大人オリジナル小説

生きてる理由。
日時: 2012/04/15 18:00
名前: 心咲#

ある人はこう言った。「貴方は何故、生きているの?」

私はこう言った。「…死なないから?」

ある人はこう言った。「何故、生きたいと願わないの?」

私はこう言った。「…なんとなく?嫌だから。」

…そう。私の生きてる理由なんて、所詮こんなもの。

__________
別館では初めまして。
更新遅いですが、
頑張ります。

この話は、4〜6割は
実話入ってたりします。
心咲=蛍、みたいな。
もちろん、話を作ってる
部分もありますが。

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Re: 生きてる理由。 ( No.3 )
日時: 2012/03/27 23:44
名前: 心咲#

その日部活を終えて家に帰ると、リビングのテーブルの上に、見慣れぬモノがあった。恐らく、俗世間では“パソコン”と呼ばれるソレが。そしてそれは、私が前々から欲しい、と思っていたモノで。

「お母さん、コレ…パソコン買ったの?」
「んーとね、お父さんがパソコン変えるっていうから、お古もらったの。」
「そうなんだ!私も使っていいの!?」
「うん。お父さんは使わないから、お母さんと貴方の共用よ。」
「やった!」

今まで我慢していたけど、これからはパソコンが使える!!

早速起動させ、あるサイトのトップページを開いた。前から興味のあった“SNS”。

「これ、やっていい?」
「ん?無料ならいいんじゃない?」

そんなやりとりを経て、私はそこに会員登録した。

そのサイトを始めて約2ヶ月。私は毎日そこへ行くようになっていた。1日でもやらないと落ち着かない。気がすまない。
帰ってすぐパソコンをつける。そのままずっとやり続ける。帰ってすぐにやらないと夕飯後になるが、そうすると、深夜までやり続ける。
寝る時間も、夏休み以降グッと遅くなった。だが母は、何も言わなかった。
「やめなさい」とも、「早く寝なさい」とも。

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