大人オリジナル小説
- 櫻の花が咲くまでに〜生きるために必要なこと〜
- 日時: 2013/02/17 19:29
- 名前: 蘭藍
どうも〜
本館で知っている方はこんにちは!!
初めて見る人ははじめまして!!
今回は以前書こうと思って挫折してしまったいじめや体罰の話・・・
書いてて以前は
「つらい」
「悲しい」
などといった気持が書く手を妨げました。
でもそれは以前の話。
今は・・・確かにいろいろ気持ちが出できます。
でもたったそれだけで書く手を止めてはいけない。
私は読む人のために書いていました。
本当につらい人に読んでほしい。
これは・・・現実で起こっていることだから。
起こっているというのはいじめや体罰の事。
その人なら、分かるはずだから・・・
〜あらすじ〜
もう前には進まない・・・
そう決めた8人の少年少女。
いじめ、体罰、暴力・・・
彼女たちはその壁を乗り越えたいと望めるか・・・!
そして乗り越えた先にあるのは、櫻の花が咲く日々なのか・・・
それがすぐに沈む冬の太陽なのか・・・
ー奇跡を超えたその先を、君は見ることができるか!!
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- Re: 櫻の花が咲くまでに〜生きるために必要なこと〜 ( No.12 )
- 日時: 2013/04/29 14:54
- 名前: 蘭藍
★本文★
〜青木樹理(あおき じゅり)
僕は何もしていない。
ただ相手が・・・
そんな言葉、誰も聞いてくれなかった。
「おいっ!!こいつまだあいつの事好きなんじゃないの?」
・・・違うよ?付き合ってすらいないよ?
「ホモだし・・・どっちでもよくね?」
・・・好きになったのは僕じゃなくてあっちだよ?
そんな言葉も言わせてくれない。
ここは男子中学。
少し珍しいが中高一貫の男子高だ。
唯一の女性は登校中、高校の先生だけ。
男子同士の恋愛もないわけではない。
でもここまで大きくなることはない。大体は流すくらいだ。
ならなぜここまで大きくなったか。
それは少し前に戻る必要がある。
入学後一日もたっていない。
「付き合って欲しい」
年上の現生徒会長に告白された。
特に何も考えなかった僕は
「はい、別にいいですよ?」
・・・その日を境に、僕の生活が一変した。
ー次の日、僕が生徒会長に告白したことになっていた。
「違う!!告白したのは向こうだ!!」
「でも、良いと言ったのはおまえだろ?」
・・・すべてが茶番だったのか?
こういう風に僕を追い詰める為に・・・
いや、そんなわけない!!
生徒会長に相談しに行った。
「取り消してください!!貴方から告白したと彼らに言ってください!!」
すると彼はため息をついて
「君は良いと言ったろう?いまさら変えるのかい?」
「あたりまえでしょう!!」
「俺は君のためにも変えない事をお勧めしよう」
・・・意味が分からない。
変えないで耐えろと言うのか?
「君にとって今の環境はつらいだろう。その点は少しでも改善させよう」
「その改善が本当の事を言うことだと言っているのです!!」
「良いだろう、言ったことにしよう。そしたらこの環境はさらにひどくなるだろう」
「なっ!!」
なんでそうなるのだ?
「考えてみろ。俺は生徒会長、人気が厚い」
貴方にはかなわない。
人望が厚ければ悪いのは僕になる。
なら・・・
僕はすべての罪をかぶった。
パソコンを触っていると小学校からの親友があるサイトの存在を教えてくれた
「マボロバ」
口に出して読んでみると何かを感じた。
霊などではないが・・・
会員制かぁ・・・
入ってみるか。
名前は・・・
以前読んだ本にこんな名前があった
「修兎」
これにしよう
案外安楽的に決めてしまった。が、後悔はしていない。
「僕も幸せになれるかな?」
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