大人二次小説(BLGL・二次15禁)

僕とBLリレー小説をしてくれる方〜!!【募集中】
日時: 2017/01/10 23:27
名前: 夏向

初めまして!夏向です!

暇だったんで、このスレッドをたてさせていただきました。
僕とBLのリレー小説をして下さる方を募集したいと思います!

二次創作でもオリジナルでも構いません!

ただBLでさえあれば。


夏向を通じて話はすべてわけてリレー小説をしたいと思いますので、
ご気軽にご相談ください!!

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Re: 僕とBLリレー小説をしてくれる方〜!!【募集中】 ( No.79 )
日時: 2017/11/12 00:35
名前: 腐猫丸

僕の姉さん、九条灯里は四年前のあの日に消えてしまった。
学校の屋上から飛び降りて、死んでしまった。
此れは、今より少し昔のお話。あの頃の僕は未だ幼くて、今よりずっと愚かだった。

姉さんは僕の父さんの正妻の子供で、僕は愛人の子供だった。姉さんの母さんは姉さんを産んだ後、子宮ガンになって子宮を全摘出したらしい。父さんは彼女を愛していたけど、跡取り息子が必要だからと自分を正当化して僕の母さん、愛人と子供を作った。其れが、僕。

*~*~*~*~

『___なぁーな、はぁーち、きゅぅーう、じゅう!もーいーかぁーい!』
『もういいよー!』
木に額を押し当てていた少年は其の声を聞き、ぱっと輝いた顔を上げ姉を探しに駆け出した。茂みの中、木陰、家の影。然し何処にも姉の姿はありません。
『お姉ちゃん…?お……お姉ちゃぁーん……どこぉ………』
『あ、やだ泣かないでよ雅~。ほら此処よ。上上』
少年…雅は泣きべそをかきながら上を見ると、其処には幹に腰掛け足をぶらぶらと揺らす姉がいた。
『お……お姉ちゃ………』
『ふふっ、驚いた?お姉ちゃんが消えちゃったと思った?』
木から飛び降りて、姉はイタズラっぽく笑い言った。
『ふふっ、お姉ちゃんみぃつけた!』
雅は姉…灯里に抱きついた。それはもう、イタズラが成功した子供の様な顔で。いや実際イタズラが成功した子供なのだが。
『……まさか雅っ…やったなー!』
『きゃーあはははっ』
灯里は雅の脇腹をこしょぐり雅は楽しそうにきゃっきゃっと声を上げた。
誰から見ても、仲の良い姉弟だった。灯里の母が謎の死を遂げるまでは。

灯里の母は昨夜、遺体で発見された。十日前から行方不明で、明日捜索願を出そうと話している所だった。
灯里の母は雅の母に酷い虐めを受けていた。水面下の出来事故に誰も知らず、誰も止められなかった。雅の母の虐めに耐えきれず、灯里の母は四日前、とうとう自殺してしまったのだった。灯里に“ごめんね。愛してたよ”と置き手紙を残して。
『お…お姉ちゃん……?お母さん、どうしたの……?』
『______じゃない』
『え?』
『雅のっ…雅のお母さんじゃない!』
雅は実の母の事は知らされておらず、灯里の母を母だと思い込んでいた。雅だけが知らなかった。
灯里は雅の肩を掴み、滅茶苦茶に振り回した。雅はされるが儘で、バランスを崩し灯里諸共尻もちをついた。
『なんで……なんでなの……お母さん………なんで……私を置いて、逝ってしまったの……!』
灯里は遂に泣きだしてしまった。理由も分からず雅はただ灯里の背中をさすっていた。二人きりで世界に取り残されてしまった様だった。
『私は…私はっ、一人になっちゃった……!』
嗚咽を洩らしながら灯里は言う。一人だ、と。灯里のそんな姿にどうしようもなく悲しくなって、雅は瞳を潤ませた。今にも零れ落ちそうな涙を、雅は唇を噛み締めて堪えた。そして、灯里をひしと抱き締めた。
『お姉ちゃん、ボクが……僕がいる。絶対、絶対に一人にしない。僕が、傍にいるから、だから、泣かないで……姉さん』
その時、その瞬間、僕は姉さんと共に在る事を誓った。

*~*~*~*~

それから少しずつ、僕達は歪んでいった。いや、あの時既に僕達は歪み始めていたんだ。
父さんの後妻として、正式に僕の母さんは九条隆弘の妻になった。あの女にとって姉さんは目障りな存在なのか執拗に姉さんにキツく当たった。姉さんは上手く隠しているつもりの様だったが、僕は知っていた。姉さんの身体が痣だらけになっていた事に。
僕が十三になり、精通を迎えて直ぐの事。僕は姉さんと肉体関係を築いた。汚してしまったのか、汚されてしまったのかは分からない。汚し合いという表現が正しいのだろうけどね。ただ一つ言える。姉さんは既に死んでいた。身体は生きていたけれど、未だ温かかったけれど、既に冷たくなっていた。翌朝、姉さんの身体は漸く、魂に追いついた。

____

暗い話になってしまって御免ね。ホントは話す気無かったんだけど、どうやら俊に感化されたみたいだよ。彼に近付き過ぎるのも考えものだよ。あの子は侵食力が強過ぎる。君も注意してね?
さぁて、無駄話もこれくらいにして、そろそろ本題に戻ろうか。いい加減に僕も疲れたしね。
嗚呼、そう。疲れたんだ。でもね、もうすぐ終わるから。もう、直ぐに。

*~*~*~*~

再び目を覚ますと、もう授業後だった。校庭で野球部が部活に励む声が聞こえてくる。どうやら随分眠っていたようだ。
身体を起こすとズキンと頭が痛んだ。こりゃあ倒れた時に頭打ったかな。あまりの痛さに涙が出てくるよ。
「………って、比喩じゃなくて本当に泣いてるじゃん僕………カッコわる………」
誰かに見られた訳じゃないけど、僕は無性に恥ずかしくて乱暴に目元の涙を拭った。
………俊は……もう帰ってしまったかな……




ヤバい……雅の過去をざっと話したら大変な量に………そして本編はまるで進んでいないという…………まぁ、頼んだ夏!

Re: 僕とBLリレー小説をしてくれる方〜!!【募集中】 ( No.80 )
日時: 2017/11/14 06:57
名前: 夏向


.........やっぱ、来ねえよな。
放課後、保健室に寄ろうと思ったけど、なんか行きづらくて下駄箱で待ってる。
きっとまた寝てんだろうなとか、大体の予想はついてる。
でもやっぱり心配で、5分も経たないうちに、俺は保健室に向かうことにした。
靴を脱ぎ捨てて上履きを乱雑に
置くと、テキトーに履いて保健室へとダッシュ!! といっても保健室は1階だから走るまでもなかったけど。
「九条!!」
「俊......? どうしたの?」
顔色一つ変えず、九条は俺に尋ねた。
九条は保健室のベッドに腰掛けて、外部活の風景を見ていた。
「僕も、本当なら今頃ああやって部活とか青春とか楽しんでたのかな。」
九条は1人、呟くようにそう言葉を発した。答え方もわからず、俺は「そうかもな。」とだけ答えると黙りこんでしまった。
「......なぁ九条。」
しばらくして、俺が口を開く。
俺は九条の隣に腰掛けると、
「俺はさ、何であんなにお前のこと心配してんだろ。お前の家庭の事情とか全く知らねえし、お前に特別何かしてもらったわけでもない。でも、お前があざつくって学校来た時も倒れた時も、すごい...心配になった。何でなんだろうな?」
九条は、俺の話をずっと静かに聞いていた。



よく分からない終わり方ー!
まぁ繋げとくれ。
おなしゃす!!

Re: 僕とBLリレー小説をしてくれる方〜!!【募集中】 ( No.81 )
日時: 2017/11/14 22:45
名前: 腐猫丸

はぁ………僕も帰ろうかなぁ…………
なんとなく俊が来るような気がしてぼんやりとベッドに腰掛けていた。しかし俊の来る気配もなく、もう帰ろうかと考え始めていた………のだがバタバタと廊下を走る音が近付いてきた為にそれも止め、ベッドに座り直した。
「九条!!」
あぁ、やっぱり来たね。ここは一つ揶揄ってやろうと思っていたのに、俊の顔を見て拍子抜けしてしまった。俊は妙に焦った様な、安心した様な、呆れた様な、そんな顔をしていた。
「俊……?どうしたの?」
思わず出た言葉を誤魔化す様に再び視線を表へやった。
校庭の右側は野球部、左側はサッカー部、手前は陸上部。皆汗だくになりながらも楽しそうで、笑顔は輝いていた。
不意に姉の姿が頭に浮かぶ。確か彼女は陸上部だったっけ。小さい時から足が速くて、鬼ごっこはいつも敵わなかった。それがずっと悔しくて、大きくなったら姉さんより早く走るんだって躍起になっていたなぁ………
「僕も、本当なら今頃ああやって部活とか青春とか楽しんでたのかな……」
誰に聞くでもなくポツリと言った。聞き流してくれて構わなかったのに、俊は随分難しそうな顔をしながら「そうかもな」と答えてくれた。なんだか嬉しくて、僕は噛み締める様に息を吐いた。
「……なぁ九条」
暫くの沈黙の後、俊が口を開いた。そして、僕の隣に腰掛けて、続ける。
「俺はさ、何であんなにお前のこと心配してんだろ。お前の家庭の事情とか全く知らねえし、お前に特別何かしてもらったわけでもない。でも、お前があざつくって学校来た時も倒れた時も、すごい...心配になった。何でなんだろうな?」
俊は言葉を選びながら話している風だった。きっと、自分の中でも纏まっていないのだろう。
「何でなんだろうな?」なんて、そんなの僕にも分からないよ。君の事は分からない事だらけなんだ。
「心配……してくれたの?」
僕が意外そうに言うと「当たり前だろ!」と僕の目を真っ直ぐに見て言った。俊のその真っ直ぐな瞳は、時々、僕の目には眩し過ぎるよ……
「僕には……どうして俊が心配してくれたのかは分からないよ。けどね、僕、とても嬉しいよ。俊が心配してくれたのがとても嬉しい。こんな僕の為に心配してくれて有難う」
そう言って、微笑んだ。俊は少し驚いた顔をして「おう…」と照れ臭そうにしながら顔を背けた。
「さてと。僕達は帰ろうか。部活なんてないしね。……………ねぇ俊。僕は、大丈夫だから。何があっても、僕は大丈夫だから。だから、心配しなくていいんだよ」
振り返りざまに言った。口元にはいつもの笑顔を浮かべて。でもね俊。僕の笑顔は、君と出会って随分変わったんだよ?君の前でなら、本当に笑えてる気がするんだ。俊には、分からないかもしれないけれどね。



なんとか繋いだ………しかし何故だ…!何故こんなにも長文になっちまうんだ………

Re: 僕とBLリレー小説をしてくれる方〜!!【募集中】 ( No.82 )
日時: 2017/11/19 17:22
名前: 腐猫丸

あげ~

大丈夫か?またリアルが忙しくなっちまったかな?

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