大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- おそ松さん短編集※カラおそ多め
- 日時: 2017/06/24 07:07
- 名前: やさいとう ◆FAS13rNj8M
おそ松さんの短編集ですーっ
更新は遅いと思いますがどうぞよろしく。
R18はいくかもです。。。
紅松、末松、長兄松好きです!
誤字脱字は暖かくみてやってください。
もくじ(長編&そのオマケの短編、供養したものばかり、わけあってもくじに載せてないものあり)
カラおそ カラ松が片思いこじらせてる話。(誤字直してない)
>>2
>>3
>>4
>>8
おそトド 無自覚両片思い。(バグったまま)
>>9
>>12
>>13
>>14
>>15
>>16
>>17
>>18
カラおそ 俺が苦手とするセンセー。R15位
>>23
>>24
カラおそ 夏恋は馬鹿がひく。(もういっこありますが、それは置いときます)供養
>>25
>>27
>>28
>>31
カラおそ 俺を兄貴扱いしない弟。R18(もういっこありますが、それは置いときます)供養
>>37
>>38
カラおそ 飽き性な俺を夢中にさせて。(ほぼカラおそじゃないです)供養
>>40
カラおそ お願いします襲ってください。R18供養
>>43
>>45
>>46
>>47
R15仕上げver
>>99
おそトド(あつトド) ずっとずっと、前から。R18 続きたい・・
>>48
>>49
>>54
カラおそ 朝露を浴びた花。
>>55
>>56
もくじ(短編)
作成中です
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- Re: おそ松さん短編集※カラおそ多め ( No.112 )
- 日時: 2017/04/11 05:39
- 名前: やさいとう@松二期
裁判判決完全犯罪
R15仕上げver.
ねえおじさん、俺と遊ばない?」
顔が油でてかてかのおじさんをつかまえて、俺はするりと腕を絡める。おじさんの腕に顔をすりよせれば、スカートの裾が小さく翻った。困惑するソイツに追い打ちをかけるように今度はスカートを自らの手でめくりあげた。
「どう?2万円で気持ちよくしてあげるよぉ?」
相手が生唾をのみこんだことが分かった。ソイツはごそごそとポケットをまさぐり、そこから諭吉を2枚俺に突き出す。やりぃ、男でも相手にしてくれるもんなのね。チョロっ!そんなことを思いながら、俺はにこにこと笑みを浮かべ金を受け取った。
「へへ、まいどありぃ!あ、でもイれるのはダメだよぉ?それは別料金っ・・」
すると、体が後ろに引き寄せられる。襟を掴まれたもんだから俺は驚いてその手を振りはなし、ごほごほとせき込んだ。
「な、なに・・」
「久しぶりだな、マイハニー!」
「・・げ」
振り向けば青色のスーツを身にまとったソイツが、にんまりと笑みを浮かべている。
コイツは、松野カラ松。俺の義父の刑事裁判の弁護をし、見事無罪にさせたやり手の弁護士だ。裁判中俺は傍聴席に座っていた。たびたび俺のことを見てくるもんだから何かと思っていたら、第一審を終えた後、俺に告白してきた奴。
「第二審ではお前の義父を必ず無罪にする、そうしたら、お前を抱かせてくれ!」
そう言ったときの顔と言ったら、発情した肉食動物のようだった。勿論俺は傍聴席にいた時このようにセーラー服なんて着てない。普通のパーカーを着てただけだったのにも関わらず、だ。
初対面のましてや同性に発情されたら?そりゃ普通の奴は逃げる。俺も例に違わず普通の奴で、そのまま逃走し、第二審なんて行かなかった。だけどその後義父から「無罪になった」と聞いた時は正直かなり驚いた。だって、父親は無罪じゃなかったから、そうなるはずなんてなかったのに。なんで義父に無罪じゃないのに控訴したのと聞いた時は「あの弁護士ならなんとかしてくれそうだったから」と言われたことははっきりと頭に残っている。
「フゥン?今日は随分と可愛らしい格好じゃないかあ〜〜〜・・射、精、しそうだっ・・!」
「うわぁ、ちょ、本当なんなのアンタ・・頭おかしいでしょ」
「男のくせにセーラー服着てるような奴に、言われたくはないぞ!」
「お前それで喜んでるじゃねぇか!」
もう、とっとと逃げてしまおう。そう思いおじさんの腕を掴もうとした俺の手は既にカラ松によって拘束されていた。
「なっ・・!?、は、なせよぉ!」
「さ、行こうか!」
そう言われ、俺はずるずると引きずられるようにラブホに連れ込まれた。小さくなっていくおじさんを見ながら「二万円、無駄に貰っちゃったなあ」なんて思いながら。
*
「もう、本当にヤる気なのぉ?」
「ああ、勿論さ!約束、はたしてもらってないしな!」
「・・ああ、第二審で俺の義父を無罪にしたら、ってやつね」
「あぁ、覚えててくれたんだな」
そう言い、少し満足そうに俺の髪の毛をさらりと撫でた。「おいしそう・・」とか言われて俺は思わず体をみじろがせた。
「・・そういえば、なんでお前はあんなことをしたんだ?」
「あんなことぉ?」
「エンコウ、だ」
あぁ、そのことか。そう思い俺はカラ松の手をはらいのけ、目の前に座った。
「まあ、義父・・・、おっさんが無罪になったからと言って、普通にすごせる訳ないじゃん。生活の為だよ」
「・・へえ、自分を誘拐したやつのために、そこまでできるのか」
カラ松は少し驚いたように目を見開かせて、なぜか感心したようにウンウン、とうなずいた。
「お前、なんでも知ってるのねえ」
「はは、まあな!」
「まあ、俺もちょいちょい手伝ってたしね、お前がおっさんを無罪にしてくれたこと、感謝してるよぉ」
この話が掘り下がんないように、俺は少し論点をずらして会話を続けた。「感謝してる」と言われて喜んだのかパアアとカラ松は顔を輝かす、そして、俺をそのままベッドに押し倒した。
「風呂入んねえのぉ?」
「いい、そのままのお前を感じたいんだっ・・」
いや、もう髪の毛くんくんするのやめてよ、気持ち悪いよ、フェチなの?そう思いながら退かそうとしたが、ソイツはそのまま俺のちんこをまさぐって親指で先っぽをぐりぐりと刺激した。
「ひぃっ・・」
「ん・・可愛い」
そう言ってそいつは俺のセーラー服のスカーフを抜き取り、俺の手首とヘッドボードの出っ張りにくくりつけた。
「や、めろ…!!」
「…ああ、可愛い…」
ああ、こいつの耳に俺の声なんて届いてないんだな。それが分かると俺は絶望したように脱力する。
カラ松の目は、獅子奮迅としていて、やはり獲物を狙う肉食動物のようだった。弱い奴は、強い奴には逆らえないんだよなあ。そう思いながら俺は諦めたように目をつむった。
- Re: おそ松さん短編集※カラおそ多め ( No.113 )
- 日時: 2017/04/16 23:48
- 名前: やさいとう@松二期
少しリメイクと+αな前のおそとど、からとど要素含む。
ずっとずっと、前から
「0と1でできた会話をぼーっと眺めてから、相手のアイコンを一瞥する。
「…やっぱ、ぶっさ。」
僕はフレンド一覧のページにいくと、その子を即座にブロック、削除。会話の途中だったけど、まあいいよね。
「うっわー…流石にお兄ちゃんそれは引くわぁ…」
「…なんだよ」
横から一部始終見ていたおそ松兄さんは呆れたような、震えてるような声を発する。僕はジロリと睨むとスマホをポケットに突っ込んだ。
「だって、気ぃ合わないし、ブスだし、おまけには女子力ないし、センスないし。」
「は〜…ま、そんな贅沢言ってらんねぇだろー…」
「…まあ、そうかもしれないけど。」
僕はぷうっと頬を膨らませ、床に寝転がった。
「おそ松兄さんは、あんな奴でもいーの」
「はん?いやぁ、俺はちゃんと決めた子がいるから〜」
「トト子ちゃんでしょ〜?無理無理」
「…違うし」
「…ん?なんかいった?」
「べっつにぃ〜」
んだよ、変なの。
おそ松兄さんは、兄弟である僕らでさえよく分からない。その馬鹿っぽい言動は素なんだろうけど、事実僕らはそんな兄さんに救われてるところはいっぱいある。飄々とした笑顔からも、特に読み取れることはなく。
そんな兄に恋心を抱き始めたのはそう最近でもない。確か、高校3年のときじゃなかっただろうか。
仲良しの女友達には、DV彼氏がいて。そんな彼女の相談にのっていたのは僕だった。まあ、そっからはお察しがつくだろう。
そのDV野郎にぶん殴られる僕。周りは見ても知らんふり。臭いものには蓋を閉じて、私は関係ないって目を逸らす。
そんな人達を掻き分け助けてくれたのは紛れもない、長男だったんだ。DV男を殴るその背中は逞しく、頼りがいがあった。
その日から、今のいままで僕は兄に恋している。まあ、別にそんなこと言う気もなければ言う予定もない。所詮は臆病者だ。
「あれぇ?どっかいくの?」
「うん、合コン」
「よっ、何も無し男〜」
「うっせえ!」
声を荒げて力任せに玄関のドアを閉めると、結構大きな音が響いた。
*
「もぉ〜またあつしきゅんにみんなもってかれらうし〜」
「トド松君〜ごめんって」
「うるへー!!思ってねぇだろー!!」
男だけの酒。グラスをテーブルに叩きつけるように置くと、あつしくんは少しひきつった笑みを浮かべる。あああ、哀れんでるような、引いてるような、呆れてるようなその目。僕の少しばかりのプライドがズタズタになる音が聞こえたような気がした。
「…元気だしなって」
「お前のせいだろーがああああ!!!!」
「わざとじゃないんだって〜」
「くっそ…!!むかつくっ!」
怒りに任せてぐいっとグラスに入った酒を煽る。すると、酒を飲みすぎたせいか、一気飲みをしたせいか、視界がぐにゃりと歪んで。
「と、トド松君…っ!?」
そんな声を最後に、僕は意識を手放した。
*
「…ん…?」
ゆっくりと目を開き、瞬を2、3回する。むくりと体を起こすと酒がまだ残っているせいか頭がふわふわした。
「ほら、大丈夫?」
目の前に水が入ったグラスが出てきた。…うーん、これがモテる奴とモテない奴の差かなぁ。そんなことを思いつつ僕は小さく礼を述べるとそれを飲み干した。熱くなった喉を冷水が冷やして、気持ち良い。
「…どこ、ここ」
「僕ん家。全くもうトド松くんいきなり倒れるもんだからびっくりしたよ…」
あつしくんは空っぽになったグラスを受け取り、はあと小さな溜め息をつく。
そんな彼を眺めつつ、ふわあと大きなあくびをするとスマホが鳴って僕は肩を小さくはねさせた。
「家電…?もしもーし…」
「おい」
低く、ドスのきいたかすれた声。おそ松兄さんだろう。察するに、結構怒っているようだった。
「んん〜ごめんごめん、いまあつしくん家〜…」
「…は?どこだよ」
「いいよぉ、適当に帰る〜」
「いいから、迎えに行く。あつしってやつに代われ」
「んえ〜?もー、わぁかったってえ…」
適当に事情を言ってあつしくんにスマホを渡すと、程なくして電話を切ったあつしくんは「トド松くんって愛されてるね」とこぼした。
「僕、車で送ってくね」
「んえ〜?お酒は〜?」
「…僕は一滴も飲んでないから」
「あ、そっかぁ〜」
外に出ると、風が気持ち良い。
「ん、ちょっと冷えるね」
「えー、僕あついよぉ」
「それは…って、何してんの!?」
あつしくんの声に僕は小さく首を傾げた。え、何?僕シャツのボタンを数個開けただけなのに…
「んぇ〜だってぇ、あっつい…」
車のハンドルの無い席に座るとシートベルトを閉めて、あつしくんを見やる。あつしくんの頬は少しばかり赤くなっていた。
「もう…ほんと、やめてよね…襲うよ…?」
「んえぇ?ぼく、男らよぉ…?」
「…知ってる。」
車は闇夜を駆けていく。あつしくんの家と僕の家はそこまで遠くないからすぐにつくはず
「好きだよ…」
その声は、僕の耳に届くことはなかった。
*
家に帰ると、兄達にこってりしぼられた後、家の風呂に入った。湯船に浸かっていると、酔いはすこしずつ冷めていった
その時、がらりとドアが開かれる。そこに立っていたのは、おそ松兄さんだった。
「んへ?おそ松兄さんなんで来たの・・?」
まだ酔いが残ってる頭でぼんやりしつつ、兄を見る。どうやら、まだ少し怒っているようだった。
「べっつにぃ」
そう言えばおそ松兄さんも軽く体を流し、湯船に入る。2人で一気に入ってるせいだろう。じゃばあとお湯が湯船から溢れ出た。
「ちょっとぉ、なんで入ってくんのっきついでしょー」
「んー・・入りたかったんだもん」
そう言っておそ松兄さんは僕の体に抱きつく。はあぁ、とどこか安堵している声で、ぐりぐりと僕の肩に頭を擦りつけた。
「・・あつしくんて、誰。」
「友達だよ」
「・・あっそ」
なんだよ、そっちが聞いたくせにそっけなく返しやがって。
少しイラっとして、僕が文句を言おうと抱きしめられたまま後ろを振り向こうとすると、なにか変な感触がおしりにあたってることに気付いた。
「・・兄、さ」
言い終える前に後ろを振り向かされ唇を奪われる。何度も何度も角度を変えてつけてくる唇は想像していたよりもずっと熱くて、柔らかかった。
「・・な、何すんのさ!?」
ぐい、と兄の体を押しのけて睨む。ぱしゃん、と水面が揺れる。兄はポカンとした顔をした後にいつものように飄々とした笑みを浮かべた。そのいつもとあまりにも変わらない様子に僕はゾクリとした。でもそれと同時に鼓動も早まった。
「・・なあ、実の兄に欲情されてどんな気分?」
そう言って兄さんは僕のモノを掴み、やわやわと揉みしだき始めた。
「…や!?なに、してんのぉっ…!」
「いーじゃん…お兄ちゃんと気持ちイイこと、しよ…?」
そう言っておそ松兄さんは僕の首に顔を埋める。ぺろりと軽く舐め上げられれば僕の肩も軽く跳ねた。
…僕はおそ松兄さんが好きだ。
何度こうなることを望んだなんて、数えきれないくらい。
でも、こんな風にされたくはない!!
刹那、バシンと乾いた音が風呂場に響いた。…僕は、何もしていなかったのに。
「…これが、長男のすることかおそ松」
低く響くテノールボイス、そしておそ松兄さんを唯一呼び捨てにするのは、紛れもない松野家次男のカラ松兄さんだ。
「…あーらまぁ、よく気付いたねぇ?」
「少し騒がしかったからな。…これはどういうことだおそ松」
「…っは、分かってんだろ?」
おそ松兄さんが立ち上がって、水滴が僕の顔に跳ねる。猛るおそ松兄さんのソレが露になった。
「末っ子に欲情したんだよォ?」
*
「大丈夫か、トド松?」
「…う、ん」
パジャマを僕に羽織らせてくれたカラ松兄さんは不安げに眉を下げてこちらを見やる。それでも小さく震える僕を安心させるように、ぽんぽんと頭を優しく撫でてくれた。
「おそ松は今外だ。…どうするんだ?」
「………分かんないよ」
ぎゅ、とパジャマの裾を握って俯く僕に、カラ松兄さんは何か言おうとしたのだろうか、口を半端に開けた。だが言葉を留めるようにぎゅうと口をつぐんだ。
「疲れただろう?今日はもう、寝ろ」
「…はい」
僕は階段を上る、カラ松兄さんは僕とは逆方向…玄関に向かっていった。
扉が閉まる音を合図に、僕の目からは大粒の涙が零れ落ちた。
「…わかんないよ」
行き場のないその言葉は、暗い闇にただ溶けていくばかりだった。
- Re: おそ松さん短編集※カラおそ多め ( No.114 )
- 日時: 2017/04/21 22:06
- 名前: やさいとう@松二期
イエイイエーイ!!!!!!!!!!
なんとこのスレッドもサボりにサボって一周年でーす!!!!!!!!
ということでリクエストのほうまた進めます(苦笑)
一周年迎えたからリクエスト大大大募集したいと思いまーすっかぷはなんでも構いませんっっでも多分来ないので白マフィ黒マフィ書いていこうと思います~~
- Re: おそ松さん短編集 ( No.115 )
- 日時: 2017/06/06 00:39
- 名前: やさいとう
息抜きリハビリがくぱろからおそ
文化祭
「あ、つぅ…」
首からとめどなく流れ続ける汗をタオルで拭いながら、おそ松は珍しく申し訳なさそうにオレの顔を覗き込む。オレは自分のタオルでおそ松の頬にべったりとついた緑色のペンキを拭いながら、ゆるりと微笑んだ。
「大丈夫だおそ松。…早く終わらせて、アイスでも帰りに買って食べよう」
「お、おう!」
少し困ったような焦ったような、そんな笑顔を浮かべるおそ松の横には赤いペンキで派手に塗りつぶされた完成間際の看板。…ここまで言えばもう説明するまでもないだろう。
少し前の話だ。ガシャン、派手な音がしたと思ったら、女子の小さな悲鳴と何か重い荷物でも落ちたようなドスンという音が混ざりあう。思わず目を向けると完成間際の看板がそれはもう真っ赤に染まっていた。
珍しく非難の言葉を浴びさせられる兄に、オレは思わずみんなから庇うように立ちはだかって、「オレが手伝うから」なんて口走っていたのだ。
「いんやぁ、でもお兄ちゃんほんと助かったよぉ。俺一人じゃ絶対無理だったもん」
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