大人オリジナル小説
- 死んでもいいかい?
- 日時: 2012/12/04 23:48
- 名前: カナリア ◆StaIqxr34U
はじめまして‥‥‥‥‥もしくはお久しぶりです。
これまでいろんな名前で小説を書いてきたのですが、
途中であきて完結したことがありません‥‥‥‥なので、
今回はきちんとしようと思いこの小説を書くことにしました。
今回は最後まで書く予定です。
(また途中でやめてしまったらすみません)
*荒らしはご遠慮ください
*人を傷つける書き込みもご遠慮ください
*更新が遅れると思います
*文才などはありません
*コメント&アドバイスは大歓迎です
プロローグ
>>1
第一章 いじめ
>>2 >>3 >>4 >>5 >>6
>>7
第二章 リストカット
>>8 >>9 >>10 >>11 >>12
>>13 >>14 >>15
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- 死んでもいいかい? 【リストカット】 ( No.8 )
- 日時: 2012/11/22 20:58
- 名前: カナリア ◆StaIqxr34U
第二章 リストカット
中学生の頃、私はつねにカッターを持ち歩いていた。それはもちろんリストカット用のカッターだ。しかし、友達にそれがバレると、「水谷梨乃はリスカしてる」といううわさが広まった。
高校生になり、再スタートをした私は、カッターを持ち歩くのはやめた。
しかし、リストカットはまだ続いている。頑張ったらやめれるようなものではないのだ。
少しのことでリスカしてしまう。こんな私をこれからずっと、一生、かくして生きていくのだ。
「‥‥‥‥‥‥なんで、リスカは悪いことみたいに思われるの?」
誰もいない、私1人の部屋でそうつぶやくが、もちろん返事はない。
考えだすと止まらなくなる。そして、やがてカッターをにぎる。こぼれる涙と一緒に赤い血が流れる。
少し時間が経つと後悔するのだ。なんでまたしてしまったんだ、と。
繰り返される後悔と、増えていく傷跡は、いつまでも続くのだろう。
私は涙をふいて、流れる血を止めた。
ケータイには真希からのメール。私は適当に返信すると、大きなため息とともにベットへ倒れ込んだ。
真希とは、親友と言ってもいいほど仲が良かった。しかし、だからと言って、リスカのことを話す気はない。また繰り返したくないのだ。
「‥‥‥‥‥‥結局、私は真希のこと信じてないってことでしょ?」
そうつぶやくと、ゆっくり目を閉じ、そのまま眠った。
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