大人オリジナル小説
- い じ め
- 日時: 2012/04/28 19:48
- 名前: 流利
ある人の小説を見て、読む側だったのですが、書きたくなってきました!
あまりグロテスクじゃないと思います。
頑張るのでどうぞよろしくお願いします
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- Re: い じ め ( No.29 )
- 日時: 2012/07/08 22:28
- 名前: 美嘉
もうどうしていいのかわからない。
今まで私は、それなりに努力してきた。そしてその努力があるからこそ自分が『女王』なんだと思っていた。
でも少し違うみたいだ。
朝起きて、パンの耳をかじりながらそんな事を思う。
羽凪は私を女王だとは思っていない。はたから来たならそう思うだろう。
でも解らない、アイカに会って、茉莉に天ぷらを投げつけられて、そうして気づいた事があるはずなんだ。私には。でも気づいたはずの事に自分が気づいた事を認めるのが怖いのだ。
小さい頃から私は才女と呼ばれ持て囃された、でも違う、私には何もない。勉強なんて誰だって努力さえすればできる、でも私には『才能』がない『才能』を努力で埋めることしか出来ない。皆みたいに、料理上手だったり、絵や裁縫が上手だったり、そういった物を私は持っていない。
――私には何もない――
「そんな事はないわ」
俯いていた顔を上げると、母が立っていた。
「料理上手な子も、きっと何もしてない訳じゃないわ、毎日練習して、したからこそ料理上手だって胸を張って言えるのよ。なら貴女が勉強ができるのは『才能』になるんじゃないかしら?」
「マミー……」
「今貴女は迷っているわね?貴女は何をしたらいいのか解らない。そうでしょ?」
「マミー……」
「なら、そんな迷いはお捨てなさい。貴女の心の中では本当の答えが出ている筈よ」
「マミー……」
「貴女の考えた答え、それが正解よ、ううんそれが正解になるように歩むの、その考えが、今後貴女を動かす道になるわ」
「マミー……」
「貴女の道を……お行きなさい」
母が部屋を出ていく。
「私のやりたい事か……」
そうか……もう私には答えが出てるんだ。私がやるべき事をやればいいだけなんだ。
私はそのまま、何もせずに二度寝した。今週一杯は学校休もう。皆〜お休み→☆
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