大人オリジナル小説
- 生まれて来なきゃ良かった。【コメ待ってます♪】
- 日時: 2012/08/28 16:05
- 名前: 夕凪☆゛
初めまして。夕凪☆゛(ゆうなぎ☆゛)と申します。
・社会問題系の小説に興味のない方
・私を嫌いな方
・荒らしをしようと考えている方
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☆ルール☆
★荒らしをしないでください。
★中傷的な言葉を使う方、お断りです。
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- Re: 生まれて来なきゃ良かった。【コメ待ってます♪】 ( No.21 )
- 日時: 2012/08/31 15:34
- 名前: 夕凪☆゛ ◆JGlOo5d1iU
「裏切られた…?」
私は不思議でたまらなかった。
なぜこんな綺麗な人が裏切られて、いじめられなければならないのかと。
「うん…。私お兄ちゃんがいて、すっごい成績もよくって運動神経も抜群だったの。
…私なんかと違って。
でね?そのお兄ちゃん、有名な高校に行ってたんだけど、いじめを苦に自殺。
それを知ったみんなは、お前も同じ目に合わせてやるって言っていじめたり、無視してきた。」
「へぇ…。」
私は自分と重ね合わせ、気のない返事をした。
「そん時ね?ずっと友達だと思ってた子にも裏切られて、叩かれたり、蹴られたりしたの。
…しまいには、私の腕をカッターで切りつけてきた。
ほら、この傷がそう。」
沙羅は一気に話すと、私の前に腕を突き出した。
その腕を見て、私は息をのんだ。
痛々しい傷跡。
皮膚が蚯蚓腫れ見たく細く長く腫れ上がっていた。
「もう痛くもかゆくも無いんだけどさ。
これをやられた時のことを思い出すと、心臓がすっごい痛いんだ。」
そう…だったんだ…。
「ねぇ、沙羅。」
「ん?」
「どうやったら、いじめられなくなるの?」
「分かんない。いじめをやめてもらう前に私は学校をやめちゃったから。」
「そう…なんだ。」
私は少しガッカリした。
「ゴメンね?
あ!そだっ!携帯貸して。」
「うん…。」
私は沙羅に携帯を渡した。
「んッ!」
1分もしないうちに沙羅が携帯を返してきた。
「メアド。『サラ』で入れたから。」
「うんっ!!」
私はメアドを交換しただけなのに、とっても嬉しくて涙がこぼれそうになった。
「ありがとッ!」
そして、私はとびっきりの笑顔で笑ってその場を去った。
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