大人オリジナル小説

自己中人間の観察記
日時: 2010/01/24 15:56
名前: れの

身の回りの自己中人間の観察記です。

・自己中になってしまうのはなぜか
・自己中人間の性質は?

などを、解き明かしていきたいと思います。

登場人物

■レノ ・・・ 実は私。 様々な体験をしている。
      レノの体験を生かし、観察記をここに記す。

■サラ ・・・ 私の最も身近にいる自己中人間。
      パクリで、いじめの標的になったところを、レノに助けられる。

■ミロ ・・・ 小学生時代のいじめの総長的存在。
      今も昔も自己中人間。

■アヤカ ・・・ いじめ大好きっ子。
       もちろん自己中人間。

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Re: 自己中人間の観察記 ( No.184 )
日時: 2010/09/18 08:36
名前: れの

<66ページ目>

女子達の絶叫が響き渡る中、ユウリがヒョコヒョコとレノに近づいた。
「ホント、レノってすごいよね〜!相手は大人なのにさ!」
「いや・・・ユウリが他クラスまで手紙を回してくれたからね。ありがと」
ユウリは、レノの感謝を受け、ちょっと嬉しそうに笑った。
「ううん・・・ところで、なんで先生ダマされたの?」

そう。要は『まがいものの食中毒』。
こんな例、起きる確率なんて、ほとんどないのに、大人はみんな信じてしまった。

「簡単だよ・・・食中毒って言っても、軽いものも重いものも個人差があるし、ハッタリも信じやすいんだ。しかも、うちの学校は弁当制。個人で弁当が違うから、一人一人若干症状が違ってもバレない」

レノはつらつらと語った。
「でも、先生らは食中毒にならなかったじゃん。自分がなってないんだから、十分疑ってきたと思うけど」
ユウリの質問は最もだった。
でも、レノはそこまでちゃんと読んでいた。

「先生は全員、職員室に弁当を置いてる。ってことは、クーラーの効いた部屋での保管でしょ?これなら、職員だけ食中毒にかからなかった事の違和感をなくせるってコトさ」

「そっか・・・!先生の立場を逆手にとった、って事だね?」
「いや、そこまで大した事はしてないよ・・・ユウリは私を買いかぶりすぎだって」
ううん、とユウリは首を振った。

「レノはすごいよ。憧れるもん!」

ユウリが言い終わった直後、担任が戻ってきて言った。

「皆さん、今日は5限放下とします!今すぐ終学活の準備をしてください!」

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