大人二次小説(BLGL・二次15禁)

おそ松さん短編集※カラおそ多め
日時: 2017/06/24 07:07
名前: やさいとう ◆FAS13rNj8M

おそ松さんの短編集ですーっ

更新は遅いと思いますがどうぞよろしく。

R18はいくかもです。。。

紅松、末松、長兄松好きです!
誤字脱字は暖かくみてやってください。

もくじ(長編&そのオマケの短編、供養したものばかり、わけあってもくじに載せてないものあり)

カラおそ カラ松が片思いこじらせてる話。(誤字直してない)
>>2
>>3
>>4
>>8

おそトド 無自覚両片思い。(バグったまま)
>>9
>>12
>>13
>>14
>>15
>>16
>>17
>>18

カラおそ 俺が苦手とするセンセー。R15位
>>23
>>24

カラおそ 夏恋は馬鹿がひく。(もういっこありますが、それは置いときます)供養
>>25
>>27
>>28
>>31

カラおそ 俺を兄貴扱いしない弟。R18(もういっこありますが、それは置いときます)供養
>>37
>>38

カラおそ 飽き性な俺を夢中にさせて。(ほぼカラおそじゃないです)供養
>>40

カラおそ お願いします襲ってください。R18供養
>>43
>>45
>>46
>>47
R15仕上げver
>>99


おそトド(あつトド) ずっとずっと、前から。R18 続きたい・・
>>48
>>49
>>54

カラおそ 朝露を浴びた花。
>>55
>>56

もくじ(短編)

作成中です

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Re: おそ松さん短編集※カラおそ多め ( No.64 )
日時: 2016/11/06 14:16
名前: やさいとう

カラー(マフィアカラ×お嬢様一)

箱の中の天使はもういない。



 僕の家では、昔から女も男も女として生かされるそんな風習があった。いや、ある。なんでかなんて覚えていない。確か、僕らの先祖である者たちで男だけはどんどん不幸になっていったから…そんなことを昔習った気がする。そんなのどうでもいいけど。
 使用人からは「お嬢様」と呼ばれ、踊りや料理を学ばされ、この真っ白の箱の中で女として育てられてきた。今日も窓からぼうっと外を眺めていた、そのとき。
「きゃあああああああ!!!!」
 そんな耳をつんざく悲鳴が聞こえ、かばりと体を起こした。その刹那、扉が開かれる。
「お嬢様!!お逃げください!!」
「な、なにが起こったんです…?」
「今、この国有数のマフィア、が」
 そこまで言って、メイドはどしゃりと床に崩れ落ちた。そしてその後ろから現れた男。そいつは手にナイフを持ち、青色を帯びた瞳でこちらを真っ直ぐと見据えている。そして、僕に近づいてきた。
 持っているナイフからは真っ赤な血を垂らしていた。
「…」
「逃げないし、悲鳴もあげないんだな?」
「うぐっ…!」
「…まあ、都合がいいが。」
 そいつが僕の首に手をかけ、ギチギチと締め上げる。僕は、その手に手をそえて、ゆっくりと目を閉じた。

「…殺して。」

 ずっとずっと、逃げたかった。この真っ白な箱から。今日初めて見た赤、青、どれもすごく綺麗で、僕は今のまま死ねたら幸せなんだとも思えた。そうすると、男の力が緩んで、僕の首を離した。
「…お前、男だな」
「…うん」
 ツツ、と男の指が僕の喉仏をなぞる。
「ああ、そっか…ここは…」
 男は何かをぼそりと呟いた後、そいつは僕に手を伸ばして
「お前、外の世界は見たくないか?」
 と言った。
「…!」
 お嬢様としてこの箱の中でずっと過ごしてきた。外の世界は、憧れだった。
「出た、い」
「そうか、なら一緒にこい。純白の羽を持った汚れ無き天使よ…」
「…?」
 ちょっと言ってることがよくわかんなかったけど、差し出されたその手は、僕を外に連れ出す希望の道で。
「うん…!」
 僕は差し出された手のひらを握ると、真っ白な箱から羽ばたいた。

おわり

Re: おそ松さん短編集※カラおそ多め ( No.65 )
日時: 2016/11/06 14:18
名前: やさいとう

カラー※R15?18?




 僕は、今日も恋をしている。

 昼間。窓から刺す日差しが暖かく、少し肌寒くなった今の季節にはありがたい。
 そんな部屋の隅っこで友達(勿論猫だ)と戯れていると、カラ松が隣に座ってきた。
「…何」
 目は見ないで、呟くように聞くが返事はない。不思議に思ってカラ松を見る。目が合うと嬉しそうに微笑み、僕の太股を優しく撫でた。
 そうするとカラ松はすぐに僕から離れる。いつも必要以上にコミュニケーションをとらない僕たちを不思議そうに見つめていた兄弟たちは首を傾げるがさほど興味も無いのだろう、すぐに自分の世界へと入っていった。

 真夜中の12時。廊下に出るとやっぱり寒かった。ぶるり、と身震いすると足音を極限たてないようゆっくりと「そこ」へ向かう。
 そこについて扉を開くと、やっぱりそいつはいた。僕が来てにこにこと上機嫌で言う。
「さ、やろうか!」
 心底楽しそうに微笑むそいつを見るとふつふつと怒りも感じる。取り敢えず一発殴っとく。
「う…何故!?」
「これからやることにそんな幸せそうに笑ってんのがうぜぇんだよ…」
「はは、幸せなんだからいいじゃないか」
 そう言ってクスクスと笑うカラ松を俺は不気味だと思った。そいつは以前楽しそうな面持ちで扉…トイレのドアの鍵をかちゃんと閉めた。



「ひっあ、ぁぁああ〜〜っ…!!」
「ふっ、はっ、可愛いぞっ…一、松ぅ…!」
 バチュンバチュンと卑猥な音が狭い空間に響き、思わず耳を塞ぎたくなるも、それが許されるはずはない。カラ松は自前の馬鹿力で僕の腕を掴んでいるからだ。
「いちまつ…いちまつっ…!」
「やだああぁぁ、イくぅ、イっちゃぁう…!!」
「いいぞ、イけ…俺の腕の中でよがり狂う兄弟…ふはっ…」
「んぁ、ああああぁぁ〜〜〜っ〜〜〜!!」
 びくんっと一際大きく体を震わせると、ドピュッと白濁が溢れでた。イってるときに中を締めつけたせいでカラ松も容赦なく僕の中に欲を吐き出す。
 後処理をして、何事もなかったかのように布団に潜った。うとうととまどろんでいると突然背後から抱かれ、身をよじらせて抵抗する。しかし抵抗虚しくちゅう、と耳を吸われると甘い声を出してびくびくと体を震わせることしかできない僕に、カラ松は満足げに笑って
「おやすみ」
 と、僕の耳元で呟いた。



 僕は今日も恋をしている。いや、そんな簡単な言葉では言い表せないほどには深く、熱いもの。

 君は、今日も恋をしている。弟をよがり狂わることができる…

 そんな自分を。

おわり

次男サイコパスですね、ナルシスト・・笑
多分こんなもんです。あとそのうちもくじ作ります。できるかなあ;

Re: おそ松さん短編集※カラおそ多め ( No.66 )
日時: 2016/11/08 19:11
名前: やさいとう

カラおそ

※後味悪め、狂ってる2人。小説、というか日記。


カラ松の日記


6月11日

最近、おそ松を見るとおかしくなる。狂ったように、あいつの体が欲しくなる。
あいつを見ると胸の鼓動が早まり、頬が熱くなる。
これは、なんなのだろうか。

6月12日

やっぱり今日も俺はおかしい。

6月14日

チョロ松に相談した。あいつはいいやつだ。何かと相談にのってくれる。
チョロ松に話したら、呆れられた。そんなのも分かんないのか、と。分かんないから困っているのに、どうしろというんだ。
チョロ松曰く、これは恋だという感情らしい。
割と普通に受け入れてたチョロ松に驚いてると、薄々気づいてたからと言われた。
おいつはいいやつ。だが・・怖いな。







7月12日

おそ松と付き合うことになった。
何度アタックしたことか・・兄弟にさえひかれる程だ。
でも、何故おそ松は泣いていたのだろうか?

7月13日

おそ松と2人で留守番だ、たっぷり可愛がってやると言ったのに、家から出ようどしたから赤い首輪をつけてやった。

7月15日

チョロ松に怒られた。
もっと優しく愛してやれって。何故だろうか。
俺はこんなにもおそ松を愛してるのに・・?

7月20日

セックスをした。おそ松、可愛かったなぁ。

7月25日

おそ松が俺にやわらかい笑みを向けるようになった。可愛かったのでキスをしたら、ばーかって真っ赤な顔で頬を膨らませた。
可愛い。
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い







9月21日

潰れた小さな教会で俺とおそ松は結婚式を挙げた。たった、2人の。
家に帰ってからも、兄弟たちに祝福されて、幸せだ。

9月24日

最近、おそ松の様子がおかしい。

9月28日

気持ちが落ち着いてきたので書きとめようと思う。
おそ松が子供産んだと、部屋に入ってきた。
おそ松が抱いていたのはくまのぬいぐるみだった。
冗談かと思った。でもおそ松は本当の子供のようにぬいぐるみと接しているのだ。

10月2日

おそ松、違う、でもおそ松は名前をつけてしまった。
空、というそうだ。
松はつけなくていいのかといったら、この子が俺らみたいなダメな子になっちゃうでしょぉ。って言って、愛おしそうに撫でていた。

10月5日

おそ松にあわせて、ぬいぐるみを育てていたら、俺にも子供のように見えてきた。
違う、違う、これは俺とおそ松の子供なんかじゃない。

・・のに。













カラ松の日記2

10月20日

前の日記はどこかへいってしまったので、新しく作った。
空は、少し喋るようになった。
可愛いな。

10月22日

3人でショッピングだ。

10月23日

おそ松、空。















































9月24日
今日は空の誕生日だ、愛してるぞ、空も、おそ松も。


おわり

カラ松がおそ松にめっちゃ片思いしてます。めっちゃヤンデレ。
最初おそ松はカラ松と付き合う気無かったけど、そのうち殺されそうになるほど向こうのアタックが強いから怖くて泣きながらも付き合うことにする。
付き合いたては、まあおそ松、カラ松のこと好きじゃないし、寧ろ怖いし。カラ松の逆鱗に触れまくる。
でもなんだかんだでカラ松やばすぎて洗脳されたようにおそ松もカラ松が好きになってしまう。(もう精神は結構やられてる)
おそ松とカラ松は歪んでながらも両想い・・カラ松のヤンデレ精神ちょっと治る・・んだけど。
今度はおそ松が精神蝕まれたせいでやばくなる。カラ松が好きで、子供が欲しくなって。
ぬいぐるみを子供に見立ててるうちに、ほんとに子供のように見えてきて・・。
割ともう正常なカラ松は、おそ松を異常だと思うが、そのうち自分もそんな風に見えてきてしまって・・。

洗脳しあって、はっぴーえんど?

めっちゃ余談ですが、子供の名前はから松、おそ松の、二文字目からとって、そら、になっております。
そら、空、空っぽ。
中身なんてない、空っぽな子供。

あと事変の秘密聞いてたせいでどんどん狂った・・。(BGMのせいにすんな)

Re: おそ松さん短編集※カラおそ多め ( No.67 )
日時: 2016/11/11 17:18
名前: やさいとう

カラおそ

かえりみち。

「お会計、324円になります」
 俺は料金ぴったりの金を受け取り、軽く頭を下げて「ありがとうございました」と言う。
 ふう、と溜息をついて肩をとんとんと叩いて、首をぐるりと回すとぽきぽきと音がなった。

 夜7時、学生の通学路にあるこのコンビニには当たり前だが学生がたくさん訪れる。つまり、この時間帯は大学後の俺の体には相当きついのだ。
「・・やめようかな」
 そうぽつりと呟くと、カウンターに栄養ドリンクが置かれる
「やめてしまうのか?」
 声が聞こえた方に目線を合わせると、スクールバックを肩にかけたそいつがいた。
「なにお前、またきたのぉ?」
 そう言えば、そいつは嬉しそうに笑った。
 こいつはカラ松というそうだ。程良くついた筋肉が運動部だということを物語っていた。なぜこいつのことについて詳しいのか、それはこいつが異常に俺になついているからだ。
「今日も俺のものにはなってくれないのか?」
「あーあー・・はいはい。」
 これがこいつの決め台詞だ。

 こいつと会ったのはちょうど一年前くらいじゃなかっただろうか。夜のコンビニでそろそろ上がろうとしていた俺の前に買い物カゴに菓子を山ほどいれて俺に差し出した。その両目からは涙が溢れて、今にも零れ落ちそうだった。
「どうしたの」
 そんな姿のそいつが余りにも痛々しくて、思わず話を聞いてしまったのが失敗だった。
 その次の日からそいつは毎日毎日俺を口説いてくる。全く、3歳年上の同性を口説いて何が楽しいのか。

「はい、丁度お預かりしましたぁ・・」
 そう言って、テープを貼ってそいつに差し出すと突き返される。首をかしげると、そいつはにっこりと微笑んで
「店員さん疲れてるんだろう?やるよ」
 そう言って背を向けると「また明日」と言った。
「・・また明日もくんのかよ・・」
 そういいながらもちょっと嬉しかったのは、内緒な?


 次の日、そいつは息を切らして店に入ってきた。遠くでも分かるくらいに頬をゆるませて。
「店員さん!俺、部活のレギュラーになったんだぞ!」
 そう告げた。
「おお!すげーじゃん!」
 照れながら笑うそいつに手を叩いてからふと思った。

 ・・こいつ何部?

「そいや、お前部活何入ってんの?」
「・・・・へ?」
 さっきまでの笑顔はどこげやら。そいつは絶望したような表情をしたかと思うと、そのまま店から出て行った。


 次の日からそいつはコンビニに来なくなった。一週間、二週間・・なんでかなんて分からない。でも、原因はどう考えてもあれだ。
「・・って、なんでこんなこと考えなくちゃいけないんだよ・・!」
 勢いのままにロッカーを開けると、バンっと大きな音をたてて、近くにいた新人がびくりと肩を跳ねさせた。
「ど、どうしたんっすか先輩・・」
「別にィ」
 たしかこの新人もカラ松と同じ高校だった・・
「ってそんなのどーでもいいわ!!」
「うわあ!もうなんなんですかっ!今日はいいことあったんっすから俺の気分まで害さないでくださいよ!」
 なんちゅー新人だ・・先輩よりも自分の気持ち優先ー!?
「あっそぉ、何があったの」
「俺の部活が県大出場決定したんっすよー!」
「はあ、おめでとー・・」
 部活、ツキン、と俺の胸が痛む。適当に乾いた拍手を送ると、新人君は不服そうに「先輩のその適当すぎるの直したほうがいいっすよ」と、文句を言った。
「うち、バスケ部めっちゃ弱小で・・地区大で一回戦勝つのもどうかだったのに・・今回カラ松先輩・・先輩がすごくって!」

「・・カラ松?」
「あ、はい・・?カラ松先輩・・って、知り合いなんですか?」

 ゆるゆると、でも確かにあのときの記憶が蘇る。
 あいつは、あの日泣いていた。「部活のスタメンに入れなかった」と、そして「バスケ部だ」とも。





「もう・・無理です、俺部活辞めるんで・・」
「はあ、でもさあお前バスケ好きなんだろ?なら最後までやりぬけよ。こんなに食ったら太って体のコンディションも悪くなるだろ?」
「でも」
 俺はうじうじしたそいつにイライラして、そこの買い物かごに入った小さなチョコレートのバーコードをレジに通して、そいつに押しつける。
「今はこれだけ食っとけ、・・好きなことに位、まっすぐになれよ」
 そう言ってやればそいつは目じりの涙をぬぐって、30円を俺に差し出す。
「ああ!」
 はっきりと告げられたその言葉に、偽りはないと俺は確信した。

 それが、一年前のあの出来事。





「・・なあ、県大会ってどこで何時にやんの?」
 新人はぽかんと俺を見つめた。その後に場所と日時が書かれた小さな紙切れを渡され、俺はそれをポケットにねじ込むといつものようにレジに立つ。

「いらっしゃいませ!」

おわり

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