大人オリジナル小説
- 生きてる理由。
- 日時: 2012/04/15 18:00
- 名前: 心咲#
ある人はこう言った。「貴方は何故、生きているの?」
私はこう言った。「…死なないから?」
ある人はこう言った。「何故、生きたいと願わないの?」
私はこう言った。「…なんとなく?嫌だから。」
…そう。私の生きてる理由なんて、所詮こんなもの。
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別館では初めまして。
更新遅いですが、
頑張ります。
この話は、4〜6割は
実話入ってたりします。
心咲=蛍、みたいな。
もちろん、話を作ってる
部分もありますが。
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- Re: 生きてる理由。 ( No.5 )
- 日時: 2012/04/01 19:48
- 名前: 心咲#
あー…グラグラする…
新学期恒例行事であり新学期の嫌悪行事でもある朝会。それを私たち生徒は立ったまま黙って聞かなきゃいけなくて…。疲れる。ダルい。ついでに、頭痛い。
嫌すぎる朝会を終わらせるとクラス発表だが、クラス替えがないため去年2組だった私はまた2組。うん。普通の光景だ。
体育館から教室へ戻る最中、違うクラスの実都が手を振ってきたので軽く振り返す。
教室へ行っても先生はまだ来ていないらしく、みんな好き勝手なことをしている。例えば、おしゃべり、リフティングの練習、箒と雑巾を使ったバッティングに、トランプ…。いくつかおかしいものもあるが、気にしない。私は自分の席に着くと本を読み始めた。これは話しかけられないための防御策なのだが、
「おはよー、蛍」
彼女、佐々木奈海には効かないらしい。
「はよ、奈海」
短く返す。音にして4つ。
「何読んでるの?」
「本」
「何の本?」
「小説」
私は徹底して短い返しをする。何故なら、彼女とはウマが合わないというか…、とにかく私は彼女を嫌いなのだ。嫌いな人と仲良くしゃべるなんて性格悪い、と思うかも知れないが、違うのだ。奈海が“勝手に”私に懐いているのだ。私は奈海を嫌い。でもそれを奈海は“知っている”。
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