大人オリジナル小説
- 【カゲプロ】恋小説書きまくろう会
- 日時: 2016/08/12 18:30
- 名前: かこたん
初めまして!かこたんです。
題名の通り、カゲプロ恋小説を書きまくりたいと思います!
恋小説ですが、日常系ほのぼのとかもありです。
(もちろんシリアスもOK)
私以外にもどんどん書いてくださってかまいません!
BL、NLもありです。
R18指定もOK。
CPもどうぞご自由に!ちなみに私が好きなのはカノキドです。
とか言いつつ最初に書くのはセトマリなのですが。
いきなりR指定入ります…
駄作ですが、感想などもらえると励みになります!
では次から始まります
- Re: 【カゲプロ】恋小説書きまくろう会 ( No.7 )
- 日時: 2017/01/03 02:14
- 名前: 碧龍
えぇと、全然更新されてなくてちょっと寂しいです......
書きまくろう!なのに......
blとシリアス、また、誰が書いてもおkということなので書かせていただきますね((俺なんかがおこがましいですが。
遥伸 (二人は付き合ってますよ)
遥視点
シンタローが風邪をひいちゃったんだ。
僕はお見舞いにいくために、シンタローの家に向かって歩いてる。
どんよりした厚ぼったい雲が空をおおいつくしていて、
雨のにおい、っていうのかな。なんか湿った空気。
僕は手袋に包まれた手を擦りあわせ、白い吐息を目で追いながら
シンタローのことを考える。
6ヶ月前のこと。
蒸し暑い校舎の中、僕がシンタローに告白した。
シンタローは真っ赤になりながら、俺も......好き......ですって語尾が弱まりながらも
言ってくれたんだよ。録音したっかったな。
その一週間後、初めて二人きりででかけたんだ。
人通りの少ない道でちょっとだけ手を繋いだ。
一ヶ月後ぐらいには、軽いキスもするようになったよ。
頬を染めて目を瞑るシンタローが可愛くて爆発するかと思ったなぁ。
三ヶ月後には、シンタローがね、泣いたんだよ。
どうやら僕が貴音と仲良く話してるのを見て不安になっちゃったらしくて、
本当は、俺のこと好きじゃないんじゃないですかって泣かれちゃってね。
そんなことあるはずないのに。
でも、悪いことしたなぁって思ってその時初めて抱きしめあったし、深い方のキスもした。
つい一ヶ月半前には
シンタローの処女をもらったよ。まぁ、シンタローは勿論男だから処女っていう言い方は正しくないかもだけどね。
僕のモノで嬉しそうに喘いでるシンタローを見ていたらまた爆発しそうになっちゃったよ。
いつも爆発しそうになってばっかりだな僕。
気づいたらシンタローの家の前に着いていた。
僕は、インターホンを押して、シンタローが出てくるのを待った。
ふと、空を見上げると
頬に冷たいものが触れた。
不思議に思い、手で頬を触ると
手袋の色が一部、濃くなった。
あぁ、雨か。
そう気づいて、僕は傘を持っていないことを思い出した。
どうしたものかなと、困ってまた空を見上げる。
はら。はら。はら。
あれ、なんだ。雨じゃないな。雪だったのか。
綿のようにはたまた、散った埃のように
はらはらはらと落ちてきては、物にあたり、消えていく。
儚くも魅力的な白い降水物に何故か親近感を覚え、
上を向いたまま瞼を下ろした。
[............ドア開けるの遅くなって、ごめ......ッ!?先輩!?]
シンタローが驚く声に、冷えきった瞼をゆっくり開ける。
途中で目に、雪解け水が入ってきて痛かった。
僕はチクチクする目を、手袋を外した右手で擦りながら、シンタローの方をむく。
冷えて硬直した筋肉ではあまり表情がつくれないことに気づいた。
笑おうとしてるのに、ひきつってしまう。
困ったなぁ、なんて考えているとシンタローが長靴をカポカポいわせながら走り寄ってきた。
でも、やっぱり体調がよくないらしく、よろよろとした足取りだ。
なんで長靴履いてるんだろうなって思ったけど、多分玄関に置いてあったものを適当に履いてきたんだろうなって思う。
前にそんな話をした気がするもん。
僕は知らない間に、家のなかに案内されていて、炬燵に入らせてもらっていた。
ご両親とモモちゃんはお仕事らしく、家にはシンタロー一人。
僕は小さい頃、一人で入院してたときのことを思い出して
シンタローは寂しくないのかなって不思議に思った。
[あ、シンタロー!そんなに動いちゃ駄目だよ!]
僕にお茶を出そうとしてくれてたシンタローだが、さっき寒い中、外に出てしまったせいもあってか、具合が悪そうだ。
律儀にお茶をだしてくれようとしたシンタローの優しさがとても嬉しかったけど。
僕は具合悪そうなシンタローをお姫様抱っこして、階段をのぼり、シンタローの部屋のベッドに
シンタローを下ろした。
[......っう...ごめ、んな......迷惑かけて......]
苦しそうなシンタローを見て僕の心も苦しくなる。
その風邪、僕がかわってあげたいよ。
ふと、シンタローに視線を向けると
はだけたパジャマから透明度の高い白い肌が惜し気もなくさらされ、
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返しながらほんのり色づいた頬、
よくみると、ちょっと汗もかいている。
間近でこんな姿のシンタローを見て、我慢できるはずないよ......
[......は、はるか...先輩......ッ!?]
立ち上がった僕は、ベッドに横たわるシンタローの、顔の横にそれぞれ手をついて肘を曲げた。
僕はそのままシンタローの、薄くてやわらかい唇に自分の唇を重ねた。
シンタローはしばらく呆然とキスを受けていたが、
少しすると、いきなり僕の肩を押した。
[......ん...はぁっ......先輩、風邪うつったら......どうするんですか...]
顔を紅くさせて、ちょっと怒り気味に
でも少し残念そうにシンタローは言った。
[......シンタローが苦しむくらいなら、僕にうつして僕が苦しむほうがいいよ]
僕は本音を言いながら、再びシンタローに顔を近づける。
すると、行く手を急に阻まれる。
シンタローが両腕をバッテンにしてる。
[......シンタロー......そんなにキスしたくないの......?]
落ち込み気味に言うと、シンタローは腕の間から困ったような眼差しを向けて言う。
[......したい、けど...先輩にうつすのはイヤです......]
強情だなぁなんて思いつつ、一つため息をつく。
あんまりこういうのは得意じゃないんだけどなぁ。
できるだけ低く、甘い声で。
[......キスさせてくれるまでやめないから、覚悟してね......?]
シンタローが息をのんだ音がきこえた。
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長文失敬。
続きも書きます。