大人二次小説(BLGL・二次15禁)

復讐は身近で密かに行われる【カゲプロ/嫌われ】
日時: 2018/05/15 19:25
名前: 殺薇*狂喜の傀儡師*

此方はカゲプロのシンタロー嫌われ小説だけを書くスレッドで御座います

シンタロー嫌われが嫌いな方,苦手な方は戻る事を御勧め致します

−注意点−
*更新ペースは遅い方です
*書くものはシリアス重視です。又、死ネタを含む事も有ります
*第○章としますが一章,二章と続いている訳では有りません。一章で1つの御話です
*悪女を出す予定も有ります(復讐ネタも)
*又、他作品とのクロスオーバー作品も予定しています
*小説を書く際は名前欄を視点キャラの名前にします

・第一章 >>1
〜喜劇は存在するのか……?〜
・第二章 >>18
〜赤いヒーローは夢に溺れる〜
・第三章 >>28
〜復讐は身近で密かに行われる〜

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Re: 赤いヒーローは夢に溺れる【カゲプロ/嫌われ】 ( No.25 )
日時: 2018/04/04 08:18
名前: 如月 伸太郎(夢の中)

『お、おう……何だ?』

俺は何とか冷静を装いアヤノの方に目線を向けた
何か言われるんじゃ無いかと思うとどうしても顔を直視出来なかった。それだけ俺は此処が、仲間が好きなんだな…、って再度思い知らされる

「…シンタロー、大丈夫だよ」

『……え…』

予想外の言葉に俺は間抜けた声が出た。大丈夫って…何が、何が大丈夫って言うんだ……
軽く混乱を起こした俺に気付いたのか否かアヤノは言葉を続けた

「皆シンタローがそんな事しないって知ってるよ。だから、安心して?」

……あぁ、何だ…それじゃあ全部、俺の思い違いだったのか。いや、そりゃそうだよな。此処に居る皆はこんな俺を仲間だって受け入れてくれたんだ。それなのに俺は、夢に惑わされて不安になるなんて…

『……皆、悪い。俺…夢に惑わされて何時か同じ事が起きるんじゃ無いかと…少しでも思っちまった……』

もしこれで嫌われても別に良い。事を招いたのは俺自身なんだ、嫌われたって文句は無い。仕方の無い事だと割り切れる

「まぁそれは仕方無いよね〜w」

「そうだな。あんなものを見た後ならそう思っても仕方が無い事だ」

『…責めない、のか……?』

仕方無い、その一言で済ませるカノとキドに俺は驚きを隠せずにいて、そんな事を聞いていた

「え?キドも言ったけど見た後なら仕方なく無い〜?ね、皆もそう思うでしょ」

「えぇそうね。私も多分シンタローの立場になれば真っ先に同じ事が起きると思うわ」

「そうだね。きっと皆が同じだと思うよ」

「ね、大丈夫だったでしょ?」

『…アヤノ……あぁ。』

俺は何でこんなに優しい奴等を疑ったんだろう。ほんとに俺は馬鹿だなぁ……

Re: 赤いヒーローは夢に溺れる【カゲプロ/嫌われ】 ( No.26 )
日時: 2018/04/21 13:09
名前: 如月 桃

『…お兄ちゃん…起きてよ…ねぇ……』

ほんとに私って馬鹿だ。あのお兄ちゃんがする訳無いよね…大好きなメカクシ団を売るなんて事……

『ごめんなさい、お兄ちゃん…もう疑わないから…お願いだから起きてよ…っ…』

「…キサラギ……」

私はお兄ちゃんが眠る病室のベッドの傍で泣いた…団長さん達が居るにも関わらず感情に任せて泣いていた

〜数分前〜
お兄……んん、彼奴を追い出した後、エネちゃんに頼んで売られた情報を取り戻す事が出来た。幸い多くに回されていなかったみたいで皆安心していた

『それにしても良かったですね、余り出回って無くて』

「あぁ、そうだな。全く1時はどうなるかと思ったが…本当に良かったよ」

「彼奴も流石にもう反省してるんじゃないですかね〜?私ちょーっと見てきますね!」

そう言って私のスマホからエネちゃんは移動した。
何時もは笑顔で行くけど笑ってない辺りやっぱり嫌なんだろうなぁ…、なんて呑気にそんな事を思った少しした後に帰って来たエネちゃんは何だか様子が変だった

『どうしたの?エネちゃん?何だか暗いけど…』

「い、妹さん……私達…大変な事をしてしまったみたいです……」

エネちゃんのその声は近くに居た団長さんにも聞こえてたみたいで

「…大変な事?俺達が一体何をしたって言うんだ…」

『そ、そうだよ…私達何も大変な事なんてしてn「情報を売ったのは…ご主人じゃ無かったんです…」……へ?』

情報を売ったのがお兄ちゃんじゃ、無い……?え、でもだって…機械が得意なのはお兄ちゃんとエネちゃんしか……

「なっ…どう言う事だ!彼奴じゃないなら一体誰が売ったって言うんだ!」

「…ハッカーですよ……私やご主人を上回る様な…」

『嘘……それじゃあ、お兄ちゃんは……無罪…?』

私の言葉に無言で頷くエネちゃんと顔を青ざめる団長さんが視界に入っていた
お兄ちゃんが言ってた事は本当だったんだ…本当に、何も知らなかったんだ……。なのに私…あんなに疑ってお兄ちゃんに沢山酷い事……

「……あの…それで私、真実を知った後ご主人に謝りたくて急いで行ったんですが…ご主人から全く返事が無くて……パソコンに移って様子を見ようにも何故か入れなくされていて……」

『…わ、私…兄の安否確認行ってきます…っ!』

私がして良い事じゃ無いかも知れないけど、お兄ちゃんが心配で団長さん達の声も聞かずに私は家に向かって走っていた。ただ最悪な事が起きていない事を願って

『…お、お兄ちゃん……私、モモだよ…』

家に着いて直ぐにお兄ちゃんの部屋に向かった私は馬鹿だからノックしていた。あんな事した人間に来られたら幾らお兄ちゃんでも開けてくれる訳無いのに…
でも、可笑しい…な……居るなら物音1つぐらいしても良いと思うのに…何で何も、聞こえないの……?

『お兄ちゃん…?居る、んだよね…?も、もう…返事しないなら入るよ?』

開かないと思っていたドアは鍵が掛かって無かったらしくすんなり開いた。もうこの際嫌われても良い、謝りたいって気持ちでいっぱいだった私は部屋に入った。…入って、目に映ったのは寝ているお兄ちゃんだったけど…何故だか違和感を感じた。嫌な、違和感に……気付いた、気付いてしまった。見た事の無い瓶がお兄ちゃんの隣で転がっている事に

『何、これ……お兄ちゃんこんなの持ってるなんて一言も…、…!嘘、これ…睡眠薬……』

何でこんな物がお兄ちゃんの隣、に…?……隣に、睡眠薬の瓶…?
馬鹿な私でも意味が分かった。お兄ちゃんはただ寝てるんじゃない。睡眠薬を飲んで、寝たんだ……それも大量に飲んで…

Re: 赤いヒーローは夢に溺れる【カゲプロ/嫌われ】 ( No.27 )
日時: 2018/05/15 02:16
名前: 如月 桃

あの後私は直ぐに救急車を呼んで団長さん達にも連絡を入れて…、お兄ちゃんを病院に運んで貰った

お母さんも呼んで、一緒に先生の話を聞いていたけど、目を覚ます確率が低いって言われて再度間違った事をしたんだって思い知らされた……
許される事じゃないのは分かってる、でもあの時信じなくてごめんね…お兄ちゃん……

「…キサラギ…済まなかった、、」

『皆さん……良いんです、私も…私が悪かったんです』

家族の、妹の私がお兄ちゃんを疑ったのが馬鹿だった。
素っ気なくても何時も何だかんだ言って守ってくれた、そんな優しいが家族にまで疑われたら幾ら何でも辛いよね…

あれから私は毎日病院に通った。お兄ちゃんが起きてるかも知れないと思って
もし、起きてなくても良いんだ…分かってるから。でももし目を覚ましたら?私はそんな期待を胸に秘めていた

『……お兄ちゃん、今日ねテスト用紙を貰ったんだ、この前言ってた数学のテスト。やっぱり点数は低かったや…、お兄ちゃんに教えて貰った時は意外と良い点取れるのになぁ……私ってば本当に馬鹿だね…』

毎日毎日、違う話題を考えて話し続けた。返事が帰って来るかも知れない、何時も見たいに笑ってくれるかも知れないって思い乍話し掛け続けた
周りに変に思われても良い、それだけお兄ちゃんに起きて欲しかった。許されなくても良い、嫌われても良い…ただお兄ちゃんには現実で生きて欲しい、そあ思っていた

『…それじゃあ、また明日も来るね』

何時もの様に面会時間ギリギリまでお兄ちゃんに話し掛けていた私はそれだけを言って帰ろうとした

「…………も…も……」

『…え?…お兄、ちゃん……?』

病室から出し掛けた足を止めて振り向いた。その時視界に入ったのは起き上がってるお兄ちゃんだった。何日も寝たきりだったお兄ちゃんは無理に起きたのか何だか辛そうにしていたけど、そんな事も知らずに私はつい抱き着いて、泣いた

「……何、泣いてんだよ…」

『ぅ…だっ、て…だってぇ……ッ』

嗚咽混じりに何とか声を絞り出した。お兄ちゃんは困った顔をしていたけど直ぐに昔私が泣いていた時みたいに頭を優しく撫でられた
そんな事されたらもっと泣いちゃうよ…、と心の中で呟いたつもりが声に出ていたらしくお兄ちゃんは「好きなだけ泣け」って言ってきたから沢山、沢山泣いた。本当はお兄ちゃんが泣きたい筈なのに……

「…落ち着いたか?」

『…うん…。……あのね、お兄ちゃん……あの時疑ってごめんなさい…!』

暫くして落ち着いた私は1度深く深呼吸をしてから謝った。許されて良い訳無いのは分かってる、それでも私はお兄ちゃんに謝りたかった

「……良いよ。気にしてねぇから」

『……え…あ、あんなに酷い事した、のに…?』

兄の意外な言葉に私は驚きが隠せ無かった。だって、私がした事は許されない事で……お兄ちゃんをここまで追い込んだんだよ…

「あれはお前等が自分を守る為だったんだろ?なら仕方ねぇよ」

お兄ちゃんは笑ってそう言っていた。……“目”以外は笑っていた
起きたばかりだから無理に笑ったのかな?なんて私は思っていた


あれから数日後、お兄ちゃんは再びメカクシ団の1人に戻った
お兄ちゃんが戻って以来皆は良くお兄ちゃんと話していた。皆お兄ちゃんに笑って欲しくて色々な話題を考えては話してて、その度にお兄ちゃんは楽しそうに笑っていたけどやっぱり目だけが笑って無かった。それで私は確信した

__お兄ちゃんは私達を許して無いんだと
許して無い所か信用して無いとも思った。普通はそうだよね、仲間だと思ってた人達にいきなり知らない事で責められて精神的に追い詰められたから……信用されてると思う方が可笑しい…

きっとお兄ちゃんにはもう、あの頃のお兄ちゃんは居ないんだ


……ごめんなさい、お兄ちゃん…

−END−

Re: 復讐は身近で密かに行われる【カゲプロ/嫌われ】 ( No.28 )
日時: 2018/05/15 19:25
名前: 殺薇*狂喜の傀儡師*

・第三章
〜復讐は身近で密かに行われる〜

*シンタローに良心など無く黒いです
*復讐を計画したのはクロハ基冴える蛇と貴音です
*カゲロウデイズ攻略後で捕らわれていた人達は皆解放されてます
*シンタローの味方はカゲロウデイズ側と高校生組+ヒビヤです

次レスから本編で御座います

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