大人オリジナル小説
- 死んでもいいかい?
- 日時: 2012/12/04 23:48
- 名前: カナリア ◆StaIqxr34U
はじめまして‥‥‥‥‥もしくはお久しぶりです。
これまでいろんな名前で小説を書いてきたのですが、
途中であきて完結したことがありません‥‥‥‥なので、
今回はきちんとしようと思いこの小説を書くことにしました。
今回は最後まで書く予定です。
(また途中でやめてしまったらすみません)
*荒らしはご遠慮ください
*人を傷つける書き込みもご遠慮ください
*更新が遅れると思います
*文才などはありません
*コメント&アドバイスは大歓迎です
プロローグ
>>1
第一章 いじめ
>>2 >>3 >>4 >>5 >>6
>>7
第二章 リストカット
>>8 >>9 >>10 >>11 >>12
>>13 >>14 >>15
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- Re: 死んでもいいかい? ( No.14 )
- 日時: 2012/11/29 23:42
- 名前: カナリア ◆StaIqxr34U
あっという間に時間は過ぎ、いつのまにか放課後だった。
今日は寄り道していこうよ。と真希にさそわれ、公園でまったりと暇つぶし中。自動販売機で買った温かい紅茶は少しさめてきた。
「真希、それで話って何?」
そう問いかけると真希は持っているココアを両手で大切そうに持って、少し下を見た。
何か相談があるのか、それともまたライブの話なのか、もしくはリスカがバレてしまったのか。
「梨乃、間違ってたらごめんね‥‥‥‥‥梨乃って‥‥‥‥‥」
不安、緊張、後悔、心配。
「梨乃は、リスカしてるの?」
バレてしまった真実。きっともう隠しきれない。きっともう嫌われた。そう考えるたびに、言葉が出なくなる。涙が出そうになり、ただうつむく。
寒くはなかったのに、なぜか急に震えだす肩。痛くて、痛くて見ることも出来ない手首の傷。
「わ、私は‥‥‥‥私は」
真希は何もしゃべらない。ただ私の返事を待つ。
今すぐ逃げてしまいたい。再スタートできたと思っていたのは私だけだったのだろう。きっと、一生こんなことを繰り返すんだ。
「お願い‥‥‥‥‥‥違うの」
真希は私の肩に優しく手を置いた。
温かいその手が、私のふるえを止めた。
「私は、リスカを‥‥‥‥」
泣きながらも真希にすべてを話すと、なぜかすっきりしたが、不安が消えることはなかった。
キラワレテシマッタ。モウオワッタ。
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