大人オリジナル小説
- 私が存在する理由
- 日時: 2011/12/31 16:40
- 名前: 不登校少女I.
初めまして。
不登校少女Iと申します。
省略してもらっていいですよ。
いきなりなんですけどお礼を…。
「私が存在する理由」を
開いて下さりありがとうございます。
良ければこれから下に続く話にも
目を通して下されば嬉しいです。
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-
他人の不幸を、笑って喜んでいる人々に
幸せは訪れるのですか。
どうして人の不幸を笑ったり
できるのですか―?
私には理解できないのです。
人の不幸を願う人々の気持ちが。
そして理解しようとしていないのです。
人の不幸を笑う人々の気持ちを。
なぜ、そこまで人を追い詰める事ができるのですか。
平気で、ヘラヘラ笑いながら。
そこまで人が嫌いですか。
そんなに人が気に入らないですか。
自分を大切にして自分じゃない誰かのことも
―大切にしようと思わないのですか。
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*目次*
PROLOGUE↓
*>>2 ...
―――――
*「姉妹」>>9 >>10 >>13 >>14
*番外編「姉妹」>>18
*「自分」>>21 >>24 >>28 >>29 >>33
*「親友」>>36 >>41 >>52 >>58 >>
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- Re: 私が存在する理由 ( No.21 )
- 日時: 2011/12/13 21:34
- 名前: 不登校少女I.
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人々は傷つけあい、そして自らを守って行くのです。
その中に時々…
"人に優しく自分に厳しい"「人」もいることを
忘れないでください。
今回は、そんな少女のお話を紹介します。
−
「ちょっと雪帆ぉ、お金…貸してくんない?」
「…え…でもこの前渡した分で全部―「は?」
呆気なく遮られた言葉の続きを、私は言えずに俯いた。
「じゃあ、あんたの秘密バラしちゃうよぉー?」
「いいから早く渡せって!」
周りの取り巻き達が強引に私のカバンを奪い取り中身を漁る。
「なぁんだ、入ってるんじゃーんっ。一万円」
お札を抜きとり、指先で挟みピラピラさせると
カバンを私の胸元に押し付け「ありがとねぇ」と
それだけ言って立ち去って行った。
「………っ」
大丈夫。後数か月の我慢なんだから。
少しの間だけ我慢すれば大丈夫。
私、中山 雪帆は、東中学校に通う中学3年生。
今受験シーズンに入る前というこの時期に、私は何をしているんだろう。
「…そうやって人を甘やかすからこうなってるんだよ」
背後から不意に声を掛けられ、反射的に振り返る。
「篠崎さ、ん…」
「分かってるの?もうすぐ受験前なんだよ。そんなんでいいの?」
「…あ、うん。でも…仕方ないよ。私が悪いんだもん」
そう、今この状況に置かれているのは私自身のせい。
私がいけないんだ。
…
早めの就寝にします;
おやすみなさい。
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