大人オリジナル小説
- 破壊ノ少年ト修復ノ少女
- 日時: 2014/09/20 01:40
- 名前: 穂逆 深去
生まれてから破壊ばかりするお前に罰を与える。
神はそう、少年へ告げた。
少年への罰はあまりにも過酷なものであった。
「神よ?それではあまりに酷すぎる。少年へ挽回の機会も与えないというのですか?」
少女はそう神にいった。
心底哀れそうに。
それではお前はどうすべきだと思うのかね?
神はそう少女に問いた。
「××××××……×××。」
少女は待っていたかのようにそういった。
……いいだろう。おまえの願い聞きいれよう。
その、言葉に少女は嬉しそうに笑った 少女は、少年のたった一人の友であった。
そんな二人のやりとりを、みている事しか出来ない僕は………。
そのとき二人の少年は、同じことをおもっていた。
その瞳に、どうしようもないやるせなさを宿して。
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- Re: 破壊ノ少年ト修復ノ少女 ( No.12 )
- 日時: 2014/09/27 12:48
- 名前: 穂逆 深去
第2章「修復少女」
「どう、して………?」
「あっ!どうしてこんな所にいるか、ですか?…………私、この山に住んでまして………。」
(いや、なんで死なないの?って思ったんだけど………言える訳ないしなぁ(笑)。)
「僕以外に住んでる人、いたんですね……」
とりあえず、言葉を返してみる。………まぁ、自殺行為見た時点でマトモだとは思わないだろうけど。
僕のそんな発言は、ほっといて、少女は話をどんどん進める。
「あぁ……びしょぬれじゃないですか!家からタオル持ってきます!それまで、上着貸しますんで、あったまってて下さいね!」バッ!!
「…………………」
少女が、走り出していったあと少年は上着を広げながらつぶやいた。
「小ちゃ………、入る訳ないじゃん。……なんか死ぬのバカらしくなっちゃった(笑)」
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