大人オリジナル小説

自己中人間の観察記
日時: 2010/01/24 15:56
名前: れの

身の回りの自己中人間の観察記です。

・自己中になってしまうのはなぜか
・自己中人間の性質は?

などを、解き明かしていきたいと思います。

登場人物

■レノ ・・・ 実は私。 様々な体験をしている。
      レノの体験を生かし、観察記をここに記す。

■サラ ・・・ 私の最も身近にいる自己中人間。
      パクリで、いじめの標的になったところを、レノに助けられる。

■ミロ ・・・ 小学生時代のいじめの総長的存在。
      今も昔も自己中人間。

■アヤカ ・・・ いじめ大好きっ子。
       もちろん自己中人間。

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Re: 自己中人間の観察記 ( No.62 )
日時: 2010/04/26 10:19
名前: れの

<28ページ目>

「なぁ、ラムの奴、勉強できなくて塾に毎日行ってるんだってよ。」
「そのくせ、成績いっつもビリじゃん。才能ないって、アイツ」

「ラムの好きな人知ってる??4−Bのヒロシだって!」
「うっわ〜、ヒロシ、悲惨だねェ〜!」
「ヒロシって言ったら、校内人気ベスト3に入る程だろ??うっそラムって超高望みじゃん!!」
「それどころか、ヒロシの事好きな女子全員敵に回してさ〜何考えてんだよ!あっははは!!」

「聞いた?ラムのぶりっ子の件。」
「聞いた聞いた!ヤバイよね、猫真似なんてさ。もう幼稚園児じゃないよ〜??って、ユウリが笑ってたよ」

ワイワイ、ガヤガヤ、ギャハハハハ・・・



「・・・・」
もう学年どころじゃない。
学校中全部、ラムの噂ばかりだった。

・・・・・全部、レノが掴んだ情報だった。

「おつかれ〜、レノぉ。よくこんな短期間でここまでやったねェ」
「そう?人の心って、簡単に動くもんだって、いつも言ってるのミロでしょ?」
「くくっ・・・その通りだって。やっぱレノはすごいや。あとはあたしがやる番だね・・・・?!」
「・・・・・ほどほどにしないと、センセー飛んで来るよ」


ミロは笑った。
「・・・分かってる」




ふぅ、と息を吐き、レノは今いる生徒用具室の窓から反対にある4−Cの教室をみた。


誰もいない教室の端っこに、一人だけ、ぽつんと机に伏せっていた。


・・・・ラムだった。


ラムは泣いていた。


昼休み中、ずっと・・・・泣いていたんだ。

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