大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- FINAL FANTASYでぐだぐだ書く。
- 日時: 2017/01/20 22:08
- 名前: 月音
こんにちは、月音です。
今回はFFのBL小説を投稿させて頂きます。
ただ……一つ断っておきたい事がございます。
私、今のところ、FFのゲームをプレイした事が残念ながらありません。
シアトリズムのみです。
いえ、小説も攻略本も読みましたし、ストーリーもあらかた存じています。
DVDも見ました、CDも全部聞きました。
ただ時間が無く……プレイ出来ずにおります。
おまけに守備範囲がひどく狭いです。
ですので、設定がおかしかったり、口調が違ったりしてしまうかも知れません。
広いお心で読んで下されば、これ以上の幸福はございません。
……そうでした。
私はFFのストーリーやキャラクターも大好きですが、
それと同じくらいに曲が大好きです。
なので、曲に勝手に歌詞をつけています。
それも投稿していきたいと思います。
では、どうぞよろしくお願いいたします。
- Re: FINAL FANTASYでぐだぐだ書く。 ( No.18 )
- 日時: 2017/02/03 21:01
- 名前: 月音
途中ですがオリジナル歌詞ぶっ込みます。
はるかなる故郷(X)
遠い山を越え海越え
空の彼方も野原も越え
道振り返る暇もなく
はるかなる故郷(こきょう)思い出に
あの日失ったすべても
あの日手に入れたすべても
あの日同じ夢見た友も
はるかなる故郷に日は暮れ
- Re: FINAL FANTASYでぐだぐだ書く。 ( No.19 )
- 日時: 2017/02/04 22:34
- 名前: 月音
久遠(]-U)
波、ゆれ、空、みえ、地を、ふみ、星、よみ……
ふわり、ふわり、笑って。
きらり、きらり、太陽輝き。
ながい、ながい、夢から今。
さらり、さらり、キミが消えてゆく。
音、光、旅、祈り、友、水、永久(とわ)、花。
夢から覚めた後もまた。
キミを探し待ち続ける。
久遠の月日求めて。
ぽとり、ぽとり、零れて。
ひらり、ひらり、舞って送るの。
とおい、とおい、場所へほら。
みんな、みんな、去ってゆくから。
音、光、旅、祈り、友、水、永久、花。
キミに会いにいくよ……
ザナルカンドにて(])
捧げよ祈り
夢見よ子らよ
遠き日々の思い出
全て飲み込む
もう二度と戻れぬもの
深い夢溺れ祈る
永久(とわ)の螺旋繰り返し
誰の為なのか知れぬまま
希望消えた世界
陽が落ちて闇へ
罪が沈む海
秩序壊し混沌へ
もう二度と還らぬ人
深い絆結んだ夜
永久の螺旋解き放つ
君が為我朽ちぬとも
夢覚めた世界
月が照らす地
祈りの歌乞う
僅かな希望手に
- Re: FINAL FANTASYでぐだぐだ書く。 ( No.20 )
- 日時: 2017/02/05 13:39
- 名前: 月音
そんな事をかいつまんで、枝葉を切って、人名や地名や細かい事を色々ぼかして、レノ様に話した。自分でもあやふやで、支離滅裂で、分かりにくかったと思う。それでもレノ様は真剣な表情で聞いて下さっていた。
「……悪かったな、と」
話し終わると、そう仰られた。何の事か分からなかったが、言われて気付いた。
「あの時、家族ごっこなんざヘドが出るとか言ったのは、俺だぞ、と。むしゃくしゃしてて、優しすぎる彼奴に腹が立ってた。俺も八つ当たりだったな、と」
「私だってそうでした。言われて、納得しましたから。あの時は失礼致しました」
「止めろよ、そういうの。いい」
ばつが悪そうに顔を背けられる。多分冷静になってからずっと気に病まれていたのだろう。優しい方だから。それにしても、全然気付かなかった。悪い事をしてしまった。
「そうだ……彼奴の墓だけど。死体は本社が勝手に処理したみたいで、分からねえんだ。ただ、気持ちだけでも、って形は作ったんだぜ?確かあの……ほら、クラウドがよく居る教会にある筈だ、と。エアリスかクラウドからそう聞いたぞ、と」
「本当ですかっ?それは……ずっと参りたいと思っていたのです」
「そうか。良かったな、と」
くしゃりと頭を撫でられる。
「ところでお前、いくつなんだよ、と」
「それは、秘密です」
レノ様と話すと、沈んだ気持ちが少しだけ楽になった。お兄ちゃんが私の晴天なら、レノ様は私の月だろうか。暗い夜でも柔らかな光で道を照らしてくれる。
その光に導かれ、私は翌日、その教会を訪れた。
その前にセブンス・ヘブンに行き、クラウドからも話を聞いた。私がザックスの義兄弟だと知った彼は、驚きながらも何故か納得していた。昔と変わった雰囲気が、言われてみれば何処と無くお兄ちゃんと似ていたらしい。私の中にお兄ちゃんが生きているような気がして、嬉しかった。
クラウドは、お兄ちゃんの最期を看取ったそうだ。自分を助ける為に神羅兵の手に掛かった事を、ずっと悔いていた。それでも最期の言葉を胸に秘め、生きてきたのだと言う。
「ザックスは……『夢を抱き締めろ。そしてどんな時でもソルジャーとしての誇りは手放すな!』って、俺に言った。『俺の夢と誇り、全部やる』とも。だから、俺が……彼奴の生きた証だ。もう、忘れない」
その時のクラウドの瞳は、この間とは違って未来を見据えていた。ソルジャー特有の青い瞳を晴れさせたのはお兄ちゃんだと思うと、やっぱり彼は約束を破らない人なのだと思った。
教会には仕事を終えてから来たので、かなり暗く人気がない。天窓からうっすらと月光が射し、壊れた床下から生えた綺麗な花とそこに溜まった澄んだ水を照らし出している。その教会の一番奥に、大きな剣──バスターソードがあった。アンジールさんが持っていて、お兄ちゃんに託し、更にクラウドが受け継いだバスターソードが、ここにある。多分、クラウドが墓標代わりにしてくれたのだろう。かなり使い込まれた跡のあるそれにそっと触れる。峰打ちにされている。誰の代でそうなったのかは知らないが、優しい仕事だ。思わず微笑んだ。
「お兄ちゃん……久しぶり」
ぽつりと呟く。
「昨日、レノ様からお話を伺ったよ。そんな事があったんだ。また帰って来るって約束は守ってくれなかったけど、最初の約束、守ってくれた。これはクラウドに聞いた。全部許すよ。でね、私、約束を果たしに来たんだ」
そう。来れないのなら、自分から会いに行く。バスターソードから離れ、水の近くへ行く。そこに足を浸し、語りかける。
「きっと聞いてくれてる。そう信じて、歌うよ。……Little Traveler」
優しい気持ちで歌う。今でも、何時でも、空を見上げればそこにお兄ちゃんはいる。雨の日も曇りの日も、その上には空がある。悲しむ事はないのだ。クラウドも時々お兄ちゃんを感じると言っていた。そうだ。彼の中にお兄ちゃんは生きていた。生きた、証だ。
さあっと一陣の風が頬を撫ぜた。
『お前も、俺の生きた証だよ。夢と誇りを持って、生きろ』
「……!」
聞こえた。
今、確かに、お兄ちゃんの声が。
背中にあの時と同じ温もりを感じる。
私は頷いて、心から、笑った。
「うん、分かった」
彼が輝いて見えるのは、なかに美しいものを持っているから。
私達が、それを知っているから。
大切なものは、目に見えない。
心の目で、見るんだ。
自由の代償
遠い日々を思い返す。歌にして忘れずに。
あの夢のよな日々を照らす
強い心の晴天の下
僕らは笑い 僕らは泣き
例えそれを失っても
思い出だけは変わらぬまま
君の事を見つめてたい。
君の誇りと君の夢とを
この胸に抱き締めて 僕らは行くよ。
君に貰ったこの命の先は
誰かを助け 守る為に使おう。
英雄より天使より 空が眩しく輝いた。
青い瞳と黒い髪と
白い心 持ち合わせて
皆を包み 微笑んでた
君の翼 見えていたよ。
真実を知り 嘘を嫌い
自由求め 空に還った。
翼広げて 空に羽ばたく君を
見ている事しか僕には出来なかった。
澄んだ水をまだ咲かぬ花に与えて
育てと願うように、君を愛していた。
END
- Re: FINAL FANTASYでぐだぐだ書く。 ( No.21 )
- 日時: 2017/02/05 21:30
- 名前: 月音
あとがき
ザックス・フェアは本当にいい人だと思う。根本から善人。一番人間くさくて、一番現実にはいない人。こんな人がお兄ちゃんだったらなーとか思って出来たのがこれでした。
大分長くなっちゃった。満足満足。歌も入れられたし、主人公くんの設定がチラ見せ出来た。そうそう、Little Traveler聞いてから『あの時の王子くん』を読んだから、最期パロッてしまいました。ごめんなさい。ああ……レノ様が上司か先輩でザックスがお兄ちゃんで、クラウドが従兄弟だったら人生最高ですな。いや、ある意味辛いかも。禁断の恋(笑)
CCもZもやってない私が書いたから、辻褄合わないわ設定が苦しいわ、口調はおかしいわって突っ込まれそうですけど、自己満足だからいいのです。ザックんはね、ゴンガガを離れて一人暮らししてるって事にしといて下さい。いいでしょう?
個人的にセフィロっさんともっと話したかった。難しいよ、にわかには。
レノ様、クラウド、ザックス、レノクラとザックラは書いたから、次はもうないでしょうか。何か書きたくなったらまた主人公くん出して続きとか書くかも知れません。
有り難う御座いました、と。