大人オリジナル小説

麻衣子と麻衣香とお母さん。オリキャラ募集中です!
日時: 2012/02/29 08:05
名前: ミシェル

始めまして、黒猫ミシェルです。
社会問題系小説で書くのは初めてなので、
温かい目で見守ってもらえると嬉しいです(*'-'*)
どうぞよろしくお願いしますヾ(@⌒ー⌒@)ノ

今ままでのお客様

桜日和さん☆

ここあまんずーさん☆

智久さん☆

番凧さん☆

▽♦さん☆

真央さん☆

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麻衣子と麻衣香とお母さん ( No.2 )
日時: 2012/01/20 19:08
名前: ミシェル

《第一話 》

曇った空の雲が流れていく。
少し肌寒い風が、空いた教室の窓から入り、私の肌を撫でていく。

「ねぇ、天野さんて臭くない?」

「臭い臭い!なんか、体洗ってんの?って感じ」

「ヤダぁ〜!」

教室の中央で、私をチラチラ見て来る女子のグループが、私の事を話題に
し喋っていた。そんな事はしょっちゅうで、たいてい悪口だ。
私は、本を握ってた手に力を込めた。

「なんかぁ、本当に姉妹っていうか?」

「天野先輩はぁかっこ良くてぇ、可愛くてぇ、完璧だよねぇ」

「ちょっと、天野先輩なんて言っちゃダメだよ!内のクラスにも、キモい
天野がいんだからさぁ」

「ほーんと、キモいよね。……学校くんなよ!」

ズキッ。
最近は慣れてきた悪口でも、お姉ちゃんの事を言われると胸が痛い。
約束、したのに……。ずっと、仲良しだって。大好きだって。

「うわ、ウザぁ!天野泣いてんよ!!」

「なに一人で泣いてんですか〜?」

「しょうがないって、友達いないんだもん!」

『はははははっ!』

私はもう聞いていたくなくて、教室を出ようと席を立った。
その瞬間、今まで悪口を言っていたグループが、私をグルリと囲んだ。

「なに立ってんだよ!」

「誰に許可とったの?」

「ちょーしこいてんじゃねぇよっ!!」 ガッタァン!

「っ!?」

「こいつビビってるよ!」

ポタ、ポタ……。
私の目から、溜まっていた涙が落ちてしまった。

「やめてくださ…い」

「泣くのがうぜぇんだよ!」 バシッッッ

「きゃぁ!」

さっき私の机を蹴り飛ばした女子が、私の頬を張り飛ばした。
それが合図だったかのように、周りの女子も倒れた私を蹴り始める。

「イタッ!やめて、辞めてくださ……やぁっ!!」

「ははははははっ!!!!」

しまいには髪を引っ張り、床に私の顔を打ち付ける。

「がはっ。コホコホッ!くぅ……っ」

鼻を強く打った為、ツーっと真っ赤な鼻血が垂れてきた。それを見て余計
目をキラキラさせる女子グループ。周りのクラスメイトも、誰も助けてく
れない。中には、ニヤニヤ笑いながら見てくる男子もいた。

「あ〜あ、私の上履き汚れちゃったぁ」

「可哀想!ちょっと、どーしてくれんのよ!?」

「そだ!私の上履き、舐めてよ?」

「えっ?………そんな……………」

「何!?不満なわけ?舐めたら、今日は辞めてやんよ」

「……………………ほんと、ですか?」

前に、私の血で汚れた上履きが突きだされる。
覚悟を、決めた。

「………………」 ペロ……ペロッ

「きゃぁー!本当に舐めた!」

「きたなぁい!!」

「うっ、ヒクッ!ウエッ」

私が鼻血と涙を流し、嗚咽していると、教室のドアが開いた。

ガラララァ……

「麻衣子、いる?」

「あっ!天野先輩!!」

「……お姉、ちゃん?」














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