大人オリジナル小説

私はお姫様、妹は奴隷。
日時: 2012/07/31 15:35
名前: キャンディ
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=6551

私はクラスのお姫様。
何をやっても、皆が、言うことを聞く。
それで、生意気と思った妹を虐めた。
蹴ったり、殴ったり、した。
妹は泣く。涙をぽろぽろ流して。
妹は叫ぶ。助けるものはいない。
こんなに楽しいものだったんだね、「虐め」って…


△第一話 お姫様編 プロローグ△
小説本編 >>1 >>2  >>7 >>8 >>10 >>11 >>12
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Re: 私はお姫様、妹は奴隷。 ( No.12 )
日時: 2012/07/30 13:22
名前: キャンディ

「お腹すいたぁ…」

そういえば、翔子の机をあさっている内に、12時だ。
お昼ごはんを作らねば。
「じゃあ、チャーハンでも作りましょうか。インスタントだけど…」
私はそういって、ぱっぱと4人分のインスタントチャーハンを取り出し、暖めた。
4人分。翔子の分は、無い。
「あんたはご飯抜きよ。」

翔子はとぼとぼと、物置化した自分の部屋に入ろうとした。そのとき。
舞が翔子の手をつかみ、床に翔子を叩きつけた。
「止めて、荷物が汚れてしまうわ。そこで見ていなさい。」
さっすが舞、力は人一倍ある。
翔子が指をくわえて見ている中、私たちはチャーハンを食べ始め、皿洗いを翔子に命じた。すると雪が不意に、
「食べかす、もったいないわね。」

と言った。そして料理は始まった。
「なら、翔子ちゃんにアレンジして食べさせてあげましょう。」
私は、台所にあるいたるものを取り出し、集めた残りかすにブレンドした。

しょうゆ、塩、こしょう、砂糖、七味唐辛子、マヨネーズ、牛乳、ドレッシング、麦茶、片栗粉、オレンジジュース…

すると、臭い臭いドロドロした茶色い物体になり、私たちはそれを翔子に食べさせた。無理やり、口に押し込んで。

「ぐぁ…んぐ、うぇ、ぐ…」
「どう、杏奈ちゃん特製スペシャルスーパーウルトラチャーハンのお味は?お腹空いてたんでしょう…」

もうチャーハンとしての原型をとどめてはいなかったのだけれど。

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