教師と生徒 | 大人オリジナル小説

大人オリジナル小説

教師と生徒: 日時： 2013/07/19 00:44; 名前：牟川 ◆mgGfGI6Kaw; 初めまして、牟川です。シリアス・ダークでイギリスからの使者を書いているものですが、今回新しく新規の小説を書いてみたいと思います。
よろしくお願いします。

早速ですが人物紹介です。

人物紹介

森本　愛羅　（もりもと　あいら）１３歳　中学１年　主人公Ａ
森本　直喜　（もりもと　なおき）故人　　小学校４年の時に自殺を図る
牟方　平筑　（むかた　ひらつく）４３歳　２年前、直喜の担任、現在愛羅お通う中学校の英語教師
道臣　春香　（みちおみ　はるか）１３歳　中学１年　愛羅の友人

坂村　学　　（さかむら　がく）　２５歳　社会科教師　主人公Ｂ
坂村　陽神　　（さかむら　ようしん）故人　学の曾祖父

Re: 教師と生徒　( No.15 ): 日時： 2013/08/12 15:52; 名前：牟川 ◆mgGfGI6Kaw; 第１２話　牟方の人柄　（森本愛羅　目線）

　私は、橋川の家に招かれた。牟方についての話があるそうなのである。

「じゃあ、早速だけど何故私が牟方をいじめてたかを言うね」
「う、うん」
「まず、牟方の態度にイラついていたこと。私の代で見香川財閥は潰れるとか意味不明な事を言ったりね。私が総裁になるとも決まってないのに」

　さすが、牟方だ。嫌味を言ったりすることが彼にとっては趣味なのだろう。現に弟はその牟方の心無い言葉が続いて自殺してしまったのだ。私は当時、牟方の態度について弟のクラスメートたちから聞いた。

「そしてね、ある時私のお爺ちゃんが牟方と言う教師をとことん苦しめろって言われた訳よ。最初は私はお爺ちゃんのその言葉に驚いたよ。だけど、牟方が憎かったのも事実だからね、ああやって苦しめてやった」
「そうなんだ。牟方ってどうしてあんな人なんだろう」
「牟方はある意味恐ろしいよ。私の靴を隠したり、まるでストーカーみたいな男よ」

　牟方は本当に憎い奴だと私は思った。

「話しが変わるけど、私のお爺ちゃんは何かしようとしてるよ。きっとね」