメイク。鼻筋が通ってる・・・彫が深い・・・ホントにこいつは・・・!




「まーるー!!」



「だって川口くま気にしてたからさー、うまい隠し方でしょ!」



「ふざけんな!泣かすぞ!!」



「にっげろー」




 丸藤はこうして俺をよく励ます。そうして俺らは友達以上恋人未満の関係を続けている。丸藤とやりたいと思ったことは何度かある。本人に言ったこともある。途中までやりかけたこともある。俺はなぜか途中でいつもできなくなる。何故か。丸藤がそういうやつだからだ。丸藤 剛(ごう)その名に似合わぬ体つきと性格で彼がジャイ●ンと呼ばれていたのはほんのわずかな間だけだった。


 丸藤が誰かと付き合っているところを見たことがない。運良く付き合えた奴がいたとしても、恋人の期間が短いんだろう。もたないんだろうな相手の方が。丸藤だって完璧な人間じゃないけど、一緒にいると自分の悪いところばかり見えてくる。何でも許してくれる丸藤にはきっと神様とやらがついてるのだろう、悪人は近寄りがたい。俺はそんな丸藤と親友とやらをやっている。





「川口先輩、昨日のこと・・・」



「悪い悠太、今ちょっと手が離せないんだ」



「分かりました、またあとで」





 そう言う悠太の顔は特にいつもと変わらなくて、いや犬臭だっけか、それは半端ないが・・・


「川口?」



「・・・」



「川口!なにゆーた君に見惚れてんの!」



「な!違う!!」



「・・・冗談だよ、なに今度はゆーた君なの?」



「・・・はぁ」



「そうなの」




「そう・・・今度はね」




「俺は応援してるよ・・・またいろいろとあるんだろうけど」




「ああいろいろとあるよ」




「おまじない!」




 そういって丸藤はいつものやつをしてくれる。




「ありがと、ごう・・・」


「どういたしまして、まもるくん」



「だから名前呼ぶなってあと今回ちょっと痛かった」


「まもくんも名前呼んだじゃん、文句言わない」




 っていっても、背中に頭おっつけてくれるだけだけどな。石頭の持ち主の剛君は俺の友達。



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