大人オリジナル小説

死んでもいいかい?
日時: 2012/12/04 23:48
名前: カナリア ◆StaIqxr34U

はじめまして‥‥‥‥‥もしくはお久しぶりです。

これまでいろんな名前で小説を書いてきたのですが、
途中であきて完結したことがありません‥‥‥‥なので、
今回はきちんとしようと思いこの小説を書くことにしました。
今回は最後まで書く予定です。
(また途中でやめてしまったらすみません)


*荒らしはご遠慮ください
*人を傷つける書き込みもご遠慮ください
*更新が遅れると思います
*文才などはありません
*コメント&アドバイスは大歓迎です



 プロローグ
>>1

 第一章   いじめ
>>2 >>3 >>4 >>5 >>6
>>7

 第二章   リストカット
>>8 >>9 >>10 >>11 >>12
>>13 >>14 >>15

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死んでもいいかい? 【いじめ】 ( No.4 )
日時: 2012/11/22 20:18
名前: カナリア ◆StaIqxr34U

翌日、いつもより少し早く起きた私は、学校に行きたくないと考えながらもリビングへむかった。まだお父さんは寝ているようで、家はとても静かだった。朝日も出てないような時間でもポストに新聞が入っていた。朝からご苦労様と少し上から目線な考えをしては、新聞に視線を向ける。殺人事件の記事が大きく書かれていたが、その横に小さく、中学生がいじめで自殺した記事が書かれていた。

「同い年か‥‥‥」

他人事のように言ったが、私だって、いつこうなるかはわからなかった。

「なんで、生きてるんだろうな?」

自分に問いかけたが、答えは出てこなかった。いつか幸せだと思える瞬間のため、死ぬときっと誰かが悲しむから、せっかく産まれてきたから。いろんな選択肢があったが、どれも答えとは思えなかった。今の私には、難しすぎる問題だった。
そんなことを考えていると、学校へ行く時間がせまってきた。行きたくはなかったが、仕方ない。私はお弁当を急いで作り、カバンの中へいれた。

「沙夜、もう行くのか?」

今さっき起きたらしいお父さんがそう尋ねてきたので、曖昧に返事をして家を出た。外はとても寒く、家との温度差が激しかった。息はとても白く、空は灰色だった。
私が歩き出すと背後から固く、とても冷たいものがあたった。またか、と思いながらも振り向くとやはり小市叶恵が立っていた。

「プレゼントだよ、受け取って!」

叶恵が差し出した袋に触った瞬間、手が凍ってしまいそうだった。袋の中に入っていたのは、氷だ。それも、袋にいっぱいの。私はその氷を受け取ると叶恵と学校へむかった。登校ルートが同じなのだ。仕方ないと自分に言い聞かせて過ごしてきた。
ふるえが止まらなかったのは、寒かったからなのか、怖かったからなのか、私は気づいていたが、考えなかった。

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