大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 復讐は身近で密かに行われる【カゲプロ/嫌われ】
- 日時: 2018/05/15 19:25
- 名前: 殺薇*狂喜の傀儡師*
此方はカゲプロのシンタロー嫌われ小説だけを書くスレッドで御座います
シンタロー嫌われが嫌いな方,苦手な方は戻る事を御勧め致します
−注意点−
*更新ペースは遅い方です
*書くものはシリアス重視です。又、死ネタを含む事も有ります
*第○章としますが一章,二章と続いている訳では有りません。一章で1つの御話です
*悪女を出す予定も有ります(復讐ネタも)
*又、他作品とのクロスオーバー作品も予定しています
*小説を書く際は名前欄を視点キャラの名前にします
・第一章 >>1
〜喜劇は存在するのか……?〜
・第二章 >>18
〜赤いヒーローは夢に溺れる〜
・第三章 >>28
〜復讐は身近で密かに行われる〜
- Re: 喜劇は存在するのか……?【カゲプロ/嫌われ】 ( No.9 )
- 日時: 2017/08/25 12:43
- 名前: 榎本 貴音
〜in病院〜
ピッ…ピッ…ピッ……
煩い……でも、これは鳴り続けなきゃいけない音…
私達にとって、今凄く大切な音……
此処に運ばれて時間もだいぶ経った。それでもまだ目を覚まさない
アヤノちゃんはずっと彼奴の傍、モモちゃんはスマホを弄ってるけどきっと仕事のキャンセルメール、遥は経験者でもあるから俯いてて……まぁ、私もなんだけど…
とりま、皆黙り込んじゃって機械音しか聞こえない訳で……
『……早く、起きなさいよ…馬鹿…』
「貴音……」
「「貴音さん……」」
『沢山、説教してやるんだから…っ』
それから、皆で抱き締めてお帰りって言ってやるんだから…。
そこまで言った私に3人は驚いて居たけど
「そうだね、貴音。沢山説教して、沢山抱き締めてあげよう。ね、アヤノちゃん、モモちゃん」
「はいっ!きっとシンタロー、驚くだろうなぁ」
「お兄ちゃん、こんな人達と巡り会えて、本当に幸せ者です!」
ねぇシンタロー、こんなにもアンタの事思ってんだから、起きなさいよね
私はアンタの先輩なんだから、偶には頼りなさいよね
今度はあんな顔、させないから__
- Re: 喜劇は存在するのか……?【カゲプロ/嫌われ】 ( No.10 )
- 日時: 2017/09/02 19:23
- 名前: 如月 伸太郎
―おい、彼奴またテスト満点取ったらしいぜ―
―またかよ…。まさかカンニングしてるんじゃ―
―如月、今日から先生と別室でテストを受けて貰うぞ―
これは……昔の俺の記憶か……
あの頃は何を言われても何とも思わなかったな…
―化け物―
誰が言ったかも分からない言葉。あの一言で俺は…確か教室を飛び出して屋上に行ったっけな……
それで……あれ、どうなったんだっけ?
何故だか思い出せない……
「おいおい、俺には生きろつった癖にテメェが死のうとしてんじゃねぇぞ」
聞き覚えのある声が聞こえた途端周りが真っ暗になった
『……冴える…』
「よォ…あの日以来だなァ?」
真っ暗な空間でもハッキリと分かる相手は確かにあの日、居なくなった冴えるだった
『…何の真似だ?居なくなったと思えば俺の前に現れて…』
「……お前、今自分がどう言う状態か分かってんのか」
『あぁ……分かってるさ。モモ達が入って来た時点で俺の自殺は叶わない……、今は意識不明って所だろ』
何で俺を助けようとするのか不明過ぎる……俺に生きる価値なんて無いんだぞ
- Re: 喜劇は存在するのか……?【カゲプロ/嫌われ】 ( No.11 )
- 日時: 2017/09/12 15:24
- 名前: 冴える蛇
人間は何て愚かな生命だ
仲間だの信用してるだの言って信頼させておいて用済みになれば直ぐに裏切り、簡単に手の平返す……
だから俺はそんな人間が嫌いだった
彼奴……“如月伸太郎”に出会う迄は
『何故俺を助けたか聞いた時“存在しなくて良い奴なんて居ない”そう言ったよなァ?』
「……そうだな。前にも言った通り、俺以外は存在しなくて良い奴じゃないからな」
あぁ、まただ…また此奴は自分を消失的に見て言う
何故自分を含めない?存在しなくて良いのはお前等から見た俺の筈だろ。なのに何故…お前は俺も存在して良い奴に含めるんだ……
『…その言葉、そっくりそのまま返してやる。それに…最善策、テメェには待ってる奴が居る』
「俺を……?」
『あぁ…だからさっさと目ェ覚ませ、よっ…と』
俺は柄にも無く最善策を突き落とした
「ッ!?冴えr」
『…じゃあな、シンタロー』
俺はお前を守る事なんて出来ねぇけど、…物理ではあるが背中を押すぐらいは出来ただろ
もっと早くお前と出会えて居れば…俺も何かが変われてただろうか
- Re: 喜劇は存在するのか……?【カゲプロ/嫌われ】 ( No.12 )
- 日時: 2017/09/12 16:22
- 名前: 朝比奈 日和
黒いコノハさん……長いからクロハさんで良いわ
公園で居た私の前に現れたクロハさんから聞いた話が本当なら、ヒビヤ達は許せないけど…それよりもあの人に、クロハさんの事を伝えないといけない気がしてならなかった
〜数分前〜
『暇ね……アジトにも何だか今日は行きたい気分にもなれないわ…』
「…なら、俺の話を聞くってのはどうだ」
頭上で聞こえた声に聞き覚えのある、私の憧れの人の声を少し高く機械的にした声に私は顔を上げて声の主を見上げた
『…黒い、コノハさん……?』
「…何だ其の呼び方は……」
コノハさんの黒版だからよ
なんて言わずに私は心の中で呟いた
『それより、貴方の話って何ですか?』
何故か私はこの人の話に興味を持っていて、気になって聞いた
「…あ?あー……俺が消えるって話だが……振っといてアレだが、聞くのか?」
『!それ、他の人には……?』
「…話してねぇよ」
それじゃあ、シンタローさんは……消える事を知らない…?
『じゃあ、何で…私には話す気になったんです?』
「彼奴に話すと思ってな……あのお人好しに…」
きっとこの人の言っているお人好しはあの人だ……アザミさんが居なかったら…自分を犠牲にしてまで、私達を助けようとしてくれた
真っ赤なヒーローのあの人__シンタローさん