大人なりきり掲示板
- ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL
- 日時: 2024/01/22 04:43
- 名前: 草紙 (ID: HBvApUx3)
・・・・・
嗚呼、ひきこみてやみなんは口惜しう、をかしきもあはれも、あまた見せまほしきを、知られで朽ちぬ。
いで、これもさるべきにこそはと、許しやはする。いかでか許せむ。書き置きて曰く、
『 境目所ニ、百年預置之付而、内々遂呑走候、
今度於人間似相之所候者、可申付候、此由
可申聞候、謹言
丑ノ刻 九十九神 花押
----殿 』
・・・・・・
>此より先、時を過ぐるまで一切の言を禁ず
『 覚え書き 』
>>1 / はじめに・世界観
>>2 / 九十九神一覧
>>7 / 追加:九十九神
>>3 / 空間・部屋について
>>4 / 人間申告(プロフィール)
>>5 / 注意事項
>>8 / 追記
『 訪問者 』
一、和泉 青戸 様(>>11)
初回:傷乃 黒幕:彼岸花
二、神庭羅 夜桜 様(>>18)
初回:暗間 黒幕:鳥兜
三、九井 祈織 様(>>53)
初回:異割 黒幕:紫陽花
- Re: ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL ( No.63 )
- 日時: 2024/03/14 21:37
- 名前: 和泉青戸/一夜 (ID: YzSzOpCz)
>>19
(大変遅くなってしまい誠に申し訳ございません。機種変やその他でばたばだしてしまい、見失っておりました…)
「それって」”引き込んだ”だの”名を悪用する”だの、なんだか現実味が感じられない。いや、知らぬ場所で目覚めた時点で現実がどうのこうのとは言えないか。こんな異端な状況で、いささか勢いの欠ける自分に事態の把握は手に余る。よしんばこれ以上問答を続ける気力があったとして、そんな神みたいなことができる相手とは渡り合えない。忠告されたばかりの自身の名だって、迫られれば明かしてしまうだろう。分からないことだらけだが、質問を重ねたところで理解できる気もしなかった。「説明が難しいよ、何も知らないのに」言葉に乗った不満が限りなく小さいことには誰だって気づけるだろう。現状をどうにかしようという気は半分投げ出した。根気強くいくのは苦手なんだ。耳に触れられて多少驚くも、その力の柔らかさに一瞬身じろぎするだけで済ます。まるで愛でられているかのようだが、自分は傷乃さんにとってどういう位置づけなんだろうか。「これ……?」次元さえ怪しいような誘拐まがいのことができるのに、いや引き込んだのはその仲間かもしれないらしいが、それでも何者でもないという回答には納得できなかった。まあ、本人が言うのだから受け入れるしかない。刃を差し出されたので手に取ってみるも、こうも簡単に手のひらに収まってしまうようなものが傷乃さんであるとは思いにくい。ちょっと眺めてから戻す。「よく分かんないな。返すよ」
- Re: ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL ( No.64 )
- 日時: 2024/03/28 02:29
- 名前: 折化/異割 (ID: .KuBXW.Y)
▼ 神庭羅夜桜 様(>>62)
さて、早速本題に入るんだけど、君は帰る手掛かりを探してるんだよね?
そう云う事なら情報を教えといてあげよう。突止と、異割、普段なら大丈夫だけれど異割も、此の2体には気を付けて。
(自由に出歩ける時間が取れましたのでと伝えられ、正座して床に膝を着く彼を見届けては本題をと、口を開く。情報開示として、名を出した2者は見た目と裏腹である意の突止に、言動に気を付けなければ何を仕出かすか分かったもんじゃない異割だ。然し折化も折化で他の連中に要注意者として疑惑をなすり付けてたりや画策かもしれない。鵜呑みにするのは危険だろう。当人は手伝える事が在るなら、と次いで何か有事の時にを考え、提案を投げ掛け。)
若し何かあれば僕の部屋に駆け込んで来て、匿ってあげるから。
▼ 九井祈織 様(>>62)
オレらの部屋よりかはまだ居心地が良いようにな。
(他者の存在を示唆すれば、大人しく従順な姿を確かめると、彼の肢体を落とさないよう確りと抱え直して。中々帰れないのは堪えるだろうが、ちゃんとした部屋が用意されているのは悪くない事だろう、と諭し。其れから訪れた時と同じように乱雑に襖を足で押し退けて。割れた玉の転がる自室とは違い酷く殺風景な廊下の先、中央に見えるのは此れまた簡素な襖。僅かに隙間が開いた其処に足袋の爪先を引っ掛けて二人が通れる程度の入口を開いたなら、六畳程の部屋の中心部に運び込み其の儘彼を降ろそうと。畳に無事降ろす事が出来れば彼の足元へと目を留める。破片の散らばる己の部屋ならば兎も角、此の無機質な部屋に外沓は相応しくない。屈み込んで彼と目線を合わせ、ついと其の爪先を突いて)ここがお前の部屋だけど……お前沓を履いたままだね。預かっておいてやろうか?
>>63
其れは大変でしたね、遅くなってしまった事は問題ないですから引き続き可能ですよ。但し、継続への返信はもう暫くお待ち頂きますね。
- Re: ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL ( No.65 )
- 日時: 2024/03/31 04:54
- 名前: 傷乃 (ID: Ueli3f5k)
▼ 和泉青戸 様(>>63)
説明が難しく感じるのは無理もない。環境にも時期に慣れる。
(其処迄大きくもない不満を漏らす彼に、さして気を悪くする事はなく、彼にとって難しく感じてしまうのは仕方のない事であって、其れに目覚めたばかりなのだから。過ごしていく事で環境にも慣れるだろう。耳に触れれば彼は一瞬身動ぐだけで済まし、拒絶されなかった事に気を良くし。此処に引き込まれる人間は何れ伴侶になるだろう存在。基本的に其の運命なのだ。差し出した刃は眺めてくれたものの、再び自身の元に返されると、ムスと少しばかり不服気に眉を潜めるが、叱言を言う事でもないか、と此処は心情を収める。其れから薄青い座布団の上から立ち上がるよう促し。襖を開いた先は、不自然な程に明るい廊下であった。)
まぁよい。そろそろお前専用の部屋へ案内してやろうぞ。
- Re: ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL ( No.66 )
- 日時: 2024/04/02 05:38
- 名前: 神庭羅 夜桜/三夜,九井 祈織/一夜 (ID: H0NgZNVT)
>>64
_神庭羅 夜桜
本題がその事、と言う事は少なくとも折化様では無いのですね?……突止様に異割様、ですか。
(床に膝を着くと早速本題に入るんだけどと言われ続けられた言葉にまさか相手から帰る手掛かりとして情報を提供されるとは思わず、驚いた様に目を瞠るも直ぐにスッ…と目を細め表情を戻せばこの空間へと連れて来た相手である可能性は低いと見ると違うのですね?と言う疑問を浮かべ乍も問い、情報開示として出て来た2人の名を復唱する様に呟くもまだ可能性が低いと言うだけで相手も当然怪しい為鵜呑みにはせず、ただその2人は要注意する必要は有りそうだと頭の中に叩き込んで。相手から投げ掛けられた提案に完全に信じる事はしないが最悪な事態、例えば対談が上手く行かず迫られる状況に陥った際は逃げ場の無い自室よりも手伝ってくれると言う相手が居るこの部屋に逃げ込む方が安全だろうと考えれば小さく頷いてはその時はお願いしますと述べて。)
何かあれば………そうですね、最悪な事態が起きたその時はお願いします。
_九井 祈織
ぅ……えと、ありがとうございます。
(相手や他のまだ見ぬ人達の部屋よりもまだ居心地が良い様にと用意されたらしい自身の部屋事情にきっと直ぐに帰る事は出来ないのだと絶望的な状況を改めて痛感する。自身が大人しく流れに任せた事を確認した相手に抱え直されると重くて落とされるのかと思いバクバクと心臓を鳴らしていれば乱雑に足で押し退けられた襖の先に広がる酷く殺風景な廊下にこの空間は何だか寂しいと思い、彩れば明るく寂しくない空間になりそうなのにと思い乍も彼等が望むのはそれじゃない様な気がすると思考していれば中央に見える簡素な襖の僅かに開かれた隙間に足袋の爪先を引っ掛け開かれた、6畳程の部屋の中心部まで運び込まれそのまま畳へと降ろされた事で浮遊感も無くなりホッと胸を撫で下ろしていれば屈み込んだ相手と目線が合い、自身の履いているスニーカーの爪先を突かれ、預かっておいてやろうかと言われると流石にそれはと思い小さく首を横に振ると大丈夫ですと断って。)
い、いえ…自分の物は自分で管理、出来るので……大丈夫、です…。
- Re: ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL ( No.67 )
- 日時: 2024/04/03 05:35
- 名前: 折化/異割 (ID: P747iv5N)
▼ 神庭羅夜桜 様(>>66)
流石だね、君は。…うん、君の言う通り少なくともそうだよ。僕は君に愛でられたら何れだけ良い事だろうとは思うけど、君もいきなり連れて来られて困っちゃうだろうからね。
まだ遭った事ないっぽいね。こっちが突止でこっちは異割だよ。突止の見た目には騙されないように。
あ、あと、暗間は世話を焼いてくれるけど、あまり頼りにしない方が身の為だよ、代償を求められるんだからね。
(此処に引き込んできた張本人ではない、と云う問い掛けをしてくる辺り、彼は確りしているし、用心深い。可能性を完全に無くしてやるよう素直に認め明かし手を貸す。然し、逃したくないと云う想いも少なからず有り。錆波が全力阻止しなかっただけの分、信頼を与え好印象へ手助けしているだろう。詳細は語らなくても良いのかと思いながら色の付けられた人物絵を出せば順々に指を差し説明してやり、突止の見た目には気を付けるよう勧告。片方は桃色の髪に赤色の組紐と三段階となっている特徴的な瞳の、少年と思わしき物ともう一方はくすみのある金髪に赤褐色の髪留めと濃さに違いのある眠た気な2対の玻璃色瞳を持つ物で。ついでに真っ赤な嘘ではないが印象操作してやろうと企み。提案にお願いしますと述べ賛同されれば、泰然な微笑みから、にぱっとした笑みを浮かべて。かと思えば、改めて彼の容姿に恍惚な目で釘付けとなり。)
うん、手助けするよ。
其れより、さぁ…綺麗な見た目してるよね、全体的に魅力的で目を惹くけど、髪とか其の色白な首筋。
▼ 九井祈織 様(>>66)
ちぇっ、折角オレが世話を焼いてやろうと思ったのに。
(下ろした視線の先、胸を撫で下ろしていた彼の選択を待つ。軈て返ってきて、現世への繋がりが一つ失われる様な気がしたか。管理出来ると無下にされるも、恐怖心や警戒心を増幅させてしまうからグッと堪え。返して欲しかったら出したり預かったりする毎に口付け一回のついでとばかり付け足す戯言の交渉を持ち掛けようとしてたところだったのに。駆け引きとも呼べない。次いでやおら人差し指の先を掲げればしゅるしゅると空中に現される古風な巻子本と筆。粗く上質な和紙の感触を確かめたなら、彼に紙面を示すべく翻す。いつの間に引っ張り出したのか部屋の隅には真新しい欅の文机が鎮座しており、取り出したあれこれをその上に並べ指し示しては)それから、なにか欲しいものがあるなら紙に書いてオレに渡して。……墨は摺らなくてもいいよ。筆には勝手に墨が滲むから。
- Re: ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL ( No.68 )
- 日時: 2024/04/13 05:09
- 名前: 神庭羅 夜桜/三夜,九井 祈織/一夜 (ID: H0NgZNVT)
>>67
_神庭羅 夜桜
そうですか………貴方様がそこまで仰るのであれば、私はその言葉を信じましょう。あぁ、いえ……連れて来られる事自体は慣れているのでそれほど困りはしないのですが、私としては現世に戻り貴方様方の本体であろう物をこれからも大切に扱いたいですから。
(はぐらかす事も無く素直に認めた相手にそこまで言うのなら確実に違うのだろうと、可能性を無くせば信頼は出来るかと思い相手の言葉を信じると言い。愛でられたらと、いきなり連れて来られて困るだろうと言う様な事を言われると元より好かれやすく良くある為慣れているから困らないと言い、戻れば相手や他の者の本体でもある物をこれからも大切に扱いたいと述べて。要注意するべきだと言う2人の詳細を語る様に色の付けられた人物絵を出し順々に指を差し乍も説明されるとその容姿を忘れない様に絵を見つめ覚え乍も見た目に騙されない様にと言われると確かにこの見た目だと普通の人は騙されそうだなと内心納得して。あと、と最初に邂逅した相手の名前があがり、あまり頼りにしない方が身の為だと、代償を求められると言われると「その事については大丈夫です。先代……祖母から痛いぐらい言い聞かされていますので、求められる程の事をするつもりは無いですから」と代償として何を求められるか分からない以上それほど頼る事は無いと告げて。相手の提案に賛同した事で笑みを浮かべたかと思えば恍惚とした様子で綺麗な見た目と言われるとお礼を述べ、相手には手助けをして貰うのだからと思えば触れますか?と小首を傾げ問い掛けて。)
ありがとうございます。…お触れになられますか?手助けをして貰う代わりになるかは分かりませんが…。
_九井 祈織
部屋、まで用意して貰って…流石にそれ以上お世話になるのも申し訳無くて……。
(世話を焼いてやろうと思ったのにと言う相手に申し訳無さそうに眉を下げると部屋まで用意されていて、それ以上お世話になるのは申し訳ないと思う気持ちは事実ではあるがそれ以前に無自覚にもこの空間の住民に渡ると何だか戻れない気がしていて。管理出来ると断り相手からそう言われた以降特に何か言われるでもされる訳でも無い様子に大丈夫そうかなと思っていると相手が人差し指の先を掲げる為、不思議に思い首を傾げているとしゅるしゅると空中に古風な巻子本と筆が現れ驚けば目を瞠りぱちくりと数回瞬きをして。和紙の感触を確かめていたのであろう相手がそれを翻し、何時からあったのか部屋の隅に鎮座された文机の上に並べ指し示された物を見ながらも説明を聞いて。墨を摺らなくても良いと、筆に勝手に墨が滲むと言われどういう原理で…?と思うが考えても答えは見つからないだろうと自己解決しながらも分かりましたと小さく頷き乍返事を返して。)
へ?わ、分かりました。
- Re: ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL ( No.69 )
- 日時: 2024/04/14 05:05
- 名前: 折化/異割 (ID: P4RGPyNJ)
▼ 神庭羅夜桜 様(>>68)
!─大切に扱ってくれる、の。嬉しい…益々協力しなくちゃね。
(彼は信じてくれると言うなら有難い。其れになんと慣れていると言う。其れから付喪神に成り損ないと気付きながら本体である物を大切に扱いたいとも。彼の言動に益々僕は協力したくなった。ふんわりと微笑めばぱちぱちと瞬きする毎に、変わる白花の模様。人物絵を見せれば、異割については言動に気を付けなければいけない、と説明せずども彼なら下手な事は言わないだろうとの信用を置き。「言い聞かされてるなら、良かった。」懸念は杞憂に終わったようだ。触れるかと問われれば、不意に躊躇いなく彼の首筋へと片掌を這わせ。スベスベとした感触を堪能して。)
触れて良いの?─なら。
▼ 九井祈織 様(>>68)
そりゃ残念、つまらないな。
(全く面白くないとでも言うようにぴくりと動いた口の端は、自身の暴慢な気質を体現したもの。そして癇癪を起こす寸前の子供よろしく不満を滲ませて。戻れない気がして言われた意見に疑いもなく引っかかる姿は幼稚な横柄さを示している。小さく息を吐いて文机傍らの壁に身を預けたなら、了承の意に眠たげな目を向けて「……捨てられたことがあるものなら、何でも取り出せるからね。なんでも。」謎掛けのような返答とともに畳の上に胡座をかいて座り込み、ふと彼へと腕を伸ばす。振り払われることがないのならば伸ばされた腕は彼の腰を抱え、自身の方へと引き寄せてしまうことだろう。多少の抵抗は抑え込んでしまう目算で肢体を背後から絡め取り、彼の腹の上で指同士を組み合わせて。赤みのある髪に鼻先を擽られるような距離、柔肌に頬を擦り寄せては図体に見合わわぬ弱々しく拗ねたような声音を落とし。きゅ、と腕を結ぶと、言い訳じみた言葉を脈略なく連ねていき)ねえ、お前は本当に帰りたいの。オレ、本当にずっと待ってたんだけど。……お前が帰りたいって言うなら、協力しないわけにはいかないけど、……でも本当に帰るの。
- Re: ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL ( No.70 )
- 日時: 2024/04/26 22:53
- 名前: 神庭羅 夜桜/三夜,九井 祈織/一夜 (ID: QiHeJRe.)
>>69
_神庭羅 夜桜
えぇ、今もとても大切にしていて…髪を梳かす櫛も使っている簪も幼い頃に母から頂いた物で今も尚欠けず壊れずに使っています。
(ふんわりと微笑み瞬きをする相手の瞳の模様である白花が変わる様子にこう言う目は初めて見たけど綺麗だなと思い乍も大切に扱う事を嬉しいと言う相手に今も大切に扱っていると、自身の髪を梳かす為に使っている柘植櫛や今髪に差さっている簪は幼い頃に母から貰ったが今も壊れずに使っている事を言い。触れるかと言う問いに触れて良いの?と言う相手にはいと短く返し、不意に躊躇いも無く相手の片掌が首筋へと這うとピクと小さく身を震わせるも感触を堪能している様子の相手にされるがままに身を任せて。)
_九井 祈織
んん…そう、なんですね。
(相手の言葉に苦笑いし困った様に頬を掻き乍もつまらないかなぁ…と呟き、小さく息を吐き文机の傍らの壁に身を預けた相手から謎掛けの様な返答が来ればうーんと頭を悩ませていると胡座をかき座り込んだ相手の腕が不意に自身の腰を抱き相手の方に引き寄せられ驚いている内に背後から絡め取られ、腹の上で指同士を組み合わせ抱き締められる形になり困惑していると相手の口から出た言葉に帰る事が出来るのなら帰りたいけどずっと待ってたなんて言われては帰りたい一択なんて選べず口を閉ざすもほんの少しの沈黙の後開いては言葉を紡いで。)
……帰れるなら…帰りたい、ですよ…でも、ずっと待ってた人が居るのに帰りたい一択なんて選べなくて…自分でも今は分からない、です…。
- Re: ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL ( No.71 )
- 日時: 2024/04/28 21:59
- 名前: 和泉青戸/一夜 (ID: YzSzOpCz)
>>65
「…慣れる、か」どうやら自分はしばらく、いやこの先ずっとかもしれないが、とにかく長い間ここに居ることになるらしい。少しばかりの不安と、まあそうだろうなという諦観。小声で呟くが、他に感情は出てこなかった。状況が異質すぎるせいか、いつもよりも更に流れを受け入れるのが容易い。きっと良くない方に向かってる。他人事のように考えた。「…なに、俺の部屋があるの?」促されるまま立ち上がるも、襖を開けられて一瞬ためらう。不自然な程に明るい廊下と、血腥いこの部屋がまったく別の空間であるかのように感じられた。出た瞬間に元いた場所に戻れなくなるような、そんな気もしてくる。時間を引き伸ばそうとしたのか、無意識にそんな言葉が洩れた。…言ってしまってから、思い直す。「まあ、いいや。着いてくよ」どうせ分からないことだらけだ。少なくとも今の傷乃さんは俺を元に戻す気はなさそうだし、だとしたら俺に出来ることは情報収集とかそんなもん。それも得体の知れない地でなんてやる気だって起きないだろう。そういう人間だ。寧ろ引き返せなくなることへの恐怖だの、そのようなものがあったことに関心すら覚える。なんかいろいろ捨てたもんじゃないな、捨てたけど。それで案内に従うことにした。「…足場悪くない? 踏みそう」畳に突き刺さる刃をなんとか避けつつ襖へと近づき、ああでも傷乃さんでもある存在に『踏みそう』とか酷いこと言ったかな。最後にほんの一瞬、ちらと部屋のなかを振り返った。それで済ます。「…連れてってよ」​
- Re: ▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL ( No.72 )
- 日時: 2024/04/30 02:57
- 名前: 折化/異割 (ID: GuSqVW3T)
▼ 神庭羅夜桜 様(>>70)
─良いなぁ、僕も君みたいな人から大切にされたかった。
(触れさせて貰っていた首筋を存分に堪能したなら、双眸を細め片手を離し。幼い頃からの頂き物で今でも壊れず大切に使っていると言っていたのを聞き、悲しそうに瞳を隠すよう目を伏せ。羨むようにぽつりと呟き。そして思い出したかのように言葉を紡いで。)
あ、そろそろ自室へ戻りなよ。
▼ 九井祈織 様(>>70)
帰りたいのかって聞いてるんだけど。此方の事情を込めずにお前自身の本来はどう思うの?…今は分からない、か。
(本来想い人同士でしか起こり得ない距離感、彼の視界の片隅で揺れるは金糸のような髪。彼は不意に投じられた一石によって意思が揺らぎ、ぴたりと堰き止められ。何処か寥々たる色で告げる其れ等は此方の事情なぞ微塵も知らずとも待っていたと云う一言に切実さが垣間見えた。暫しの沈黙の後、彼に告げられる一旦の拒否は説得力を感じられず、不満気な表情を隠そうともしない儘に髪を擦り付けて。下へ視線を向けている故にくぐもった声色は慰めなど含まれていない。自分勝手な振る舞いに添えたのは尚も追求、彼が答えるにせよ答えないにせよ、性急に過ぎるのは確かで。腰を抱えていた腕の力を緩めると埋めていた顔を上げ、ぎこちない手付きで髪を撫でたのを境に僅かに腰を浮かせて。少しの移動と伸ばされた腕の行く先は彼の為に用意した文机の上、筆を取っては紙面に文字を走らせる。達筆とは言い難い字体で書かれたのは『夜具』と『夜着』、書き終えたならば軽やかな音と共に寝具類が出現することだろう。部屋中央にトスと現れた其れは素朴な布団に白一色の綿の夜着、何の変哲もない代物だが清潔さと寝心地は保証されよう。使えと言葉にすることはせず、ただ視線だけで彼のものだと促して。文机の端に肘を突き、掌で顔を預けるようにして頬杖を突く。如何やら腰を落ち着けて彼の挙動を見守る事にしたらしく、傲岸不遜な態度を崩す事なくゆっくりと瞬きを。彼が此の儘無事に寝支度を終えるのならば傍らで夜を過ごしていく心積もり。瞼は下ろされ寝言のような独り言、下手な気遣いは不器用な自身の精一杯。)この辺で勘弁してあげる。ゆっくり考えてくれていいよ、後悔してほしくないのは本当。……何かあるなら、袖でも引っ張って。
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キリが良い頃合いかと思いまして、一度回収させて頂きます…!締めのレスをして貰えたなら、此の儘異割と三夜目迄過ごさせようかとは思ってます。