大人オリジナル小説
- 破壊ノ少年ト修復ノ少女
- 日時: 2014/09/20 01:40
- 名前: 穂逆 深去
生まれてから破壊ばかりするお前に罰を与える。
神はそう、少年へ告げた。
少年への罰はあまりにも過酷なものであった。
「神よ?それではあまりに酷すぎる。少年へ挽回の機会も与えないというのですか?」
少女はそう神にいった。
心底哀れそうに。
それではお前はどうすべきだと思うのかね?
神はそう少女に問いた。
「××××××……×××。」
少女は待っていたかのようにそういった。
……いいだろう。おまえの願い聞きいれよう。
その、言葉に少女は嬉しそうに笑った 少女は、少年のたった一人の友であった。
そんな二人のやりとりを、みている事しか出来ない僕は………。
そのとき二人の少年は、同じことをおもっていた。
その瞳に、どうしようもないやるせなさを宿して。
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- Re: 破壊ノ少年ト修復ノ少女 ( No.18 )
- 日時: 2014/09/29 09:07
- 名前: 穂逆 深去
第3章[昔々の御伽噺]
今回の話は比較的少女目線です。
「まず、互いに自己紹介しませんか…?同じ山に住んでいますし………。」
「(先に言って…頼む。という無言の重圧)」
「あ……えと、私の名前はビリーブと言います。[信じる]という意味だそうです…、母から貰いました。」
「………どうせ、嘘がバレるなら本当の事をいうさ。僕の名はカイ。[壊す]と書いて[壊]だ。自らそう名のっている」
ずいぶん悲観的なんだな、とビリーブは思った。そして
そこも私とそっくりだ、とも。
「あなたの事、あなたの能力は私が10才の時から知っていました。………あなたが人を破壊するたびにないていた事も。」
「……それで?何でビリーブは僕の色んな事を知ってんの。」
「いや、それは…………………」
言える筈が無い。
名前を言われただけで舞い上がっている私の心なんて。
一目見た時から、ずっと好きで、ずーっと目が離せなかったからだなんて。
顔が熱くなるのを感じた。
(あぁ、あの頃に戻りたい………。)
私があなたを嫌っていたあの頃に。
よっしゃ!名前初だし!
ラブコメ展開にはしってやんぜ★
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