大人オリジナル小説
- (仮)強がり
- 日時: 2013/03/04 22:42
- 名前: 黒猫モンゴル
プロローグ
今日の次には必ず、いつものように明日が来る。
そう信じてた。
菜実、もし、会えるなら
私は何だってするのに。
会いたいよ…。
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- Re: (仮)強がり ( No.28 )
- 日時: 2013/05/29 18:45
- 名前: 黒猫モンゴル
「今日、1stが私1人で、2ndが3人だって。」
結果を待つ、個人練習中、詩音先輩が私たちに言った。
「はは…。」
私は笑うとともにその場に泣き崩れた。
オーディションなんて、やる意味ないよ…。
だって、メンバーは1stが詩音先輩、2ndが茜先輩、ピッコロが麻衣先輩なんでしょう?
だから、そういうセクション分けにしたんでしょう?
メンバーになれないことくらい痛いほどにわかっている。
でも、そういう風に遠まわしに言わないで欲しい。
「恵那、大丈夫?」
春奈先輩が声をかけてくれた。
「ねえ、泣いているの?」
私はだまってうなずくことしかできなかった。
「私はいつも麻衣に負けてばかり。でも、今回だけは麻衣には負けたくなかった。」
そういって、春奈先輩も泣いていた。
私は春奈先輩の気持ちがよくわかる。
だって、同じ学年の友達は出ているのに、自分1人だけ出られないなんて…。
それはとてもつらい。
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