大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 復讐は身近で密かに行われる【カゲプロ/嫌われ】
- 日時: 2018/05/15 19:25
- 名前: 殺薇*狂喜の傀儡師*
此方はカゲプロのシンタロー嫌われ小説だけを書くスレッドで御座います
シンタロー嫌われが嫌いな方,苦手な方は戻る事を御勧め致します
−注意点−
*更新ペースは遅い方です
*書くものはシリアス重視です。又、死ネタを含む事も有ります
*第○章としますが一章,二章と続いている訳では有りません。一章で1つの御話です
*悪女を出す予定も有ります(復讐ネタも)
*又、他作品とのクロスオーバー作品も予定しています
*小説を書く際は名前欄を視点キャラの名前にします
・第一章 >>1
〜喜劇は存在するのか……?〜
・第二章 >>18
〜赤いヒーローは夢に溺れる〜
・第三章 >>28
〜復讐は身近で密かに行われる〜
- Re: 喜劇は存在するのか……?【カゲプロ/嫌われ】 ( No.17 )
- 日時: 2017/11/01 03:18
- 名前: 如月 伸太郎
あの後、俺達は冴える改めクロハも含め他愛も無い会話をした
俺は様子見の為1日病院で過ごす事に。モモやアヤノは残りたがってたけど、病院にずっと居る訳にもいかず遥先輩達と渋々帰って、クロハはまたあの空間に戻っていた
『…静か、だなぁ……』
1人残された俺はそんな事をボヤいた。昔は今みたいな状況が普通だったんだけどな……彼奴等と出逢ってから変わっちまったみたいだ
今となってはあの賑やかさが当然で…懐かしく感じる
俺の居場所が出来たと勘違いしていたにしても、あの場に居れたのは幸せだった
『……もう、あの場所に戻れないと思うと寂しいな……』
俺の数少ない居場所は減った。彼奴等への信頼も………無くなった
彼奴等は好きでも信頼は別物だ
きっと忘れる事は出来なくても、会えば仲間としてじゃなく1人の他人として振舞ってしまう。俺はそんな人間だ
__そんな人間に喜劇は存在するのか……?
答えはNoだが…人によって解釈は異なってしまうが、少なからず俺はNoだと言い切れる
『…俺に喜劇は訪れない。そんな事、解り切っている』
そんな自問自答を繰り返して自嘲気味に乾いた笑い声が俺の口から零れた
−ENDー
- Re: 赤いヒーローは夢に溺れる【カゲプロ/嫌われ】 ( No.18 )
- 日時: 2018/05/15 19:06
- 名前: 殺薇*狂喜の傀儡師*
・第二章
〜赤いヒーローは夢に溺れる〜
*暴力表現が有ります
*カゲロウデイズ攻略前なのでアヤノやヒヨリは居ません
*メカクシ団の皆が酷いですが、後半変わります(夢物語になりますので)
*シンタローが辛い現実を受け入れられず夢に溺れ、話は殆どシンタローの夢の話です
1話目 >>19
2話目 >>20
3話目 >>21
4話目 >>22
5話目 >>23
6話目 >>24
7話目 >>25
8話目 >>26
9話目 >>27
- Re: 赤いヒーローは夢に溺れる【カゲプロ/嫌われ】 ( No.19 )
- 日時: 2017/11/02 05:52
- 名前: 如月 伸太郎
−願った夢を見れば夢に溺れ続ける。
深く覚めたくない眠りに堕ちてしまえば、救いようも無い−
〜事の始まり〜
『…ちーっす……って、お前等どうした?怖い顔しt((「どうした?、だと!?何巫山戯た事を言ってるんだ!」え…ちょ、何だよ急に……』
いや、ほんと…何が何だかさっぱり……何で俺急に怒られなきゃいけねぇんだ?
「シンタロー君さ、僕等の情報売ったでしょ」
………は?
カノが発した言葉に俺は思わず固まった
『…悪いけど、全く身に覚えが無い。それに、エネだって詳しい筈だろ』
「じゃあ誰がしたって言うのさ。機械に詳しいのは確かにエネちゃんもだけど、エネちゃんはココ最近キサラギちゃんの携帯の中で殆ど居たよ」
確かにエネはココ最近モモの携帯に移る事が多かったが……流石にずっと居る筈ないだろ
別に彼奴の事を疑ってる訳では無い。ただ、何で俺だけこんなに疑われなきゃいけないんだ
『殆どモモの携帯に居たとしても、離れる時ぐらいあるだろ』
「それは無い」
『…何でそう言い切れるんだ?モモ』
「だってエネちゃん、離れる時がそんなに無かったよ。あっても団長さん達の所に移動したぐらいだから」
モモがそんな事を言えば確かに来たと言う言葉ばかりが上がり、次第に俺しかやれる奴が居ないと言い出した
『だから、俺じゃなi((ぐっ…!?』
否定しようとしたら腹に痛みを感じ、見れば直ぐに理解した。殴られたのだと
「惚けるのもいい加減にしろ!」
『惚けるも何も…俺は何も知らない!』
必死に叫べば今度はカノに蹴られ、それを合図に他からの罵声や暴力が俺に降り掛かった
- Re: 赤いヒーローは夢に溺れる【カゲプロ/嫌われ】 ( No.20 )
- 日時: 2017/11/02 06:18
- 名前: 如月 伸太郎
キド、カノ、セトからは暴力を
マリーからは本を投げ付けられて
モモ、エネ、ヒビヤからは暴言を浴びされて
コノハは幸い何もして来なかった、けど目が酷く悲しげで……裏切られた様な目をしてて
何で、何で誰も信じてくれないんだよ……
俺は…お前等の仲間じゃ無かったのか?
……あぁ、そうか……そう言う事か…
俺は仲間になれなかったんだ。だからあっさり疑われて信じて貰えないんだな。そっか、そっかぁ……
何故だか俺の思考は冷静だった
途端、暴力が収まった。その頃には感覚なんてもう無かった
「お前が謝れば今回は許してやろうと思っていたが、そんな様子は無いみたいだな」
「ほんと最低っスよ」
「あーあ、何でこんな奴入れちゃったんだろ。姉ちゃんが作った此処が汚されちゃったじゃん」
「皆を困らせるシンタローなんて大嫌い!」
「こんなのが兄だったなんて…」
「ほんとゴミクズですね」
「やっていい事と悪い事の区別も付かない訳?」
「…もう友達じゃ、無い…」
とどめを刺すかの様に降って来た皆の目と声…。俺の嫌いな…化け物を見る様な目……
コノハが抵抗もしなくなった俺をアジトの外に放り出した
「お前には此処を強制脱団して貰う。もう2度と俺達の前に現れるな」
キドの声を最後に目の前のドアを閉められた
『……帰る、か……』
僅かに残った力を振り絞って俺は、人目に付かない道を選び歩いて帰った