大人オリジナル小説

選択
日時: 2011/05/15 11:00
名前: ムウ

そうですね、ちょっと、グロイ系入りそうな気がします
予定ですが…
悲しい物語になってたら、いいな、と思います。
悲しみが、テーマなので〜
はい、頑張ります。

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Re: 選択 ( No.20 )
日時: 2011/06/05 18:21
名前: ムウ

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「李絵〜」
「お兄ちゃん!帰ってきたのぅ?」
「ああそうだよ」
「じゃ、遊ぼうよ!」
「分かったよ、何して遊ぶ?」
「鬼ごっこ!お兄ちゃんが鬼ね!」
お兄ちゃんと呼ばれた子は笑って、
「いーち、にーい、さーん」
数を数え始めた。
「キャハハハハハ!!」
女の子は一生懸命逃げていく。
「行くよ〜」
「いいよー」
お兄ちゃんは、李絵と言う子を探しに歩く。
「こっちだよ〜」
「森の方かい?危ないからこっちにおいで」
「だーめ、そんなのずるい、」
「その森の中には、古い井戸があるって、お母さんに言われただろう」
「やだやだやだ!!お兄ちゃんがこっちに来て!」
「じゃあ、そこを動かないでいろよ」
お兄ちゃんは森へ入っていく。
女の子は、こっそり、いた場所から離れる。
そして、
「きゃ、キャアアアアアア!!お兄ちゃん!助けて!」
わざと、悲鳴を上げる。
「李、李絵!!どこだ!大丈夫か!!」
李絵は黙ったまま、笑う。
「李絵!李絵!!」
そろそろかわいそうかな、なんて、李絵は思い、
『お兄ちゃん』と、声をかけようとした。
が。
「う、うわああああああああああああああああああああああああああ」
目の前から、お兄ちゃんがいなくなった。
「お兄ちゃん!」
お兄ちゃんが消えたところに駆け寄ると、井戸があった。
井戸の底には、お兄ちゃん、だった物。
死体、屍。
「瞬お兄ちゃーん!!」
女の子、李絵は、そこで、気を失った。

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