大人オリジナル小説

自己中人間の観察記
日時: 2010/01/24 15:56
名前: れの

身の回りの自己中人間の観察記です。

・自己中になってしまうのはなぜか
・自己中人間の性質は?

などを、解き明かしていきたいと思います。

登場人物

■レノ ・・・ 実は私。 様々な体験をしている。
      レノの体験を生かし、観察記をここに記す。

■サラ ・・・ 私の最も身近にいる自己中人間。
      パクリで、いじめの標的になったところを、レノに助けられる。

■ミロ ・・・ 小学生時代のいじめの総長的存在。
      今も昔も自己中人間。

■アヤカ ・・・ いじめ大好きっ子。
       もちろん自己中人間。

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Re: 自己中人間の観察記 ( No.179 )
日時: 2010/09/08 16:01
名前: れの

<63ページ目>

立て続けに生徒が保健室に行き、その中の2名が早退。
ミロの騒ぎは職員の間で、シラクスの騒ぎは生徒の間で大問題を起こした。
騒ぎは他のクラスにも伝染し、その激しさはどんどん増していく。
「こらあ!!騒ぐのは授業の後だ!!」
なんて先生の声もかき消される。

そんな先生の後ろに、レノは近づいた。
「大島先生!」
「れ、レノ!こんな中で冷静なのは君だけだ!なんとかしてくれないか?」
レノは首を横に振った。
そして、緊張感のある表情で大島をじっ・・・と見た。
「先生。これ、ただの健康不良じゃないと思います。」
「何だって!?」
「ミロとシラクスの症状、重度は違っても、似てませんか?」

ミロは眩暈、シラクスは腹痛・・・

大島が少し考えたのと、生徒達がフラついて倒れるのとが、同時に起こった。

「な・・・っ!!?ど、どうした?」
「せんせい・・・頭がクラクラするぅ・・・」
「保健室行ってきます・・・」

大島は、レノのいる方を振り返った。
「何か知ってるのか・・・?」
レノは視線をクラスメートに向けたまま言った。
「そんなの私が知るワケないじゃないですか、先生。でも、予想ぐらいはつきますよね?今年の夏は、記録的な猛暑ですよ。まして、6月は湿度が高い・・・」
そして、無言の大島を見た。

「『集団食中毒』ですよ!!」

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