大人二次小説(BLGL・二次15禁)

復讐は身近で密かに行われる【カゲプロ/嫌われ】
日時: 2018/05/15 19:25
名前: 殺薇*狂喜の傀儡師*

此方はカゲプロのシンタロー嫌われ小説だけを書くスレッドで御座います

シンタロー嫌われが嫌いな方,苦手な方は戻る事を御勧め致します

−注意点−
*更新ペースは遅い方です
*書くものはシリアス重視です。又、死ネタを含む事も有ります
*第○章としますが一章,二章と続いている訳では有りません。一章で1つの御話です
*悪女を出す予定も有ります(復讐ネタも)
*又、他作品とのクロスオーバー作品も予定しています
*小説を書く際は名前欄を視点キャラの名前にします

・第一章 >>1
〜喜劇は存在するのか……?〜
・第二章 >>18
〜赤いヒーローは夢に溺れる〜
・第三章 >>28
〜復讐は身近で密かに行われる〜

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Re: 喜劇は存在するのか……?【カゲプロ/嫌われ】 ( No.5 )
日時: 2017/08/03 11:58
名前: 榎本 貴音

迷ってたモモちゃんの代わりに開けた遥を先頭に私、アヤノちゃん、モモちゃんも中に入った

「姉ちゃん!いらっしゃいw」

「おいカノ。貴音さん、遥さん、キサラギも居るだろ」

「そーっすよ。ほんとカノは昔から俺等の中で1番姉ちゃんが好きっスね」

さっきまでシンタローの悪口を言ってたと思えない空気……でもモモちゃんが嘘ついてる訳でも無いし、何よりシンタローが居た時と態度が全然違うじゃない…

「…貴音、気持ちは分かるけど落ち着いて」

余りにも分かりやすい態度の違いにイライラしていた私に気付いた遥に言われた。そんなの分かってる、分かってるけど…

「あの…私今日皆さんに言いたい事があって来ました」

「言いたい事?何だ?」

「私No.5如月モモとNo.7シンタローは此処を辞めます」

モモちゃん良く言った!それにしても…団長達の驚きが凄いわね。まぁそれもそうか、辞めて欲しかった人の他にも団員が減るんだから

『あぁ、そうそう。私達も辞めるから』

「わ、“私達”?」

『そう、私達』

あ、駄目だ。全然分かってない。4人で一緒に入って来て、私達って言ったら分かるでしょ

なんて思ってたら修哉君が口を開いた

「まさか姉ちゃんや遥さんって訳じゃ無いよね?」

「そのまさかだよ、修哉」

「な、何で姉ちゃんまで辞めるのさ!?」

「修哉達がシンタローを傷付けるからだよ…」

「え……」

周りの雰囲気が変わったのが分かった。特に修哉君は団長達と違った感じがしたけど、当たり。きっとシンタローに対しての殺意……

「それじゃあ、私達は此処にはもう来ないから。行きましょう、遥さん、貴音さん、モモちゃん」

「は、はい」

「うん」

『えぇ…。自分達が何したか良く考えて下さい、ゴミクズ集団さん』

最後に出る前にエネ口調で、でも貴音の時と似せた雰囲気で言い放ち私はドアを思いっ切り閉めた

Re: 喜劇は存在するのか……?【カゲプロ/嫌われ】 ( No.6 )
日時: 2017/08/08 06:22
名前: 楯山 文乃

メカクシ団を抜けた私達はシンタローの家(モモちゃんの家でもあるけど!)に急いで向かってた

早くしなきゃ、シンタローがまた…自分の事を責めてしまいそうで怖い……

『シンタロー…無事で居てね……』

私は小さく呟いた。誰にも聞こえない声で

私達の大切な真っ赤なヒーロー…今度は私達が守る番だから__


時間掛かっちゃったけど無事家に到着〜…

「ごめんね…醒ますがあるお陰で走れる様にはなったけど、やっぱり元々病弱な身体だから追い付かなくて…」

「私は治ってる訳じゃないし、走ってる時に発作を起こした事があるから……」

『気にしないで下さい…!貴音さんと遥さんの病気の事は知ってますし、ね?』

走っていなかった人達が急に走る事が無茶なのは幾ら馬鹿な私でも分かる。
本人なら特に分かっている筈なのに、無理をしてでも走ってくれたお2人には感謝しか私は無かった

「それじゃあ、開けますね」

玄関前に向かったモモちゃんはそう言って鍵を開けてくれた

「どうぞ、」

『「「お邪魔します」」』

中に入って直ぐに皆でシンタローの部屋に向かった

待っててね、シンタロー…!

Re: 喜劇は存在するのか……?【カゲプロ/嫌われ】 ( No.7 )
日時: 2017/08/16 06:26
名前: 如月 伸太郎

《お前に喜劇なんて訪れない》

『__ッ!っは、はぁ…はぁ…………ハハッ…そんな事…とっくに知ってんだよ…』

夢の中で俺に囁いた【俺】は絶望した様な…まるで俺の気持ちを表すような声をしていた

『……俺が居なくなれば…必ず喜劇は存在する…』

彼奴等の為にも俺は…消えなくちゃ……

ベッドから降りた俺は机の1番上の引き出しを開け、大量の鋏の中から赤い鋏を取り出した

首……は、即死だけど…今回が最後の死時だからな…違う死に方にしたい…

どう言う死に方にしようか…、考えていた俺は1番簡単で苦しまずに済む方法を思い出した

『…あれなら時間掛かっけど、簡単で苦しまずに済むじゃねぇか…』

そう、俺が思い出したのは“リストカット”
出血多量で死ねるし…何より、リスカでも死ねる事を自殺サイトで読んだ事があった

鋏を持ったまま俺はベッドに座り、晒した腕に鋏の刃を強く当て引いた
何度も何度も同じ所に当てては引いての繰り返しで

『……これだけ切れば…死ねる、よな……』


俺はお前等の事…好きだったぞ……

「「「「シンタロー/君/お兄ちゃん!!!!」」」」

ベッドに倒れ込み乍、届かない思いと何時来たのかドアを打ち破いて来たアヤノ達の顔を最後に俺は、意識を手放した__

Re: 喜劇は存在するのか……?【カゲプロ/嫌われ】 ( No.8 )
日時: 2017/08/23 12:06
名前: 九ノ瀬 遥

「当然と言えば当然よね…」

シンタロー君の部屋前に来た僕ら。当然ながら部屋は鍵が掛かってて困ってしまい

『どうしようか……何だか嫌な予感がするから早く開けたいけど…』

「うーん……あ、打ち破って入るのはどうですか?」

「も、モモちゃん?凄い事思い付くね……」

モモちゃんの言葉にアヤノちゃんと同じ事を思ってた僕は『皆思った事は一緒かな?』って言ってみた

「そうね、私もアヤノちゃんと同じ事思ったわ。そう言う遥だってそうでしょ?」

『あはは…実はそうなんだぁ…』

「えぇっ!そんなに凄い事かなぁ……って、こんな話してる暇無いですよ!」

「そうだった!うぅ…ちょっと気が引けちゃうけど、この際モモちゃんの案で行きましょう!」

「仕方ないけどそうするしか無いわね」

『そうだね』

前の僕じゃ絶対出来ない事を今の僕は少しだけど出来るんだ。

遥の時もコノハの時も君は僕を支えてくれた。だから、今度は僕が君を支える番だ__

そんな気持ちいっぱいを最後に何度もしていた体当たりでドアを打ち破いた
その時見えたシンタロー君は心做しか笑ってる様に見えた

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