大人オリジナル小説

死んでもいいかい?
日時: 2012/12/04 23:48
名前: カナリア ◆StaIqxr34U

はじめまして‥‥‥‥‥もしくはお久しぶりです。

これまでいろんな名前で小説を書いてきたのですが、
途中であきて完結したことがありません‥‥‥‥なので、
今回はきちんとしようと思いこの小説を書くことにしました。
今回は最後まで書く予定です。
(また途中でやめてしまったらすみません)


*荒らしはご遠慮ください
*人を傷つける書き込みもご遠慮ください
*更新が遅れると思います
*文才などはありません
*コメント&アドバイスは大歓迎です



 プロローグ
>>1

 第一章   いじめ
>>2 >>3 >>4 >>5 >>6
>>7

 第二章   リストカット
>>8 >>9 >>10 >>11 >>12
>>13 >>14 >>15

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15



Re: 死んでもいいかい? ( No.13 )
日時: 2012/11/29 16:25
名前: カナリア ◆StaIqxr34U

朝、目が覚めると自分の手首を見て、またやってしまったと思った。繰り返される後悔と、傷ついていく私。いつからリスカをしはじめたのか、あまりはっきりと覚えていないが、最初にリスカをした私をひどくうらむ。
パッとカーテンを開け、清々しい朝をむかえたが、私の心にはずっと雲がかかっている。このままだと一生、太陽の光を浴びることは出来ないだろう。
カーテンを開けたまま、私はリビングへむかった。いつもと同じ食パンにヨーグルトを食べる。やはりこのジャムは微妙だと思いながらも、食パンをすべて食べ終えた。今日は何も入っていないヨーグルトをゆっくりと食べると、また自分の部屋へ戻った。
ケータイの着信履歴を見ながら、学校の準備を簡単におわらせた私は、かばんを持って家を出た。
マフラーを出すべきだった、と思いながらも少し早足で駅へむかった。
中学生の頃の友達は、赤のチェックのスカートと、少し大きなリボンが特徴のかわいらしい制服を着て違うホームへ走って行った。
すれちがう時に何も話しかけられなかったのは、急いでいたからではなく、私が嫌いだからだろう。
暖房の効いた電車に乗ると、私はかばんから小説をだして読んだ。最初はまわりの音が邪魔だったが、読んでいると集中し、まわりの音も気にならなくなった。
学校付近の駅につくと、私は小説をかばんの中に押し込んで電車をおりた。外の空気はとても冷たく、さっきまで晴れていた空は雲以外には何も見えない。
大きくため息をついたが、白くなったその息が、どれほど寒いかをものがたっていた。
駅を出ると、学校へ早足でむかった。
教室は、人が密集しているからなのか、外とは温度差があった。
私の机の横には真希の姿が見えた。

「おはよう真希」

「おはよう梨乃」

いつも通りの朝のあいさつのあとは、真希とガールズトーク。中学生の頃憧れていた朝を毎日のように過ごせている。とても幸せだったが、もうこれ以上望まないとまでは、言えなかった。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。