大人オリジナル小説
- 破壊ノ少年ト修復ノ少女
- 日時: 2014/09/20 01:40
- 名前: 穂逆 深去
生まれてから破壊ばかりするお前に罰を与える。
神はそう、少年へ告げた。
少年への罰はあまりにも過酷なものであった。
「神よ?それではあまりに酷すぎる。少年へ挽回の機会も与えないというのですか?」
少女はそう神にいった。
心底哀れそうに。
それではお前はどうすべきだと思うのかね?
神はそう少女に問いた。
「××××××……×××。」
少女は待っていたかのようにそういった。
……いいだろう。おまえの願い聞きいれよう。
その、言葉に少女は嬉しそうに笑った 少女は、少年のたった一人の友であった。
そんな二人のやりとりを、みている事しか出来ない僕は………。
そのとき二人の少年は、同じことをおもっていた。
その瞳に、どうしようもないやるせなさを宿して。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22
- Re: 破壊ノ少年ト修復ノ少女 ( No.11 )
- 日時: 2014/09/27 04:30
- 名前: 穂逆 深去
続きかきます!
仕方なく顔を洗うついでに水を飲みにいく。水道じゃなくて川だが、山だから。
ほどなくして川についた。
さすがに布をはずさないと顔を洗えないので、布をはずす。
ピチャン……………
水面を見つめながら、思う。
このまま、この川に沈んでけば死ねるかな、と。
ずっと不思議だった。なぜ、自分のような存在は生まれてきたのか。
何度も死のうとした。しかし、自分は死が怖かった。自分が消していったものたちのようになるのが、怖かった。でも、今は何だか怖さが薄れていた
こんな美しい川と一体になるのも悪くない。
ビチャン、ビチャン。
足を入れて、腰を川の深い所に突っ込んだ。体中が痺れた。
ーあぁ、やっと死ねるー
そう、思った時だった。
「死んじゃ、ダメです………!」
後ろから声がした。突然の声に思わず少年は振り返って、ーしまったーと思った。
自分の眼を見たものは、例外なく壊れる。それはこの人も例外ではない。
そう、確信したのに。
「そう、です。生きてれば良い事ありますから……。」
少年の眼に映ったその少女は、
怪我一つなく、生きていた。
次回、第2章です!
少年少女の名前は次回、でると思います。お楽しみに!!(でも、遅れるかも)
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22