大人オリジナル小説

自己中人間の観察記
日時: 2010/01/24 15:56
名前: れの

身の回りの自己中人間の観察記です。

・自己中になってしまうのはなぜか
・自己中人間の性質は?

などを、解き明かしていきたいと思います。

登場人物

■レノ ・・・ 実は私。 様々な体験をしている。
      レノの体験を生かし、観察記をここに記す。

■サラ ・・・ 私の最も身近にいる自己中人間。
      パクリで、いじめの標的になったところを、レノに助けられる。

■ミロ ・・・ 小学生時代のいじめの総長的存在。
      今も昔も自己中人間。

■アヤカ ・・・ いじめ大好きっ子。
       もちろん自己中人間。

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Re: 自己中人間の観察記 ( No.83 )
日時: 2010/05/03 09:21
名前: れの

<33ページ目>

近づいたミロの目をあきれたように見つめてから、レノは言った。
「わかってるって・・・。ここに来たのは主に2つの理由から」

「1つは・・・もうすぐ予鈴が鳴りますよ〜、と」
アッ、と言い、ミロ達は慌てて片付けを始めた。
「2つ目は・・・・」
レノはラムと目を合わせた。
「ラムにご挨拶しようと思ってね」
「ご、ごあいさつ・・・??」
そう、と、レノは短くきってから、言った。
「悪かったね。ラムの噂立てたの、私なんだよねー」
「!!?そんなっ・・・」
「でも、嘘の噂は流してない。情報は全部本物だ、そうだね?」
「・・・・・・・ぅン」
それを聞き、レノは少し満足そうに笑った。
「てことは、みんながウザいと思うようなことを、実際ラムはしたわけだ。じゃあ何が悪いか、分かるだろ?」
ラムは、少し考えてから言った。
「・・・・ミロちゃん達。レノも悪い!!こんなのおかしいでしょ!!なんで私がこんな目に会わないとなのっ!!!?」
ミロ達が、キッとラムを鋭く睨んだ。
レノも同じく。
「ミロ・・・これは・・・明日も仕事だね」
「言われなくても」
『ずっといじめても飽きないかもネ!!』

本当は、ミロの暴走を少し止めようと思って来たんだ。
でも・・・・・駄目だ。
ラムは、何もわかってない。

ミロ達に、今日最後の暴力を受けるラムを横目に、レノは静かに用具室を出た。

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