大人オリジナル小説
- 私が存在する理由
- 日時: 2011/12/31 16:40
- 名前: 不登校少女I.
初めまして。
不登校少女Iと申します。
省略してもらっていいですよ。
いきなりなんですけどお礼を…。
「私が存在する理由」を
開いて下さりありがとうございます。
良ければこれから下に続く話にも
目を通して下されば嬉しいです。
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-
他人の不幸を、笑って喜んでいる人々に
幸せは訪れるのですか。
どうして人の不幸を笑ったり
できるのですか―?
私には理解できないのです。
人の不幸を願う人々の気持ちが。
そして理解しようとしていないのです。
人の不幸を笑う人々の気持ちを。
なぜ、そこまで人を追い詰める事ができるのですか。
平気で、ヘラヘラ笑いながら。
そこまで人が嫌いですか。
そんなに人が気に入らないですか。
自分を大切にして自分じゃない誰かのことも
―大切にしようと思わないのですか。
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*目次*
PROLOGUE↓
*>>2 ...
―――――
*「姉妹」>>9 >>10 >>13 >>14
*番外編「姉妹」>>18
*「自分」>>21 >>24 >>28 >>29 >>33
*「親友」>>36 >>41 >>52 >>58 >>
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- Re: 私が存在する理由[参照100越え] ( No.52 )
- 日時: 2011/12/23 13:27
- 名前: 不登校少女I.
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「オッハヨー♪遥ー」
「…満里奈、こいつ死んでるんじゃない?」
「死んでない死んでない。てか死んでたらウチら犯罪だし」
朦朧とする意識の中、
満里奈と数人の女子がクスクスと嘲笑う声が聞こえる。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
その笑い声が、頭に響く。
「ちょっと、起きろよ遥」
「何…」
「そろそろいいかなぁと思ってさ」
「…へぇ…。また…企んでる…」
まだ、気が済まないのか。
「どの口がんなことほざいてんだ馬ぁ鹿」
「それはこっちのセリフ」
精一杯の強がり。
本当は目を開けているのでさえ苦痛なのに。
「そんなこと言ってられるのも今のうち。
遥は沈むんだからさぁ、ねーみんな」
「プールにドボンだよ遥ぁ」
…なるほど…。
体力を奪われた今、
私がプールに突き落とされても上がって来れないとみた。
そういうことか。
「好きにすればいい。
こんなに苦痛な毎日を送るくらいなら死んだ方がマシ」
「あっそう。
そんなこと言って、どうせ、もがき苦しむんだよ」
本当に昔とは変わってしまった。
昔、こんなことがあったら助けてくれたのに。
私が小学2年生くらいのころ。
男子に"雨女"っていじめられてた時に、
満里奈が追い払ってくれた。
「来たらしばくから!」とか言って私を守ってくれたのに。
今は真逆。
できるなら、もう1度満里奈と仲良くしたかった。
Next...
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