大人オリジナル小説

教師と生徒
日時: 2013/07/19 00:44
名前: 牟川 ◆mgGfGI6Kaw

初めまして、牟川です。シリアス・ダークでイギリスからの使者を書いているものですが、今回新しく新規の小説を書いてみたいと思います。
よろしくお願いします。



早速ですが人物紹介です。

人物紹介

森本 愛羅 (もりもと あいら) 13歳 中学1年 主人公A
森本 直喜 (もりもと なおき)故人  小学校4年の時に自殺を図る
牟方 平筑 (むかた ひらつく)43歳 2年前、直喜の担任、現在愛羅お通う中学校の英語教師
道臣 春香 (みちおみ はるか)13歳 中学1年 愛羅の友人

坂村 学  (さかむら がく) 25歳 社会科教師 主人公B
坂村 陽神  (さかむら ようしん)故人 学の曾祖父 


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Re: 教師と生徒 ( No.14 )
日時: 2013/08/08 01:10
名前: 牟川 ◆mgGfGI6Kaw


 第11話 私は所詮、外の者? (森本愛羅編)



 突然、教師たちがストライキを行ったことに私は驚いた。いや、私だけでなく他の生徒たちもである。最初は皆は帰りになったことで騒いでいたが今はその「帰りになった」原因で驚いていたのだった。

「ちょっと、まずいことになったかも」

 橋川は他の生徒ほど驚いてはいないが、「ちぇ、やってくれたね」と言う感じの表情でそう言った。彼女はそこまで事態を重くは見ていないのだろうか。

「集団でストライキをされると、経営者として全てクビにはできなのよ」
「まあ、そうすれば事業が成り立たなくなったりもするもんね」
「そう、お爺ちゃんは少しミスったようね。それとも私のミスかな? 」

 何だか戦略的なことでもしているのだろうか? 私はそう感じた。

「愛羅ちゃん、今日は暇? 」
「ひ、暇だけど。・・・・どうして? 」
「もし良かったら私の家に来てほしいの。牟方について、貴方には言っておかなくてはと思ってね」
「わ、わかった」

同じ頃、某所。(ここよりナレーション)

「○○、ついに馬鹿で妄想好きの共産主義者の一部がストライキを行ったそうです」
「そうか、もし今が戦時下なら特高警察と憲兵隊でそいつらを殲滅してやりたいところだが、まあ、特高警察と憲兵隊はもう存在しないし、警察で弾圧したら人権団体あたりも便乗しそうだし、何より次の国会の時、野党の日本人民労働者党が大暴れしそうだからここは静観していよう」
「そうですね」


同じ頃、日本人民労働者党本部。

「共産革命の同志たちがついに野蛮で吸血鬼のような資本主義者への反攻作戦を開始したようですね。我ら労働者党も彼らを応援しなくてはね」
「総書記、次の国会ではこの件についてを取り上げられるのですか? 」
「もちろんだ。さあ、ここ日本で偉大なる日本第二ソビエト社会主義共和国を建国させるために我らはまずはあの軍国主義者であるあいつを倒さなければ」



 見香川学園のとある小さな事件がきっかけで、いろいろな団体が動き始めたのであった。言ったでしょう? あれは全ての始まりだって。


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