大人オリジナル小説

自己中人間の観察記
日時: 2010/01/24 15:56
名前: れの

身の回りの自己中人間の観察記です。

・自己中になってしまうのはなぜか
・自己中人間の性質は?

などを、解き明かしていきたいと思います。

登場人物

■レノ ・・・ 実は私。 様々な体験をしている。
      レノの体験を生かし、観察記をここに記す。

■サラ ・・・ 私の最も身近にいる自己中人間。
      パクリで、いじめの標的になったところを、レノに助けられる。

■ミロ ・・・ 小学生時代のいじめの総長的存在。
      今も昔も自己中人間。

■アヤカ ・・・ いじめ大好きっ子。
       もちろん自己中人間。

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Re: 自己中人間の観察記 ( No.117 )
日時: 2010/05/20 16:14
名前: れの

<43ページ目>

「じゃあ・・・どうすればいいの!?」
ラムが叫んだ。

泣いていた。

「自分で考えな。・・・・って言っても、分からないだろーから教えてあげるよ。」
レノは一旦そこで言葉を切り、ゆっくりと、諭すように言った。

「周りをよく見て、自分がとっていい行動と、そうじゃない行動とを分ける。仲の良い友達グループが楽しそうに話してたとき、割り込むってのは、おかしいね。

あとは、空気を読む。
今、みんながどんな話をしているのか。ちゃんと、その話題についていく。
いきなり、都合の良い違う話に転換するのは、「逃げ」に等しいんだよ。
最初は、うなずくだけでもいい。
ラムの場合、急に仲良くなれるとは・・・・失礼だけど、ハッキリ言って、ないから。
少しずつ、会話にとけ込めばそれでいい。

最後に、『目立ちたい』という概念を捨てろ。
本当に目立っている人は、影で努力している人なんだよ。
それを、表でぶりっこしてたらなれると思うのは、ものすごい勘違いなんだ。
騒いでたらなれる、ってのも間違いだね。
それは楽しいだけだし、度が過ぎるとみんなドン引きだよ。

あと・・・もう一つだけ。ラムにとって一番大事なコトを、もう一度言うよ。
自慢をやめな。
少しの自慢ならいい。
でも、ラムの話は、自分の自慢と、相手をけなす話ばかりだね?
そんな話、自分がされたらどう思う?
聞く気、ないよね。
・・・・・分かった?ラム」


ラムは泣きながら、それでも懸命に、何度も頷いた。

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