大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- ◆カゲプロ小説◆【リク募集中!!】
- 日時: 2016/03/24 19:20
- 名前: always
カゲプロ小説書いてきまーす!!
作者はカノが大好きです、セトも大好き、、(^q^)
いや、、嫌いなキャラなんてない!!
リクエストについては↓
【病(闇?)・R18・GL・BL〜】何でも書きます!
荒らしについてはUターン&無視
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- Re: ◆カゲプロ小説◆【リク募集中!!】 ( No.28 )
- 日時: 2016/04/01 19:20
- 名前: always
キドside
「楽しみだね!キド!シンタローの家にモモちゃんいるの?」
マリーが目を輝かせてルンルンで歩く。
『そーですよ!』
「あぁ、、。」
「どうしたの?キド、何かあった?」
「いや、、カノの奴の様子が変な気がしたんだがな。」
『え!?いつですか!?』
「さっきぶつかった時、本当にちょっと当たっただったのに、、。」
尻餅つくほどじゃない。
具合でも悪かったのだろうか?
妙にいつもより明るかったし。
「転んだ時?」
『寝ぼけてたんじゃないですか?』
「そう、、かもな考えすぎか。」
「団長さーーん!!」
少し遠くに如月が手を振って立っていた。
「モモちゃんだ!」
「あ、マリーちゃん!」
その隣にはシンタローもいた。
「シンタロー、ついてくるのか?」
「なわけねーだろ、何で男が女子の集まりに喜んで関わるんだが。」
「ずっと引き込もるからアジトに行けって言ったんです。」
「そうか。」
「じゃ、行きましょう!団長さん!お兄ちゃん、家に帰っちゃダメだよ。エネちゃんに着くまで見張ってもらうからね!」
「わかった、わかった。」
「シンタロー。」
「ん?何だよ。」
「家に着いたらカノの様子見てきてくれないか?」
「はぁ!?あいつの!?」
シンタローが顔を歪ませた。
「頼む、俺に免じて。」
「、、、!、、、わーったよ、でも何でだ?」
「いや、具合悪いかもしれない、、からよ。じゃあ、頼むな。」
「お、おう。」
シンタローside
「、、、何なんだよ、全くよ。」
モモから預かった鍵を指でクルクルと回す。
「はぁ、、着いた着いた。」
107と書かれたアジトのドアに手をつけた。
「し、失礼しまぁ〜、、、す。」
ドアをゆっくりと開けて一歩進む。
「だ、誰かいないのか?」
カノはいるの、、、か?
「おい、カノいないのか?」
一階の共同スペースを覗いたがテレビがついているだけだった。
自分の部屋にでもいんのか?
ってかカノの部屋何処だよ。
「カノー!おい!カノ?」
おいおい何かあったのかよ!
- Re: ◆カゲプロ小説◆【リク募集中!!】 ( No.29 )
- 日時: 2016/04/01 22:31
- 名前: always
カノside
玄関が開く音が聞こえて目が覚めた。
「おいカノ、いないのか?」
シンタロー君!?な、何で、家にいたんじゃないの!?
「カノー?」
どうしよう、どうしよう、どうしよう、、。
「如月ちゃん、、かぁ。」
何てことしてくれた、、。
「っく、、!」
このまま寝ていたかったのに。
また、頭痛が始まった。
「返事くらいしろよ〜、、どこだよ!」
熱上がったな、、、、絶対。
まだ大丈夫だよな、うん。
『ガチャン』
「あっれ〜?シンタロー君?」
「あ、何だよそこの部屋か。」
「そこ、、キドの部屋だから半殺しにされるよ?いや、殺され『バタン』
「珍しいね、シンタロー君が自分から来るなんて。」
「モモに監視されてんだよ、笑い事じゃないぜ本当に。」
「、、、で?何でわざわざ僕、、捜してんの?」
「団長から言われたんだよ。お前が様子おかしいって。」
「え?キドが?」
、、、やっぱりバレちゃうんだなぁ。
「何のこと?僕はこの通り元気だし。」
「ならいいけどよ。」
「キドも心配性なんだから♪」
「あ、テレビつけっぱなしだったぞ?」
シンタロー君が共同スペースの方に行くのか後ろを向く。
「あぁ、そうだったね、消しときゃなきゃね。」
ここでついていかないと怪しまれるかな?
「そうか、俺消しとくぞ?」
「いやいやいいよ!僕もいく、、よ。」
あぁ、、言うタイミングを逃してしまった。
シンタロー君と僕で離れてソファに座る。
読む気にならない雑誌をめくりソファに身を預ける。
「コホッ、、。」
つい我慢ができずに小さい咳が口から漏れた。
「ん?どうした?」
「いや、べ、別にな、何もないよ!か、花粉症!」
「今は花粉症の時期じゃねーだろ?」
さすが、、引き込もってるだけ外の情報知ってるのか。
「ただ、むせただけ。」
精一杯の。
僕の大嫌いな大嫌いな笑顔で誤魔化す。
「ふーん。」
「な、何その顔。怖いんだから〜。」
「お前、能力使ってないよな?」
う、妙にしつこいな。
「使ってないよ〜!ひどいなぁ。」
さっきから能力を使っているせいか体がダルい。
「でも汗でてるぞ?」
うっ、、ヤバい、ヤバい、欺ききれてないよ。
「ちょっとこっち来い。」
「や、やだ。」
「熱測れ。」
「い、いいって!」
急いで立ち上がったのが間違えだった。
「お、おい!!カノ?!」
も、無理、、、、。
あぁ、、ミスちゃった。
僕はいつだって
何もできやしないのだから。
- Re: ◆カゲプロ小説◆【リク募集中!!】 ( No.30 )
- 日時: 2016/04/03 21:09
- 名前: always
シンタローside
え?え?え?え?え?
倒れたよ?倒れたよ?倒れたよ?
ど、ど、どうすれば!!
え?何?何で?
「、、、落ち着け、伸太郎。」
こういう時ってこいつの部屋に運ぶのか?
いや、無理。
無理、無理、無理。
無理だろ。
俺の体力じゃ無理。
【団員No.7】
【如月伸太郎】
【無職】
【童貞】
【非力「っざけんな!、、ってこいつ何だ?風邪か?」
カノの額に手を当てた。
「熱!!熱ッ!?」
何だよ!熱あんじゃねーか!
お、温度計ってどこだよ!
、、、こいつ。
我慢してたんだ。
能力、、、いつも使ってるって本当だったんだな。
団長、、キドが心配する訳だ。
馬鹿野。
- Re: ◆カゲプロ小説◆【リク募集中!!】 ( No.31 )
- 日時: 2016/04/08 12:20
- 名前: always
『鹿野さんの家、虐待してるんですって。』
虐待?
『毎晩子供の叫び声が聞こえるんですってねぇ。』
何で?
『何か割れた音や怒鳴り声とか聞こえるのよ。』
何でそんなこと言うの?
『いつも長袖着ているもんねぇ?』
母さんは優しいよ。
『傷、隠してるんじゃないの?』
僕が悪いんだ。
『きっとそうよ、いつも笑ってるもんねぇ。』
僕が不良品だから。
『大丈夫ってニコニコ笑ってるのよ、あの子。』
母さんを怒らせるから。
『顔、傷だらけだもんねぇ。』
僕が
『まだ若いのに嫌ねぇ本当に。』
僕がいけない子だから。
『ったく!外に出るなって言ったわよね?』
バシッと鈍い音が鳴り僕の頬がじんじんと痛む。
『何で母さんの言うこと聞かないのよ!』
『ご、ごめな、さ、ごめんなさい。』
『あんたのせいで近所に言われるのは私なのよ!』
『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。』
震える手を握って声を絞り出す。
『、、、、、う、いい。』
『母さ、ん、ごめんなさい。』
『もういい。』
『っ、、!!』
母さんが玄関から僕を突き飛ばす。
『かあさ、ん?』
『もう帰ってこなくていい。』
冷たい目で僕を見下ろして母さんはドアを閉める。
『ごめんなさい!母さん、ご、ごめなさい!』
『うるさいわよ!』
ドアを叩いては泣いて謝った。
『ごめんなさい!もう、外には出ないから!』
『ごめんなさい、、!』
空が真っ暗に染まる頃には玄関に座り込んでいた。
『、、、、寒い。』
霜焼けだらけの裸足を手で覆い小さく丸まる。
『ごめんなさい、、。』
寒さを惑わすように僕は目を瞑った。
『、、、、あれ?』
夢?
ドアを開けて居間を覗く。
『母さん?』
窓を見ると夕焼けの光が差し込んでいた。
『母さんのカップ?』
母さん、出掛けたのかな?
その瞬間、ドアが勢いよく開いた。
『ひ、、、っ!』
『カシャン!』
『あ、ぁ。』
どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう。
『修哉?』
『母さっ、、』
母さんの目が一瞬、大きく見開く。
『ごめんなさい、カップ、割っちゃって、、!』
喉が掠れる。
心臓の音がばくばくと耳に騒音のように響く。
『、、、、いいわよ。』
『え、、。』
すると母さんはいきなり僕を抱き締めた。
『修哉は母さんを裏切らないわよね?一緒にいるわよね?』
『か、かあさん?』
『修哉は母さんを嫌いにならないわよね?一人にしないわよね?』
『うん、、いかないよ?母さん、僕、カップ買ってくるね。』
『え?』
『新しいの買わなくちゃ。』
『修哉、、。』
『ごめんなさい、すぐに買いにいくね。』
母さんが手を離したので後ろを向いた。
『行かなくていい!』
母さんが僕を引き止めた。
『どうしたの?母さん?』
『家にいて、いなくならないで。』
そう言った母さんの声はいつもと違い震えていた。
『いなくならないよ。』
『母さんの子だもん。』
あれ?
僕、カップ買いにいって、、、。
『逃げて!』
何で母さんが倒れているの?
『修哉、、逃げ、、。』
血まみれの母さんが僕の上に被さる。
何で
『金になりそうなもん持ってるじゃねぇか。』
何で
『あああああああ!!!!』
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