大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- D灰【BL短編集】
- 日時: 2017/08/06 05:21
- 名前: 月の明
神田ユウ、アレン・ウォーカー、ラビ、クロス・マリアンを中心に書く予定です。
R18久しぶりです。小説の18は初です。
亀更新ですがコツコツ書き留めていきます。
主なカプ
神田×アレン、神田×ラビ、アレン×神田、アレン×ラビ、ラビ×神田、ラビ×アレン。クロスマリアンはその時々で。
では、はじめます!
- Re: D灰【BL短編集 ( No.36 )
- 日時: 2017/09/09 12:09
- 名前: 月の明
「…はい、たくさんあげますから、美味しく味わってくださいね!」
ラビの耳元で囁きを残し、アレンは自身の起立を強引に押し込んだ。
「…っ、ぁぁん、ゃ、ぁああ!」
熱くとろけた内壁が抵抗する事はなかったが、強烈な快感がラビの感覚を犯さずにいるわけがなく、切なく喘ぐ声がラビの喉から自然とこぼれ落ちた。
その感覚は張りつめていたラビの起立をも刺激し、体内の熱を吐き出させる。
ラビの肌を白く汚した熱を見つめ、アレンは嬉しそうにラビを見つめた。
「今日は随分感じやすいですね。いつもより、感じてる?」
意地の悪い笑みを浮かべるアレンに、ラビは惚けたように疑問を投げかけた。
「いつ…も、よりっ、…て、んっ…、ぁは、俺、は…いつも、アレン…とすると、っ…感じて、るけ…ど?」
ラビの曇りのない言葉に、アレンは羞恥と愛しさで本能にまみれてしまいそうになる。
なぜなら、普段からアレンに感じてくれているのなら、思いが重なりあっているなら、媚薬なんて必要なかったのかもしれないから。
確かに普段はこんなに甘くねだってくれないが、普段からアレンを感じて思いが重なりあっているなら、アレンはそれで満たされてしまう。
- Re: D灰【BL短編集 ( No.37 )
- 日時: 2017/09/13 02:43
- 名前: 月の明
「っ、…ラビ、ずるいですよ」
アレンの言葉に、ラビは朧気な意識で疑問を浮かべる。
普段以上に感じやすい身体、アレンから伝わるつながりの確かな感覚と重なり混ざりあう熱が、ラビの意識を今にも奪ってしまいそうだった。
それでも愛しい恋人の言葉を記憶に止めたくて、ラビの指先がアレンの頬を撫でる。
「…っ、ぁ…な…に?アレ…ン、教えて、ほし…ぃさ……」
見つめる熱に犯されたラビの瞳に、アレンはより力強く肌を重ねてしまう。
「ラビ…、ラビ…っ、愛しています、こんなに僕を夢中にさせるのは、ラビだけですよ…」
激しい行為に乱されて、もう、おそらく意識も消え去りそうなはずだろう。
それでもアレンの思いを最後まで知ろうとするラビの貪欲さは、どちらが食べられているのかは、もはや分からない。
「ぁ…ぁん、…ゃ、もう…俺っ」
限界が近いのだろう。
ラビがアレンに縋るよう、願いを請う。
「っ、僕もです…中に、出して良いですか?」
普段なら間違いなく嫌がるのだが、今日なら許してくれるかもしれない。
もちろん許されなくても、たまにわざと出してしまう事もあるのだが、たまにはラビから許しを得たいと思った。
「…っ…ぅ、な…か…?………ぅぅ」
- Re: D灰【BL短編集 ( No.38 )
- 日時: 2017/09/15 02:00
- 名前: 月の明
僅かに悩んでいるのかなかなか返事をくれないラビに、アレンは急かすようにラビの起立を指先で弄ぶ。
「…ねぇ、ラビ?早く答えてくれないと、もっとラビのココ、虐めちゃいますよ?」
「っ、ゃ…ぁ、っあ、だめ…ぇ」
水音をわざとたてアレンがラビの起立を手のひらで擦ると、ラビの瞳に涙が滲んだ。
その吐息混じりの声が、よりアレンの本能を刺激する。
「駄目?なぜですか?ラビの体はこんなに喜んでいるのに…」
吐息を混ぜ合わせ耳元で囁くと、ラビの身体がビクンと反応した。
胸元の尖りも薄紅をより濃い紅へと色を変え、下肢は僅かに震えてる。
「ん、ぁ…っ、ぅ…もう、あれ…ん、出して…いぃ…からぁ」
観念したかのようなラビの言葉に、意地の悪い笑みを浮かべたアレンは、ラビの首筋を甘く噛み微笑む。
「っ、わかりました…、たっぷり飲み干してください」
律動を激しくしたアレンに、切なげに頷く。
「…っあ、ゃ、も…ぅ、ぁ、あっぁ!」
「っ…ぅ、ん」
ラビが身体を白濁で濡らしたのとほぼ同時に、アレンは本能の熱をラビの奥底に流し込んだ。
「ほら、しっかり飲み干してくださいよ、おかわりはまだまだありますから」
- Re: D灰【BL短編集 ( No.39 )
- 日時: 2017/09/15 02:25
- 名前: 月の明
アレンの絡みつくような声に、ラビは熱に犯され微笑む。
「…ん、は…ぁ、ん、もっと、欲しいさ、アレン…」
強請るようにアレンの肩に腕をまわすラビに口づけをし、アレンは窓の外に視線をむけた。
夜闇はいまだ薄くなる気配はない。
もう少し、この愛しき兎を味わう時間がありそうだ。
互いの体液をソースに、とろけるほどの身体に本能の熱炙り、今宵のメインディッシュをゆっくりと、アレンは堪能したらしい。
end